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      <title>コラム｜厩務員ブログ　馬つくりびと</title>
      <link>http://www.passet.jp/umatukuri/</link>
      <description>umatukuri</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Mon, 21 Dec 2009 12:37:48 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>中村騎手の容態について‏【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[中村騎手の容態について簡単ではありますが、本人に代わってお伝え申し上げます。<br>
<br>
<br>
昨日の落馬で『意識がなくなったけど生きてる』との事。<br>
『（検査結果が）良かったら昼くらいに退院したい』と意気込んでおりました。<br>
<br> 
しかし、これだけの落馬ですからしばらくは心身ともに安定しないものです。<br>
皆様の励ましがきっと力になってくれる事でしょう。<br>
<br>
今後とも応援よろしくお願い致します！！<br>
<br>
<br>
<br>
[編集部より]
中村騎手への応援メール、励ましメールをお願いいたします。<a href="mailto:j-nakamura_2007@mail.goo.ne.jp">宛先はこちらです。</a><br>
<br>
<br>
<br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2009/12/post_37.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2009/12/post_37.php</guid>
        
        
         <pubDate>Mon, 21 Dec 2009 12:37:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>東風吹く前に【覆面厩務員ブログ】</title>
         <description><![CDATA[２００９年元旦の栗東トレーニングセンターは全休と決定した。<br><br>
   
美浦TCが元旦調教を行うのは既に報じられている通り。東西のトレセンで異なった調教日程を経て正月競馬を迎える事になる。<br><br>
   
毎日ガッツリと調教していた昔とは違い、現在のトレセンはメリハリをつけた調教を行う傾向にある。追い切った翌日は曳き運動やプールのみと心身ともに疲れをとる事に専念する厩舎が多い。大晦日（水曜）に追いきれば、元旦（木曜）を全休日にしても大丈夫というのが関西側の考えなのだろう。
<br><br>
確かにたいした影響はないだろう。厳冬期は雪で突然乗れなくなる日があるが、週末のレースに深刻な影響が出る事はない。関係者にとってもたった１日とはいえ、正月を満喫するのはリフレッシュにもなるし、節目を感じ気持ちを新たにする事自体がとても意味のあるものなのは言うまでもない。
<br><br>
 
しかし、である。東西違うかたちで調教日程が組まれる点には疑問を感じずにはいられない。『東が元旦調教を決めたのなら俺たちもやってやろうじゃないか！！』という意気が欲しかった。競馬の世界は、競走そのものを除けば関東側が圧倒的に強い。競馬報道とて例外ではない。都合の悪い部分はほとんど触れず、ちょっとした事でも関東側を大きく持ち上げる傾向にあるのはそのためである。今回の件に関してもいろいろと書かれる事だろう。
<br><br>
本来の休みである２９日（月曜）を美浦はとり、関西はとらずに働いて正月に充てている。結局休みの数は同じなのだが、この部分までちゃんと触れて報じてくれるのだろうか？
<br><br>
とはいえ、何事もそうだが隙をつくった方が負けである。正月返上で働くと言い放った方がやる気があるように感じるのは言うまでもない。馬主だってそう感じるだろう。そういう意味でも美浦がやるなら栗東も正月調教を実施すべきであった。
   
<br><br>
打倒関東への熱い思いを様々な制度に変え、現在の栗東独走の状況をつくったのは先人達の努力のおかげである。しかし、それ以上に美浦側が馬よりも自己保身を重視したために遅れをとり、一部の馬主達から軽視されたという面が大きい。関東側が環境だの施設だのと言い逃れをしている間は、大きく状況は変わってこないだろう。しかし、栗東がぬるま湯につかるようなら、再び関西馬が関東馬に蹂躙される可能性だってないとは言えない。先ほども書いたが、競馬を取り巻く環境は何から何まで関東が強い。これまでどれだけ関東馬を有利にするためのルールがつくられてきた事か。それでも栗東は勝ち続けてきたからこそ、マスコミは取り上げなかったし、栗東側から何の不満も出ないだけである。万が一、美浦が勝てない本当の理由を明らかにし、すべてを改め、東から新たな風が吹く事があれば、周囲の後押しもあって再び関西側を転落へと追いやりかねない。
<br><br>   
元旦全休の理由は『東西のトレセンの状況等に配慮し』となっているが、全く意味が分からない。
<br><br>   
関東劣勢の空気をよんで栗東は休みましょうという事なのだろうか？<br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/12/post_36.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/12/post_36.php</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 02 Dec 2008 13:07:58 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>馬体重木曜発表についての考察【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[A馬　　木曜計測→日曜京都　－２キロ<br>
B馬　　水曜計測→土曜京都　－６キロ<br>
C馬　　木曜計測→土曜京都　－６キロ<br>
D馬　　木曜計測→日曜京都　増減なし<br>
E馬　　水曜計測→土曜阪神　＋２キロ<br>
<br>
今週より試験的に導入される馬体重木曜発表に先駆け、その条件に近いと思われる数字を出してみた。今は誰もが手探りの状態だけに、馬券購入の参考にしていただければ有難い。
<br><br>
上記の数字は、競馬の週の追いきり後に計ったものと当日の馬体重との差である。トレセンでの計測は鞍をつけたままのものもあるが、その際は６キロを減じて計算している。
<br><br>
この５例はそれほどでもないが自分が担当した場合、京都・阪神・中京なら平均５キロ程度減ると考えている。関東馬のコラムでも触れたが京都・阪神・中京など１～３時間程度の輸送ではそれほど大きな差は出てこない。ただ輸送の影響は個体差が大きく、あくまでその馬次第となる。細かい事を言えば飼い葉のスタイルや追いきり後の厩舎の調教方針などで多少の差が生じてくる事だろう。
<br><br>
古いデータを破棄してしまったため滞在競馬（北海道など）や、前日輸送（小倉、関東圏など）の数字を出せなかったのは残念であるが、小倉・新潟・東京・中山への輸送はより影響が強まってくる。福島はもっと時間がかかるのでかなりの影響が出てくる。加えてこれらの競馬場は前日入厩のため、競馬までの過程次第ではさらに影響が出てくるものだ。暑かったり、環境が変わって入れ込むなどいろいろな事が重なってくる。最近は強制的に寝藁を使用しなければならない競馬場が増えてきているので、普段チップ（木くず）に慣れた馬が寝藁を食べまくってしまうという事もある。
<br><br>
ちなみに競馬１週間前の計測のため５例には含めなかったが、東京で８キロ減、福島で１２キロ減という数字も残っている。
<br><br>
その点、今回の函館記念は滞在馬が多いため、輸送がないという事を強く意識しなければならないだろう。つまり今回と秋の大レースを同じ感覚でとらえるのは危険だという事だ。最近は美浦→函館など、トレセンで追いきった後、直前輸送でその週の函館札幌を使うケースもあるが、自分はその経験がないのでコメントは控えさせていただく。
<br><br>
結論としては、輸送があれば減る可能性が高い。近場なら大差はないが、長距離であれば影響が大きくなる。ただしゲームではないので必ずしも遠ければ遠いだけ減るという訳ではない。あくまでその馬次第となる。人間でもそうだが、輸送に強い体質、性格もあれば、その逆もあるという事だ。加えて寝藁を食べるなど思わぬところで馬体重に影響が出てくるから難しい。厩舎関係者が馬体重木曜発表の意義に疑問を感じているのはそのあたりが原因である。<br><br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/07/post_35.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 24 Jul 2008 20:35:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>第33回厩舎関係者研修会その1【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[第３３回厩舎関係者研修会に参加してきた。<br><br>

お題は『栗東トレセンでの馬インフルエンザ』と『ポリトラック馬場』について。
<br><br>
前回書いた『栄養学講演会』とは違い、ファンの方にも興味深く感じられるお題かもしれない。今回は講演の内容についても触れる。
<br>
まずは馬インフルエンザについて。<br><br>

昨年の８月１５日、３６年ぶりに馬インフルエンザが確認された。<br>
１６日の記者会見では予定通り競馬を開催するという方針が示されるも、翌日は一転して開催の取りやめを発表。翌週からすぐに競馬が再開されたが、今でもこの過程に疑問や不信感を抱いている人は少なくないだろう。実際はどんな状況だったのか？具体的な数字を挙げつつ振り返ってみたい。
<br><br>
インフルエンザの発症は８月１１日あたりと推定されている。確認されたのは１５日、東西のトレセンで同時に発生した。翌１６日にはローカルの競馬場でも確認。ＪＲＡは開催の意向を示したが、１７日に出走馬の約２割が陽性と診断され開催中止を決定。栗東トレセンでは１８日にウイルス陽性発熱馬が４０頭弱とピークを迎えた。しかしその後陽性発熱馬が減少、競馬が再開された２５日には陽性発熱馬はわずか１頭となった。その後は１１月、１月、３月、５月と少数の陽性馬が見つかった程度。現在に至っている。
<br><br>
数字を照らし合わせてみると、翌週の開催は正しかったと言える。今となっては当然の選択と感じるかもしれないが、当時は強行開催だと主張する人が多かった。そんな中、完全沈静化を待たず、陰性が確認された馬のみでの開催を選択したのは、英断であったと認めなければならないだろう。この点はもっと評価されていい。<br><br>

しかし、前週の対応がまずかった。<br>
一転して開催を中止にした事そのものは、結果論になるので今更どうこう言うつもりはない。しかし栗東で、わずか２１頭しか検査できなかったという状況の中、馬運車に乗せて競馬に向かわせたという事実は忘れてはならないだろう。結果として栗東に引き返す事となったが、陽性馬か陰性馬か分からない馬達を密室に閉じ込め、自ら感染の拡大を招く状況をつくったのだ。翌日が陽性発熱馬のピークであったという数字と照らし合わしてみても、判断が甘すぎたと言わざるをえない。
<br><br>
その日の会見では、ＪＲＡの危機管理について『常に緊張感を持って仕事をしているつもりだが、危機管理の甘さが指摘されていることは、現場にもよく伝えたい。 』とコメントされた。緊張感をもって仕事しているならば、なぜ朝の馬運車出発時間までに結論を出せなかったのか？<br><br><br>


朝までに検査の結果がでなかったのか？夜通しで結論を出せなかったのか？指揮系統の複雑さから決断が遅れたのか？実際のところは分からない。色々な方向からの圧力もあった事だろう。しかし、いずれが原因にせよ本気で取り組めば、朝までに解決出来ない事ではない。JRAの緊急事態における対応の鈍さを露呈したと言っても過言でない。毎度お決まりのお役所体質が原因でなのではないか？と疑われても仕方がない。『現場にもよく伝えたい』ではく、まずは自らが反省しない事には、今後も同じ様な失敗を繰り返すだけだろう。
<br><br>
今回は総じて症状が軽かったからよかっただけである。このままでは今後、重大かつ緊急な事態になった際、取り返しのつかない状況を招きかねないと感じる。結果オーライで済まされる問題ではないはずだ。<br><br>
]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/06/post_34.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/06/post_34.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 04 Jun 2008 13:25:49 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>講習会【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[『様々な競走馬用機能素材原料と濃厚飼料の給与管理』<br>
<br>
１、コエンゼイムQ１０のエネルギー代謝における働きと特徴（日清ファルマ株式会社）<br>
２、カルノシンのミトコンドリア内での乳酸中和とその特徴（日本ハム株式会社）<br>
３、大豆ペプチドと筋疲労回復のメカニズムについて（不二製油株式会社）<br>
４、配合飼料の効率的な給与方法（日本農産工業株式会社）<br>

<br><br>
３行目あたりでウィンドウを閉じた人もいたかもしれない。<br>
声に出して読みたくない難しそうなお話である。<br><br>

トレセンで行われた『馬の栄養学講習会』に参加してきた。<br><br>

読んだだけで、ひるんでしまいそうなお題にもかかわらず、立ち見が出るほどの盛況ぶり。トレセン事務所前の駐車場は満杯となった。外の道路の真ん中に、デ～ンと車を放置する人が出たあたりは、さすがトレセンだと笑ってしまったが、人の多さにただただ驚くばかり。ざっと見たところ平均年齢は３０代。ベテランは見当たらない。これらの若き情熱で馬づくりはもっと進化する。凄い時代がくるぞ！！と身の引き締まる思いがした。<br><br>

ここ１０年で馬づくりは大きく変わった。大昔と比べれば全然違うものになっている。運動や調教に対する考え方はもちろん、餌に対する意識やサプリメントの充実は凄いものがある。もちろん古き習慣や経験にも素晴らしいものがあるし、厩舎や担当者によってやり方が全然違ってくるが、全体的に見て大きく進化しているのは間違いない。古い競馬ブックやギャロップをお持ちの方がいれば是非比べてみていただきたい。馬のつくりが全然違うはずだ。筋肉のつき方や冬場の毛艶などをみれば一目瞭然だろう。ナリタブライアンの頃と今とでも違う。あくまで馬の能力ありきの世界なので、走る走らないは別問題となるが、馬づくりに関しては確実に進化していると感じる。<br><br>

野球選手の選手寿命が伸びているのと同様、競馬の世界でも高齢馬の活躍が目立つようになった。その背景にはこうした科学的な根拠に基づく、関係者の工夫と努力の成果がある。スポーツ選手でファイテン製品を使用する人が目立てば競走馬に使ってみたり、ヒアルロン酸がテレビで話題になればそれが入った馬製品が売れるなど、最近は人間並みに流行にも敏感になってきている。強い馬づくりへのあくなき試行錯誤と意識の高さがこうした現象を生んでいるのは言うまでもない。<br><br>

ただし、調教の工夫はともかく、特殊な飼料やサプリメント等は費用がかかってくる。調教師はもちろん馬主の理解があってこそ工夫し、与えられるというものだ。それが出来る環境にいる人はいいが、やりたくても出来ない人がたくさんいるという事も書いておかなければならない。特に美浦は厩舎事情が厳しいところが多い。調教師側としても、預託料自由化や厳しい競争社会になった事により、可能な限り厩舎コストを削減したいところだ。中には『余分なものは一切買うな！』と調教師に一喝される厩舎もある。それでも馬のためにと、仕方なく自腹で購入する厩務員もいる。月にすれば万単位の出費になるだろう。
<br><br>
工夫なくして進歩はない。しかしそのチャンスさえ与えられない人もいる。厩舎やそれを取り巻く人間関係の大切さを感じずにはいられない。<br><br>
<br><br>
<br><br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/04/post_33.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 30 Apr 2008 21:41:55 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>血潮湧く【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[怒りに満ち溢れている。<br><br>

毎週のように伝えられる中央競馬の売上げ減。<br>
日本競馬の未来はいったいどうなってしまうのだろうか？<br><br>

競馬も野球もつまらなくなったと聞く。<br>
本当にそうだろうか？自分はそうは思わない。<br><br>

金さえあれば良い選手を揃えられるようになった日本のプロ野球。たしかにその点はつまらなくなった。しかしそれでも勝ち続ける事は出来ない。心がないところに勝利は転がってこないからだ。そこが面白い。適材適所に選手を使いモチベーションを高め強大な戦力に立ち向かい撃破する。そんなところにたまらない魅力を感じる。逆に言えば、倒すべき強大な戦力があってこそ燃えてくるし応援したくなるというものだ。<br><br>

一方中央競馬は、サンデーサイレンスが去りレベルの低下を感じずにはいられない状況だ。しかし凄い時代になったとも感じる。出馬表には、馴染みのある父親の名前がずらっと並ぶ。ゲームでしか味わう事ができないと思っていた夢のような時代がやってきた。父親の走りに思いを馳せ、その結晶が目の前で再び激闘を繰り広げる。それだけでも胸が躍るのは自分だけだろうか？これにレベルが伴ってくれば言うことはないのだが・・・
<br><br>
ではなぜダメなのだろうか？<br>
趣味の多様化。確かにそういう部分はあるだろう。野球も同様、古くから人気のある分野に対する逆風が吹き荒れている。経済的な理由、これも大きい。馬券は金があってこそ売れるのはいうまでもない。しかし本当にそれだけなのか？<br><br>

問題は売る側にある。<br>
これからしばらくは厳しい事を書き続けるつもりだ。最近は本当にひどすぎる。<br>
<br>
サンアディユの件はいったい何だったのだろうか？起こった事そのものを今更どうこうこう言うつもりはない。しかしその後の対応は何だ。異例ともいえる記者会見。それを行った事は評価するが、それだけで済ませていい問題だろうか？競馬番組や場内放送などで、謝罪または弁明のコメントをファンに対して発する事がなぜできないのか？多くのファンは納得していない。なぜならこの件は偶然ではなく過失だからだ。競馬だから仕方がないという理由で済ませられる問題ではない。ゲートでの言葉の行き違い、誤解、勘違い。新千歳空港の無許可滑走事件と同様、勘違いで許される場面ではないはずだ。場合によっては事故にもつながりかねない。<br><br>

天下りではない新理事長誕生にトレセンでも期待の声があがっている。しかし今のところ姿が見えない雲の上の人のままである。この件に関しても理事長自らが登場し、ファンに伝える事もできたであろう。それだけ大きな事件だと自分は思う。こんな厳しい状況なのに、競馬会自らが競馬不信を招いてどうするのだ。競馬の売上げは我々関係者の生活を支えているだけでなく、国庫納付金という重要な役割も果たしている、歯止めのきかない売上げ減は国に対してもマイナスになっていると言っても過言ではない。売上げの結果を踏まえた上で、内部の人間にも厳しく責任を追及し、がむしゃらに新しい策を打ち出していく段階にきているのではないだろうか？
<br><br>
本当に悪い流れである。ここ数年、何かをしようとする姿勢は評価できても、その中身は以前よりもボケたものとすら感じる。もはや上から目線のお役所体質を脱しない限り何も変わらないだろう。口だけではなく本当にファンの視点に立つ事。まずはそこから始めるべきだ。その視点に立った時はじめてファンが何を求めているかが分かるだろう。ファンの人達が、どれだけの思いで競馬を見つめ、どれだけ真剣に馬券に取り組んでいるか、その思いを少しでも理解できればきっと変わる。こんな状況でも変わらず競馬を愛し、馬券を買い続けてくれるファンの思いに応えなければ日本競馬の未来はないだろう。<br><br><br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 22 Apr 2008 01:15:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ダイオライト記念【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[駆け引きの面白そうなレース。読み応えがありそうだ。<br><br>

何と言っても川島正行厩舎の２頭。アジュディミツオーとフリオーソの兼ね合い
がポイントとなる。長期休養明けのアジュディミツオーよりフリオーソに期待が
集まるのは当然の事だろう。フリオーソに楽な流れになるという見方も否定でき
ない。しかしこういった際に、同厩舎で常に遠慮があるものかといえば必ずしも
そうではない。一昨年の東京大賞典を思い出していただきたい。アジュディミツ
オーとナイキアディライトに遠慮のようなものを感じただろうか？これほどの馬
だ。どちらの馬主も期待する。出たトコ勝負になるとみるのもアリだろう。ただ
し今回、アジュディミツオーは自厩舎の佐藤裕太騎手を起用してきた。そこをど
う読むか？いずれにせよ展開が楽しみなレースである。
<br><br>
フリオーソはこのメンバーに入れば力は断然。南関東なら絶対的な信頼がおけ
る。ただし２０００ｍでも折り合いに苦労する馬。大外枠でもある。この点だけ
は気にとめておかねばなるまい。そこをどう乗りこなしていくのか？内田博幸騎
手が去りし今、南関東を背負うであろう戸崎圭太騎手の腕をじっくりと堪能した
いところだ。
<br><br>
個人的には、帝王賞連覇のために何としても賞金を加算したいボンネビルレコー
ドに注目している。ある程度穴人気するものと覚悟していたが、現段階ではそれ
をも上回る人気となっているようだ。最終的には『期待値と配当とを比べて判断
する』という自分自身との闘いとなるだろう。<br><br>

マコトスパルビエロの安藤勝己騎手も黙ってはいないだろう。前記の駆け引きを
みながら虎視眈々と上位をうかがってくるはず。シャドウゲイトはまだ砂をかぶ
るのを懸念しているようだが、藤田騎手がそこをどう判断するか？このふたりの
動きもかなり楽しみである。<br><br>

古豪サカラートは実績十分。目立った時計はないものの順調に追いきりを消化。
当日の気配次第。<br><br>

アジュディミツオーはカネヒキリを完封した帝王賞を持ち出すまでもなく現役屈
指の能力の持ち主。ただし今回は長期休養明け。目標は先にある。１２月に入厩
しているが、能試と最終追いを除けば半月間隔の時計の出し方で、びしっとした
追い切りもない。この点がかなり気になる。当日の馬体重や気配には特に注意し
ていただきたい。
<br><br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2008/03/blandford_1.php</link>
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         <pubDate>Wed, 05 Mar 2008 13:03:52 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>道さえ知れず（２）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[「おっ、お○×こ！？」<br><br><br>

競走馬診療所で激しくうろたえた。<br>
受付の奥にあるテレビの映像。録画内容を小さく表示するサムネイルを見て凍りついた。<br>
<br>
「夜当番のお楽しみビデオか・・・」<br>

<br><br>



でもまぁ、ちゃんと見ればすぐに分かる事だ。<br>
内視鏡でみた馬の喉の映像だろう。<br>
<br>
完全に釣られてしまった・・・。<br>
<br><br><br>
ホワイトボードには感冒やフレグモーネなど治療馬の名前がびっしりと書き込まれている。<br>
ディアデラノビアなど有力馬の名前もあった。異常ともいえるこの冬の厳しさを物語る。<br>
<br>
２４日はまたしても大雪が襲った。馬場管理の人達の懸命の努力で、数分遅れで何とかEコースを開けたものの、それ以外はすべて閉鎖。準追い日というべき日曜日の直撃だけに調整が狂った陣営もあるだろう。馬場開場の４時に乗っていた馬は１０数頭。乗れなかった厩舎はもちろん、Eコース（ダート）とあって追いたくても追えない馬もいただろう。<br><br>

調教欄を詳しくみている方は、前回書いた３日、９日、１３日とあわせて２４日も雪の影響があったと記憶していただきたい。普段乗っているコースで乗っていなかったり、時計が抜けていても、中間一頓挫あったのか？と裏読みする必要はないだろう。<br><br>

アーリントンカップをみても２４日に時計が出ているのはノットアローンのみ。翌日が全休日なのに加えて、当日に京都で競馬がある人は４時半ぐらいまでに乗らなければ間に合わない。どの陣営も頭をかかえた事だろう。雪は昼までびっしりと降った。<br>
<br>
ノットアローンは雪の中果敢にもEコースで半マイルの時計を出してきた。その他の陣営は乗る乗らない様々であっただろうが、時計になるほどの調教は行わなかったという事だけは分かる。ディープスカイはプールに切り替えたようだ。フェイムロバリーは（意図的なものか分からないが）全休明けの火曜日に時計を出している。ポルトフィーノは前日２３日土曜日に追っている。これが雪を見越してのものであればファインプレーとしか言いようがない。調教欄を眺めただけでも各陣営の苦悩や工夫が伝わってきて面白い。<br><br>

さて、肝心の馬券への影響だが、自分の経験から言えば、案外なんともないというケースが多いように思う。天候の変化に応じて、競馬に近い馬や勝ち負けできる馬、上のクラスの馬を優先して動かす陣営が多いからだ。しかし落とし穴はある。特に下級条件は注意が必要だろう。感冒やフレグモーネなど中間に一頓挫あった馬も潜んでいる。調教欄や当日の馬体重、パドックなどを注意してみれば、体がゆるんでいる馬など、思わぬお宝にありつけるかもしれない。<br><br><br><br>

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 29 Feb 2008 21:40:10 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>道さえ知れず【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[トレセンの奥にそびえる金勝山は、関西の屈指の夜景の名所。雑誌などで取り上げられるほどである。
<br><br>
道が険しいため、地元の人でも訪れる機会は少なく、隠れた名所といった存在だが、その険しい道を乗り越えた先に待っている景色は素晴らしい。
<br><br>
競馬開催日の馬場開場は、基本的に３時か４時。すみきった暗闇の中に、鮮やかな白き光を放つトレセンの姿は最高に美しいそうだ。
<br><br><br><br>

ぐったりと疲れきった顔がふたつ。午後の調教スタンドにならぶ。普段はぐっすりと昼寝を楽しんでいる時間だが、外ではまだ調教が行われている。「大変ですねぇ～」とおっちゃん。「いやいやお互い様ですよ」と自分。またしても雪で午後乗りとなってしまった。「あぁ～、今日も徹夜になりそうですよ。」とおっちゃん。おっちゃんは馬場の管理の仕事をしているようだ。
<br><br>
開催日でもないのに、トレセンは光を放ち続けている。そんな光景を恨めしそうに眺める機会が増えた。今年の雪は深刻だ。夜通しで馬場を守る人達の苦労を思いつつ、困難を極める馬達の調整に頭をかかえる。
<br><br>
特に大きなダメージを受けたのが、３日、９日、１３日。危険だと判断して乗らなかった厩舎、可能な限り待って曳き運動のみにとどめた厩舎、時間を遅らせて乗った厩舎、果敢にも普段どおり乗った厩舎など、対応は様々であったが、その日のみならず、その後の調整を含めて、悩ましい日々が続いている。
<br><br>
例えば、３日は日曜日だったため、次の日は全休日。手控えた厩舎の馬は２日休んだ事になる。
普段ですら休み明けは馬が元気で注意が必要となる。他馬も連鎖し、放馬するなど、二次災害も絶えない。雪のない日でも気温が低ければ、下が冷たく硬く、場所によってはすべる。人馬ともに油断ならない日々が続く。雪そのものも、雪国とは違い、水気をたっぷり含んでいるため、すぐに凍り、下が滑りやすい状況をつくってしまう。
<br><br><br>
そういった悪条件の中で暴れたり、果敢に調教したのが裏目に出たりするなど、故障馬が絶えない。かといって馬を緩ませる訳にもいかない。加えて、坂路など普段乗っているコースが、雪や凍結で閉鎖となってしまうケースも多い。どの馬場で、いつ乗れるかすら分からない状況だ。天気や馬場、馬の状態を睨みつつ、その場その場で、それぞれの判断が問われ続けている。
<br><br>
人間自身も、早朝から気合を入れて仕事に行ったものの、雪の様子を見てまた後でと、寸止めプレイ状態が続く。仕事と生活のリズムが崩れ、体調を崩す人もいる。雪の影響はどこまで広がっていくのだろうか？
<br><br><br><br>
今週は、９日土曜日の雪の影響で、全休日が火曜日にずれ（通常は月曜）、全休明けとなった水曜日に大雪が降った。追い日である水曜が休み明けとなってしまったのに加えて、坂路やCWなど主要コースが閉鎖、運動場から開いている馬場までも、容赦なく雪が降り積もり、悲惨な状態となってしまった。週末の競馬にも影響が出そうだ。
<br><br>
特に注目すべきは、土曜競馬と障害だろう。
<br><br>
土曜競馬は、本来水曜日に追い切るものだが、今週はその水曜日が全休明けに加えて大雪。そこをどう工夫して調整してきたか、それまでの雪の影響も合わせて、調教欄を味わいながら読み解いてもらいたい。もちろん当日のパドックにも注目だ。金曜日に輸送する東京組は特に注意が必要だろう。
<br><br>
障害のAコースは、金曜日まで乗れない状況だった。その金曜日も馬場が硬く、見合す陣営もいたと聞く。土曜のオープンはもちろんだが、日曜の未勝利戦は、初障害だらけという異様なレース。全馬無事完走を祈りつつ、しっかりと見守りたいところだ。
<br><br><br><br><br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 16 Feb 2008 10:09:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>旗びらき【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[２００８年１月９日。<br>
全国競馬労働組合の『旗びらき』が栗東トレーニングセンター厚生会館で行われた。
<br><br><br>
厩舎関係者のみならず、日本中央競馬会の関係者、地方競馬の関係者、国会議員までもが招かれる新年恒例のイベントである。寿司や酒に囲まれ、アトラクションやハワイ旅行などの抽選会も楽しめるとあって、トレセンの行事としては、異例の参加率を誇る。
<br><br><br>
関西では、厩舎内での年末年始の習慣やイベントが、ほとんど消えつつあるだけに、普段あまり馴染みのない年寄りや若い衆の話を聞いたり、知り合いや同期、厩舎の仲間と新年の顔合わせをするという意味では、貴重かつ楽しみなイベントである。<br>
以前は、退職者も混じって飲んだくれ、オッサンが原付を投げ捨てたまま道路に寝ているという光景も見られたそうだが、今はそんな雰囲気はない。午後の厩舎作業に備えて、お酒はひかえめにするという人間も多かった。
<br><br><br>
毎年の事だが、乾杯までの道のりが長い。どの行事でもそうだし、誰が悪いという訳でもないが、最初の挨拶というのはひどく長く感じるものだ。『ただひたすらに聞き待つ』という学生時代の朝礼の感覚がここで蘇ってくる。そして、それが何人も続いていく。早朝から働いて空腹と眠気の限界が迫ってくる。ここで心が折れてしまう人間も少なくはない。
<br><br><br>
去年の挨拶は、様々な話題が出てきた。中でも、以前書いた広がる東西格差という話が興味深かった。今年はもちろんインフルエンザ一色だったが、それとは別に調教師の厳しい現状についての話が一番心に残った。厩務員よりも収入が少ない調教師が増えてきているという。中央競馬の調教師になった時点で、人生勝ち組。そんな時代は終わったのだと改めて思い知らされた。
<br><br><br>
待ちに待った乾杯も大変興味深いものだった。本来なら「春闘の勝利を勝ち取ろう！！」という掛け声になるところだが、今年は「競馬の発展を願って」というような乾杯の声となった。時代の流れもあるだろうが、協調路線をとる関西らしくて、個人的には大いに気に入ったが、先は不安だらけ。問題は山積みの現状である。<br><br><br><br>
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         <pubDate>Mon, 28 Jan 2008 15:55:43 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>浦和記念回顧（３）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[<strong>シーキングザダイヤ</strong>（１着）
<br><br>
枠順を利してハナヘ。スローにおとしてマイペース。勝負どころで出し抜けをくらい、いったんは３番手にさがるもあせらず追走。ゴール前キングスゾーンをきっちり捉え、迫るルースリンドの追撃もしのぎきった。
<br>
人気ながら評価が難しかった馬。レース前は陣営も半信半疑だったようだ。ジャパンカップダートを回避してここに出走。現実主義の森厩舎だけに、その面に関して言えば心配はいらなかった。シルバーコレクターだった頃の勢いが薄れつつあるが、それなりの力は維持しているという事だろう。ただし、今回は相手や好騎乗に恵まれた面も多く、大きく評価するまでには至らないように思う。今後も空き巣重賞に出て来れば有力な存在となるが、絶対的な評価となると微妙というのが今回の感想だ。面白いとすれば大レースでの一発、それなりの能力は維持しているだけに、大混戦になるようならば浮上してくる可能性がある。昨年の東京大賞典のクーリンガーのように、忘れた頃の人気薄でのエロ連としてなら面白い。
<br><br><br>

<strong>ルースリンド</strong>（２着）
<br><br>
浦和コースを意識したのか、スタートから気合をつけ先団の後ろ、有力馬をみるかたち。勝負どころで仕掛けるも、しぶくじわじわとした進出。直線もしぶとく伸び、ゴール前ではシーキングザダイヤをよく追い詰めるも及ばず。
<br>
浦和のポイントとなる勝負どころでの機動力にやや欠いた。馬群の中にいた事もあるだろうが、馬そのものがしぶいというのが大きいだろう。それでもしぶとく伸び、ゴール前ではシーキングザダイヤに迫る。前走のJBCクラシックでも５着にきており地力はある。しぶとく長い脚が心に残ったが、交流クラスとなると一瞬の脚にかける。こちらも現時点では混戦浮上型だろう。もっと広いコースがベター。持久力勝負なら面白い。レースのレベルは疑問も、勝ち馬と同等の評価は出来る。
<br><br><br>

<strong>キングスゾーン</strong>（３着）
<br><br>
枠順もあって無理せず２番手。勝負どころで一気に仕掛け押し切りを図る。直線はいったんは抜け出し、しぶとく粘るもゴール前かわされる。
<br>
短い距離で先行して結果を残しているが、その割にはがっついていくところがないのがこの馬の良いところ。だからこそ小回りの浦和の２０００ｍなら流れ次第で勝負になる。勝ちにいっての３着、内容は悪くない。兵庫ゴールドトロフィーはさすがに相手が強かったが、空き巣の交流なら一発が期待できるし、コースと流れ次第では、今回の様に中距離でも善戦は可能だろう。
<br><br><br>

<strong>トップサバトン</strong>（４着）
<br><br>
道中は折り合いに専念し外々を追走。勝負どころでキングスゾーンと併せるかたちで一気にしかける。直線は伸びを欠くもバテずに踏ん張り４着。
<br>
休み明けとしてはまずまずの内容だろう。道中のいきっぷりもよかった。結果として外々を走らされ、仕掛けが強引ではあったが、浦和なので仕方なし。むしろ中央馬相手に一発を狙い、喧嘩を売って散った心意気は見事であった。
<br><br><br>

<strong>マズルブラスト</strong>（５着）
<br><br>
気合をつけ好位につけるも勝負どころでもたつく。直線は伸びもせずバテもせず流れ込んだだけ。
<br>
休み明けもあるだろうが、やはりこの条件は微妙だったようだ。勝負どころの一瞬の脚を欠いたのが致命的となった。
<br><br><br>
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         <pubDate>Sat, 29 Dec 2007 13:00:32 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>浦和記念回顧（2）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[過去数年と比べてみても、これほどまでに遅いペースはない。
<br><br>
浦和２０００ｍで、このクラスならだいたいテンの３Fは、１２秒前半－１１秒前半－そこからガクンと落ちて１４秒ぐらいですすむものだが、このレースは１２．６－１１．８－１４．５と時計半分ぐらい遅い流れでレースが進んだ。注目すべきはそこからで、普通なら１１秒後半－１２秒後半－１３秒前半とそれなりに速く流れるところでも、１３．０－１３．８－１３．７と一向にペースが上がらない。それどころか、かなり遅い流れとなっている。先ほども書いたが、人気馬の先行と有力馬の休み明けが大きいだろう。リスクや不安を抱えた際、たとえスローでも無理はしづらいものだ。そんな心理が、レースの流れをつくってしまう。こういったケースはしばしばあるだけに展開をよむ上でのいい教材となるだろう。
<br><br>
レースを動かした主役は吉田稔だろう。この人の必死さがレースを熱く激しいものにした。
<br><br>
吉田稔は必死である。中央競馬の騎手試験がうまくいかずここ数年もがき苦しんでいる。合格できない理由は、さまざまな噂を耳にするが、確かな情報ではないのでここでは書くまい。しかし腐ってはいない。何度か騎乗を依頼した事があるが、ここ数年は新人騎手のような態度で受け答えをしてくれる。藁をもすがる思い、そんな必死さが伝わってきた。
<br><br>
乗り替わり、他地区での交流重賞、吉田稔にとってこのレースは自分をアピールする絶好の舞台であった。トップサバトンが仕掛け、キングスゾーンに並びかけてから一気に流れが変わる。残り６００あたりで、このレースは大きく動いた。１０．９という破格のラップにそれはよく表れている。一気に先頭に立ち、押し切りを図るキングスゾーン。ラスト２Fが１３．６－１３．０だけに、１０．９はやりすぎの感もなきにしもあらずだが、それは結果論。３着に敗れたが、勝ちにいってのものだけに仕方あるまい。馬券のために騎手は乗っている訳ではない。それを含めての予想であり、だからこそ競馬は深く面白い。
<br><br>
恐るべきはシーキングザダイヤの武豊である。出し抜けをくらって３番手にさがりながらも、無理せずじっくり仕掛けていった。意図してのものだったのだろうか？たまたまだったのだろうか？余裕をもって冷静にペースをよんでいたのであれば恐ろしい。いったん遅れたと思った馬が、ゴール前きっちりと抜け出して、ルースリンドの追撃をもしのいだ。寸分だがわぬ騎乗と余裕が生んだ勝利と言っても過言ではないだろう。
<br><br><br>
浦和とは思えない激しく熱い展開に心から酔いしれたレースだった。
<br><br><br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/12/post_27.php</link>
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         <pubDate>Sat, 29 Dec 2007 12:58:44 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>浦和記念回顧（１）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[トータルテンボスのニッポン全国漫才ツアー「47」に行ってきた。
<br><br>
約２時間、ひたすら漫才をやり尽くすというイベントだけに、最後の方はお腹いっぱいになってしまったが、ネタの豊富さや完成度など、漫才に対する熱い思いがひしひしと伝わる良いイベントだった。
<br><br>
若者や関東の人間にしかウケない（本当は静岡出身なのだが）などと、一部では偏見の目で見られがちなコンビだが、こうした地道でひたむきな思いが万人ウケするコンビへと成長させていくだろう。この日もわざわざ用意した滋賀ネタで会場の心をがっちりとつかんでいった。ラストイヤーとなったM－１グランプリでも見事に準決勝を突破。先日行われた決勝でもおおいに暴れて、優勝まであと一歩のところまで迫った。ラストイヤーに賭ける熱い思いが突き上げた素晴らしい闘い振りだったと思う。
<br><br>
競馬という宇宙も人の心が動かすもの。
<br><br>
この日の浦和記念は、そんな人と人との心のぶつかり合いが、熱く激しいレースを生んだ。
<br><br>
小回りでトリッキーな浦和のラップは荒く激しく推移する。一瞬の判断と機動力が鍵となる。多くの場合、流れが一気に変わりそのまま勝負が決まってしまう。ある程度強引でも何とかなる反面、そのタイミングを逸すれば取り返しがつかなくなる。この日は枠を利してシーキングザダイヤがハナに立った。人気馬が先行、有力馬が休み明けとあって凍りついたかの様なスロー。かと言ってぬるいスローではなく、仕掛けるタイミングと一瞬の隙をうかがいながら、ピン張り詰めたまま凍りついている様な感じがしてドキドキした。浦和だ、これだけの騎手が集まったレースである。このまま何もなく終わる事はあるまい。
<br><br><br>
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         <pubDate>Sat, 29 Dec 2007 12:56:11 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ＪＢＣクラシック回顧（３）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[<strong>ヴァーミリアン（1着）</strong><br>
<br>
パドックの姿に驚いたのは自分だけではないだろう。不安たっぷりの調教内容はいったい何だったのだろうだろうか？豹の様な体つきに、若き日のエルコンドルパサーを思い出したが、それをそのまま進化させた姿と言っても、大袈裟に感じないほどであった。久しぶりに衝撃を受けたパドック。やはり遠足と競馬だけは最後まで気が抜けない。<br><br>

やや出遅れ気味のスタートも、道中は一番うまく流れに乗った。有力馬が仕掛けた時点で、動かなかったのが結果的に直線での爆発へとつながった。ゴール前、見事に弾ける。
<br><br>
トレセンでは蹄の不安という噂があった。ガセ王国のトレセン情報なのであえて詳しく書かなかったが、結果的に影響がなかったという事だろう。そのあたり、パドックで確認したかったが、画像が粗かったため確認できず。とにかく、次走以降ますます楽しみになってきた。ただ、これまでも万全の状態で使えなかったケースが多く、反動など状態面には細心の注意を払う必要があるだろう。時計の出し方や当日の気配などには特に注意していただきたい。

<br><br><br>

<strong>フリオーソ（２着）</strong>
<br><br>
休み明けであったが、まずまずの仕上がりにみえた。
<br>
飛び上がり気味のスタートも影響ナシ。前に馬を置いて折り合いに専念。直線しぶとく伸びたのは地力の証明。<br>
<br>
休み明けを考慮すればよく走っている。これからは同厩のアジュディミツオーとの兼ね合いがポイントとなるが、東京大賞典や川崎記念あたりでは楽しみな存在となるだろう。
<br><Br>
<br>

<strong>サンライズバッカス（３着）</strong>
<br><Br>
力任せな傾向があるヘネシー産駒に、融通性や底力を与えたのは、母の父リアルシャダイの影響だろうか？馬体重ほど大きく見せないパドックでの姿もリアルシャダイを感じさせる。<br>

内枠という事もあり、出たままの追走。向正面あたりから馬の行く気にまかせ徐々に進出。４コーナーで一気に進出するも外に膨れてしまう。直線しぶとく伸びるも３着まで。<br><br>

早めに進出した上に、４コーナーで外にふくれてしまうも、直線しぶとく伸び、ブルーコンコルドを競り落とした。負けた組では一番評価できる内容。正直、地方ではお客さんだと軽視し続けていたが、状況によっては注意する必要があるなと感じた。とはいえ、やはり軽くスピードが出るダートがよい。難しさはあるものの、ピークにもってきた時の強さはかなりのものがあるだけに、それが再びフェブラリーＳにくるならば面白い存在となるだろう。
<br><br>
<br>

<strong>ブルーコンコルド（４着）</strong>
<br><Br>
ヴァーミリアンを除けば、この馬が一番よく見えた。
<br>
状態が良く、いつになく気合乗りが良かったとの事だが、それが結果的に、行く気へとつながり、前半のゆるい流れに翻弄される事となってしまった。よほど抜けて能力があるか、まくり切って持久力勝負で押し切らない限り、大井の早目進出はバクチ騎乗になるものだが、あえてそれに挑んだ。前半のペースに惑わされたか、強気に乗ったのか、フリオーソが恐かったのか、理由は分からない。結果としてそれが命取りとなってしまった。大井で、最後の３ハロン目がゆるめになるのは、単にコーナーがあるからというだけではない。長い直線にそなえてそこで我慢する必要があるからだ。その証拠に内回りコースではそれほどラップが、ぶれてこない。
<br><br>
ゴール前では、この馬の降参ポーズというべき内にささり気味となるシーンが見られた。乗り方次第で２着はあっただろうが、この程度で騎手を責めるのは酷というものだ。この馬への強気の姿勢が、これまでの好成績を生んできたのも事実。最近は道中の反応が鈍い時がある、そのあたりもあったのかもしれない。道中は気持ちよく追走させ、馬の行く気のまま進出、直線ドカンというのが一番理想的なかたちのような気がするが、思い通りにならないのが競馬である。４コーナーで他馬に弾かれた不利もあったようだが、自分の持っている映像ではそのシーンをとらえてなかったため確認は出来なかった。
<br><br>
正直、２着は外さないだろうと確信していたが甘かったようだ。元々この馬は、短い距離で結果を残していた上に、脚の使いどころが難しい。外を進出する傾向が強いのは、馬ごみが苦手というのもあるだろう。年齢とともに弱点を克服してきたが、今回はその悪い部分が全て出たという事だろう。
<br><br>
昨年の東京大賞典はスタート直後につまずいたのが結果的にプラスに出た。速い流れで、追走しやすかった上に、外枠で人気もそこそこの気楽な立場だったというのもよかった。これからは衰えとの闘いとなるが、南部杯を制しているように、この一戦だけで一気に評価をさげる必要はない。条件が揃い、人気を落とすようなら東京大賞典あたりでの一発に期待してみるのもいいかもしれない。<br><br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_25.php</link>
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         <pubDate>Sat, 24 Nov 2007 13:25:54 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ＪＢＣクラシック回顧（２）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[本題に入ろう。<br><br>

これを書くにあたってこのレースを何度も見た。しかし、いまだに納得できる結論が出てこない。ヴァーミリアンは強かった。しかし２着以下を含めどう評価するべきか？ここがとても悩んだところだ。スローにもかかわらずヴァーミリアン以外、上がりが意外にかかっている。この点がどうもひっかかる。成績表の着順だけを見れば有力馬が上位を独占し、それをちぎったヴァーミリアン。文句のつけようがない。しかし、このレースに限って言えばヴァーミリアン快勝、２着以下平凡という説が捨てがたいのだ。
<br><br>
ラップの性質上、最初の２ハロン目は速く流れるものだが、ここ大井においても例外ではない。距離にもよるが、大井では最初の２ハロン目を除けば、コーナーにあたる最後の３ハロン目が緩めとなる。それ以外はよどみなく流れるケースが多い。このレースはスタート直後、それなりのペースで進んだものの、隊列が決まった１コーナーあたりからガクンとペースが落ちた。これが勝負の鍵となった。３～４ハロン目が１２．７－１３．４。合計２６．１かかっている。このクラスのレースで、これほどのラップを刻んだケースは数例しかないが、レギュラーメンバー、ゴールドアリュール、ネームヴァリューといずれも強い逃げ先行馬がそのまま押し切ったものである。
<br><br>
ペースが落ちた割には、前が残った訳でもなく、最後にヴァーミリアンが弾けるまで、１２．２が一度あるぐらいで普通のラップを刻んでいる。その上、先ほども書いたが、ヴァーミリアン以外、上がりが予想以上にかかっている。他のレースを見た限り、上がりがかかる馬場でもない。首をかしげざるを得ないのはそのあたりでなのである。うまく流れに乗り、道中のペースに惑わされず、有力馬が早めに動いた時も、意図的にか結果的にかは分からないが、じっと我慢したヴァーミリアン以外は、持久力勝負となったというのが今のところの結論ではあるが、それとても確信が持てないのだ。
<br><br>
大井の場合、直線の内容が最後の２ハロンにしっかり出てくるのでわかりやすい。直前のコーナーで緩めに流れるだけに、爆発力もそのままそこにあらわれるものだ。このレースは１２．４－１２．１。余力を残して軽く弾けた内容は評価できる。ただし、このペースなら全盛期のアブクマポーロは１１秒台をマークしたであろう。見た目のインパクト、相手関係からはじき出されるレーティングなどでは高く評価されるかもしれないが、最強レベルの内容かといえばそうではないような気がする。とはいえ、ヴァーミリアンに関して言えば文句なしの勝利。それだけは疑う余地がない。
<br><br>
<a href="http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_24.html">その3</a>に続く<br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_24.php</link>
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         <pubDate>Sat, 24 Nov 2007 13:23:02 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>JBCクラシック回顧（１）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[競馬の楽しい季節である。<br><br>

新聞やインターネットを見ると、週末の競馬予想で盛り上がっていて、何だか嬉しいような、羨ましいような、不思議な気持ちになってしまう。実は自分も、中央競馬の大レースのコメントをここで書いてもらいたいとの依頼はあった。<br><br>

しかし仕事で忙しいのに加え、中央競馬は立場上、予想らしきものが出来ない。そのかわりといっては何だが、それが可能な地方競馬ならという事で引き受けることにした。とはいえ、新聞や映像など、情報が入手困難な状況で、予想をしろというのも難しい話である。おまけに何年も現場から離れている。昔話や中途半端なコメントになってしまうのはそのためである。「能書きにキレがないぞ」と、昔の自分を知る人達からお叱りの声をいただいているが、今の自分としては、勉強不足をお許しくださいとしか言いようがない。ありきたりな結果優先のコントロール投球よりも、暴投を恐れずキレのある鋭い球を投げてみたい。それは自分自身が一番感じている。そのためにも、久しぶりに競馬に力を入れてみようかなと思いつつある今日この頃である。<br><Br>

このＪＢＣクラシック回顧も、ジャパンカップダートまでにと思っていたものの、ギリギリとなってしまった。書きたい事は山ほどあるが、変則開催や出張の予定もあるので、こちらの時間の許す限りという事でお許し願いたい。
<br><Br>
地方競馬で遊ぶなら、まずは馬場の把握が重要となる。素材の見極めが大きなウエイトを占める中央競馬に慣れきった人間はまずこれにやられてしまう。
<br><br>
偉そうに能書きをたれている自分も高い授業料を払って思い知った一人だったりする。馬場はもちろん、展開をよむ事の大切さ、癖のあるコースなど、地方競馬でいろんな勉強をさせてもらったものだ。
<br><br>
稍重スタートとなったこの日。<br>
多少はスピードが生きそうな感じはしたものの、特別気になるような馬場ではなかった。
<br><Br>
大井２０００ｍは４コーナーポケットからのスタート。チャンピオンディスタンスと呼ばれるだけあって、枠順そのものの有利不利はあまりない。まれに、慣れない中央馬あたりがスタート直後に躓いてしまうケースがみられるぐらいだ。<br><br>

<a href="http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_24.html">その2</a>に続く<br><br>

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         <pubDate>Sat, 24 Nov 2007 13:21:19 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>浦和記念（後）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[浦和記念とくれば１９９５年のゴールドチェスト連覇の浦和記念を思い出す。当時のクラシック３強の一角であったヒカリルーファスが地元で復帰するとあって楽しみにしていたレースだった。大幅なプラス体重のヒカリルーファスに襲い掛かる本間光雄ゴールドチェストのマクリ。のまれていくヒカリルーファスの姿に競馬の無常さを感じたものだ。
<br><br>
話はそれるが、その年のクラシックは個性豊かで魅力的な３強であった。最後は転厩してしまうが、３強それぞれが、３つの競馬場に散りばめられていたのも良かった。天才肌の快速馬だったヒカリルーファス。初期の勢いは次第に薄れてしまったものの、かしわ記念で中央馬を完封し、力を証明して見せた。東京ダービーで頂点にたったジョージタイセイ。この馬が一番高いポテンシャルを持っていたと信じている人は多いが、その東京ダービーが最後の輝きとなってしまった。晩年に九州で復活をとげるも、多くの人間が復活したと認めようとはしなかった。それだけ評価されていた馬だったからであろう。花開いたのは皮肉にも一番地味かつ、クラシックすべて２着だったコンサートボーイ。帝王賞での文男スペシャルが忘れられない。その他にも東京王冠賞を制したイナリワン産駒ツキフクオーなどもいて心に残る世代である。
<br><br>
さて今年の浦和記念。例年のごとく何とも言えないメンバーになってしまったが、浦和らしいと思えば味わい深く感じてしまう。一部を除けはどこからでも狙えるメンバー。実際に流れ次第でどうにでもなる組み合わせのような気がする。
<br><br>
お客さんだと思っていたデルタブルースが回避。おまけに本命視していたナイキアディライトも回避してしまって、難解なレースとなってしまった。
<br><Br>
現段階では、キングスゾーンが面白いのではないかと思っている。歯切れの悪いコメントが気になるところだが、この馬の先行力に期待する。前走のパドックでは数字ほど太くは感じなかったものの、体重調整に苦労しているという情報がある。馬体重や当日の気配には注目してもらいたいものだ。さらに言えば、状態面をクリアできても、展開がすべて。距離はもう少し短い方が良さそうだが、浦和なら流れ次第で何とかなるだろう。今開催の成績を見る限り、馬場が渋っている割には、先行馬独占の浦和競艇状態になっていないのは少し残念ではある。人気薄だからこそ取り上げられる馬だけに、過剰人気になるようであれば見送ればよい。
<br><br>
ＪＢＣクラシック最先着のルースリンドはこのコースでは乗り難しそう。そこを鞍上がどうさばくか楽しみではある。浦和では先行力とともに重要視されるのが機動力。その機動力ならトップサバトンの方に分があるだろうが、こちらは休み明け。当日の気配次第となるだろう。マズルブライトも同様かつ、この条件はやや微妙だが、鞍上が魅力。中央勢は一長一短、人気薄まで警戒しつつ、当日の気配とオッズ次第でいいだろう。
<br><br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_23.php</link>
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         <pubDate>Wed, 21 Nov 2007 12:30:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>浦和記念（前）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[浦和競馬と聞けば寒い日の思い出ばかりが蘇ってくる。<br><br>

ちょうど今ぐらいの時期になるだろうか？<br>
晩秋の夕暮れの物悲しさに包まれながら歩いて浦和駅へと帰った日々を思い出す。先の見えない毎日。とにかく馬を、競馬を見ることだけが自分のすべてだったあの頃。
<br><br>
正月開催の南浦和駅。寒さを感じさせないオヤジ達の士気の高さに、こちらまで熱くなりながらバスを待った。『一年の計は金杯』そんな言葉はここには微塵もなかった。
<br><Br>
極寒の中、激しい叩き合いを見た。ホクトベガに抵抗したキョウトシチーの意地は今でも心に残っている。そして、何と言ってもバンチャンプとキクノウイン。番組編成が生んだテレビ埼玉杯での二度の激突こそある意味平成の名勝負だと言い切ったあの日。
<br>
きゅうりをかぶりつきながら新聞を眺めた。<br>
宇宙一黄色かったカレー。<br>
バッハプラザ。<br>
<br>
トリッキーなコースも思い出深い。コーナーからスタートする１６００ｍは、枠順の影響が大きくて面白かった。８００ｍはゲートが斜めに置かれていて、実は外枠の方が有利だったような印象もある。もちろん当時の話である。今はどうなのかわからない。しかし、そんな部分を含めてとても味わい深い競馬場であった。
<br><br>
コースにも入った事がある。粗い砂でかたまりとなっていた部分もあった。トレセンに入った当初、Ｂコースの砂をあびた時の痛さに怯んでしまったものだが、今思えば贅沢な話。ここの砂は相当痛かったであろう。もちろんこれも当時の話である。
<br><br>
とにかく何もかもが懐かしい。そんな浦和競馬である。
<br><br><br>
<a href="http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_23.html">後編に続く</a><br><br><br>

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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/11/post_22.php</link>
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         <pubDate>Wed, 21 Nov 2007 12:17:59 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ＪＢＣクラシック～その2【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[（<a href="http://www.passet.jp/umatukuri/2007/10/1.html">その1</a>から続く）<br><br>

力関係ならヴァーミリアンが有力となる。昨年の東京大賞典でブルーコンコルド陣営
が警戒していたのは距離への不安ではなく補欠であるヴァーミリアンの参戦だったと
聞く。<br>ただ、調教過程をみる限り、今回は急仕上げの感が否めない。未確認なので詳
しい情報は書かないが中間一頓挫あったという噂もある。急ながらも、直前は熱心す
ぎるほどの稽古内容だけに、ある程度動けるようにしたいという思いは伝わってくる
が、あくまで目標はＪＣダートという気がしてならない。今回は地力でどこまでとい
う感じではないだろうか？
<br><br>
フリオーソも同様だ。インフルエンザ騒動の影響で入厩が遅れたとの事だが、その影
響がどこまででるかがカギとなる。展開にも注目したい。前半どれだけ楽ができる
か？<br>競輪ではないが地方交流では、地方の有力馬に有利な流れとなってしまうケース
がある。ここは他地区の馬の出方も鍵となるだろう。最近地方競馬に疎くなりつつあ
る自分としては読みきれずにいるが、まずは動ける状態なのか？そして楽な展開にな
るか？
<br><br>
個人的には、その他有力馬にもそそられる馬がいない。２番手以下の馬に不安材料が
あるだけに、直前のチェックで問題がなければブルーコンコルドから手広くいくとい
うのがおもしろいと思っている。有力馬が動ける状態なのか？浮上してくる穴馬がい
るのか？パドックに注目してみたい。
<br><br>
最後に、前記のとおり、しばらく地方競馬から離れている上に、競馬新聞や調教のビ
デオ等、詳しい情報をチェックしておりません。ぬるく感じた人もいるかもしれませ
んが、勉強不足をお許しください。 <br><br><br>


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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/10/2.php</link>
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         <pubDate>Wed, 31 Oct 2007 14:21:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ＪＢＣクラシック～その1【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[エムジーミニスター、イナリコンコルド、ドリーミングスター、アズマエース、シア
トルスピード…。 <br><br>

交流競走が整備され、中央馬に席捲される中、地方競馬の条件戦を力強く駆け上がっ
ていく馬に無限の夢を託したものだ。<br><br>

クラスの壁に阻まれた者、中央馬に蹴散らされた者、志半ばに斃れた者…。
<br>
中央勢の圧倒的な強さに、時には絶望すら感じた事もあった。
<br>
それでもまた新しい夢を託す。地方競馬をみる喜びはそんなところにあった。
<br><br>
ブルーコンコルドの母、エビスファミリーもそんな１頭だった。ブライアンズタイム
産駒によくみられた腹袋のある馬体は牝馬離れしていて今でも心に残っている。ブ
ルーコンコルドの体型はまさに母譲りである。昨年の東京大賞典のパドックでは、現
役時代の母の姿とだぶってしまい、思わず胸が熱くなってしまったものだ。
<br><br>
さて、今回のＪＢＣクラシック。人気ではあるが、このブルーコンコルドを中心に考
えている。あえて不安材料を探すならば、やや間隔がつまった点となるが、直前に馬
体重と脚さばきをチェックしてもらえれば万全だろう。脚さばきに関しては、フェブ
ラリーＳを覚えている方もいるだろうが、前のさばきが少々悪くてもそれほど大きな
マイナスにはならない。むしろ何も気にならなければ、詰まった間隔への不安はナシ
というふうにとらえるのがよいのではないかと思っている。 <br><br>
<br>
（<a href="http://www.passet.jp/umatukuri/2007/10/2.html">その2</a>に続く）<br><br>
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         <pubDate>Wed, 31 Oct 2007 14:16:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>当選者発表【厩務員ブログ】</title>
         <description><![CDATA[■幸騎手６００勝記念携帯ストラップ<br>
■スプリングＳジャンパー<br>
ほか、計4点セットのプレゼント企画にたくさんのご応募をいただき、ありがとうございました！<br>
厳正な抽選の結果、下記のとおり当選者が決定いたしましたので、お知らせいたします。<br>
今後とも、「覆面厩務員ブログ｣をよろしくお願いいたします。<br><br>
<br><br>
<Table align="center" cellpadding="4" Cellspacing="1" Border="0" Bgcolor="#c0c0c0">

<tr>
<td align="center"><Bgcolor="#EEEEEE"><font color="#777777">プレゼント当選者発表</td></tr>
<tr>
<td align="center" Bgcolor="#fcfcfc"><font color="#777777">　<br>おめでとうございます＾＾<br>　<br><b><font size="5">　福島県伊達郡　chikeさま　<br>　</font></td></tr>
</table><br><br><br><br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/10/post_21.php</link>
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         <pubDate>Mon, 01 Oct 2007 10:38:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>調教欄を読み解く（２）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[中間に一頓挫があった馬に対して、みなさんはどんな判断をしているのだろうか？<br><br>

疑わしいものは黙って消す。これはこれで立派な作戦である。<br>
しかし、より深く追究するならば、どの程度競走に影響しそうなのかを自分なりに判
断せねばならないだろう。パドックなど、当日に馬を見て判断するのはもちろん、コ
メントや調教欄をより慎重に読み解く必要性が出てくる。<br><Br>

実際にファンの人達が重要視しているのは、コメントからの判断だろう。これが一番
分かりやすい。しかし現場に入って強く感じたのは、コメントの信頼性というのは
ファンが思っているほど高くないという事だ。詳しくはまたの機会に書くが、この事
は強く意識してもらいたい。人それぞれ性格にバラツキがあるし、悪意のあるコメン
トはないにしても、悪い情報は可能な限り流したくないと考える人がいるからだ。そ
れはファンに限った事ではない。場合によっては馬主に対しても、取材する人間に対
してもそうであったりする。あくまで参考程度に読むというのが望ましい。<br><br>

では調教欄からは、どんな事が分かるのだろうか？<br>
基本的なところでは最終追いの内容に注目するべきだろう。ここである程度の判断は
出来る。しかし、もう1歩踏み込んで注目すべきものがある。それは最終追いまでの
調教過程だ。競馬新聞の調教欄には中間の時計がびっしりと書き込まれている。これ
は、読めば読むほど味わい深く、いろんなものが浮き上がってくる。<br>
<br>
簡単なところでは日付に注目してみると良いだろう。
<br><br>
調教パターンは、厩舎や馬によって大きく異なってくるが、週の半ばに強い調教を行
い、週末にそこそこ強い調教と行うというケースが最も多い。引っ掛かって時計に
なってしまうなど、例外は少なくないものの、意図的に時計にするのはこの2回。順
調ならばこのパターンで消化されていく。中間に一頓挫があった際、先ほど書いた最
終追いの内容とともに、日付をたどって、このパターンが崩れてないかに注目してみ
るといい。
<br><Br>
週末のそこそこ強い調教は、微妙なさじ加減で普通にやらないというケースはしばし
ばある。しかし、週半ばの強い調教がいきなりスパッと抜けているとなると注意しな
ければならない。場合によっては週単位で全く時計が出てないというケースもある。
時計にならないところを普通に乗っていたのか、調教する事すら出来なかったのかま
では判断出来ないが、時計が抜けている間、強い調教をしなかったという事実だけは
しっかりと受け止める事が出来る。逆に、今回のインフルエンザの件でも多くあった
ケースだが、たいした影響もなくビシビシ乗れていたという場合もここで知る事が出
来る。
<br><br>
時計が出てからの内容も大切である。次回以降、具体的な例を紹介するが、慎重すぎ
るぐらいの内容であれば注意しなければならない。慎重にならざるを得ないほどの状
態であったと考えられるからだ。何度も書くが、最終追いの内容はもちろんその過程
が大切なのである。競馬に向けてどの様に攻めているのか、維持しているのか、厩舎
サイドの意図や工夫を、調教欄で感じていただければ、競馬の奥深さを知るととも
に、よりいっそう馬の状態を把握しやすくなるだろう。
<br><br>
次回は、調教過程に関しての考え方と具体的な例、調教欄から判断できる怪しい馬に
ついてとりあげてみたい。
<br><br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 30 Sep 2007 16:28:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>読者プレゼント【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[ケイバライフ！でブログを書いている覆面厩務員さんから、うれしい読者プレゼントが届きました！<br>
賞品は、<br><br>
■幸騎手６００勝記念携帯ストラップ<br>
■スプリングＳジャンパー<br>
■限定キティ栗東トレセンバージョン（２品） <br><br>
4点セットで、当選者はお一人様のみとさせていただきます。<br>
<br>
▼幸騎手６００勝記念携帯ストラップ<br>
<img alt="P9180581.JPG" src="http://www.passet.jp/umatukuri/P9180581.JPG" width="336" height="449" />
<br>
写真があまりよくなくてスミマセン。<strong>HIDEAKI MIYUKI 600 WINS！</strong>と書かれています。<br><br>
▼スプリングＳジャンパー<br>
<img alt="P9180584.JPG" src="http://www.passet.jp/umatukuri/P9180584.JPG" width="429" height="306" />
<br><br>
栗東限定キティは、サンリオは写真の扱いに関してかなりシビアですので、ここでは写真を出さないことにしておきますが、キティが馬に乗ってるかわいいグッズと、馬蹄形をしたメモ帳です。<br><br>
下記をよくお読みのうえ、ぜひ奮ってご応募ください！お待ちしています！<br><br>
<div align="right">
blandford</div><br><br><br>
<Table align="center" cellpadding="4" Cellspacing="1" Border="0" Bgcolor="#c0c0c0">
  <tr>
    <Td Align="center" Bgcolor="#fcfcfc"><font color="#777777"><strong>【プレゼント応募方法】</strong><br>*<br>
住所･氏名･ハンドルネーム･お電話番号･覆面厩務員への一言応援メッセージをご記入の上、<br><a href="mailto:present_october@mail.goo.ne.jp">こちらまで</a>、お申し込みください。
<b>抽選で、1名さま</b>に、お送りいたします。<br>※必ず、「プレゼント係」とご記入ください。<br>なお、当選の発表は、当サイト内にて<br>「お住まいの都道府県＋ハンドルネーム」という形で<br>発表させていただきますので、忘れずにハンドルネームをお書き添えください。 <br>*<br>*<br>
<strong>【応募締め切り】</strong><br>*<br>
9月30日（日）のメール到着分をもって締め切りとさせていただきます。<br>
厳正な抽選のうえ、当選発表は、10月1日（金）に当サイト内にて行います。<br><br>
<font color="#aaaaaa">※なお、この企画でお送りいただいた個人情報につきましては、<br>今回のプレゼントの発送以外の目的では、使用いたしません。</font><br>

    </td>
  </tr>
</table>
<br><br><br>


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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/09/post_19.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/09/post_19.php</guid>
        
        
         <pubDate>Tue, 18 Sep 2007 18:45:04 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>厩務員の生活（１）　独身寮【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[関西には駿風寮という独身寮がある。<br><br>

まずは、入口にある『くりちゃんバス』のバス停。<br>
今は『くりちゃんタクシー』になっているが、この名前に思わず目がいってしまうだ
ろう。しかし利用者を目にした事はない。ほぼ全員が車を持っているからだ。寮を訪れた際、 駐車場の車の多さに驚く人がいるぐらいである。
<br><br>
建物は病院の様なつくりになっている。そのため見た目には辛気臭さすら感じるが、
住んでみればとても居心地がよい。仕事柄、砂や敷料などですぐに汚れてしまうもの
だが、掃除のおばちゃんの仕事が実に丁寧で、施設はいつもきれいである。寮生のい
い加減すぎるゴミの分類も、ひとつひとつしっかりとやってくれる。ゴミ箱の中身を
考えるとぞっとするような作業である。ここでは書けないような汚物もある。心から
頭の下がる思いだ。
<br><br>
部屋は６畳ぐらいだが、寮費は２０００円もかからない。あとは電気代だけである。
清掃や管理がしっかりしているだけに抜群の安さだ。
<br><br>
居心地の良さはこれだけではない。<br>
何より快適なのは、この世界独特の複雑な人間関係に悩むケースが少ない事だろう。
各人、オレ流の自由気ままな生活を楽しんでいる。次回紹介する社宅とは大違いであ
る。寮生にベテランやトレ子（トレセンの子供）が少ないというが一番の原因だろ
う。未来のトレセンの人間関係を考える上でとても興味深い。隣人とのトラブルもそ
れほど多くない。夜に女のあやしい声がする（女性連れ込み禁止）という事で、所属
の調教師とともに呼び出しをくらった男前がいたそうだが、これは例外中の例外だろ
う。
<br><br>
とはいえやはりトレセンである。奇人や変人は多い。<br>
何より度肝を抜かれるのは『寮内における脱糞行為について』の張り紙である。「先
般、この場所付近で脱糞行為がありました」という衝撃の内容から始まる文章は、寮
内を脱糞しながら歩きまわったツワモノとして、あきれるのを通り越して伝説にすら
なっている。シメに調教師会とビシッと書かれているが、中身が中身だけに何とも締
まりの悪い内容である。この事件以外にも、便器にわざわざ蓋をしてその上からした
というツワモノもいたそうだ。体を張ったネタなのか、モノを自慢したいのか、何が
目的なのかは理解出来ないが、掃除のおばちゃんと話をすると、この様な信じられな
い話がたくさん出てくる。一時期、テレビでよく話題になったゴミ屋敷も結構あるそ
うだ。今年も冬場なのに異臭騒ぎが起こった。原因は生ゴミ系の放置という噂だが、
ここでは珍しい話ではない。<br><br>

奇人、変人。<br>
確かに難しい集団である。<br>
しかしその一方で奇人、変人同士が気が合えば、これほど楽しい関係はないものだ。
<br>
この寮では、お酒に外食、夜遊び、テレビゲーム、マージャン、スポーツ観戦と、ひ
とりであるいは気の合う仲間で毎晩自由気ままに過ごしている。ひとりひとりが生き
生きと実に楽しそうである。
<br><br>
『独身貴族』この言葉がこれほどピタリとはまる集団はないだろう。
居心地が良すぎて結婚しようという気にならないという人も少なくはない。
<br>
それどころか『俺はこの寮で葬式をしたい』と言い放った人がいるぐらいの快適さな
のである。 <br><br><br>


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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/08/post_18.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 01 Aug 2007 00:15:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>波騒ぐ【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[『血統は世界の共通語』<br><br>

何年か前にそんな言葉を聞いた覚えがある。<br><br>

本棚を整理していると数年前に海外から取り寄せた本が出てきた。オセアニアの雑誌
だ。付録になっていた世界の競馬特集が面白く、思わず見入ってしまった。オセアニ
アは世界中にサラブレッドを送り出している。それだけに様々な国の情報が雑誌を賑
わせている。月刊誌には日本の重賞競走の結果がすべて記載されていたぐらいだ。近
年のシャトルスタリオンの成功もあって、今まで以上に海外の情報を入手する必要性
が出てきている面もあるだろう。<br><br>

もう何年も前の話になるが、オセアニアに行った事がある。<br>
そこで何よりも驚いたのは、生産者はともかく、一般ファンのレベルでは凱旋門賞よ
りジャパンカップの方が有名であった事だ。海外遠征となれば、まず第一にジャパン
カップの名前が挙がっていた当時の時代背景も大きいだろうが、いまだに心に残って
いる出来事である。<br><br>

場所が変われば見方が変わる。<br>
もちろん時代でも変わる。<br><br>

ちなみに、この雑誌の付録に記載されていた国と地域は、イギリスから始まって、ア
イルランド、フランス、ドイツ、オーストリア、スイス、ベルギー、オランダ、ハン
ガリー、ポーランド、チェコスロバキア、ノルウェー、デンマーク、スウェーデン、
スペイン、トルコ、イタリア、インド、アラブ首長国連邦、南アフリカ、ケニア、ジ
ンバブエ、中国、マカオ、香港、日本、マレーシア、シンガポール、オーストラリ
ア、ニュージーランド、バルバドス、ジャマイカ、モーリシャス、アルゼンチン、ブ
ラジル、コロンビア、チリ、ベネズエラ、カナダ、アメリカ。ものすごい数である。
マイナーな地域でも１ページを使って紹介していて、なかなか興味深い内容であっ
た。<br><br>

この付録ではないが、ジンバブエの特集もあった。これから世界を目指していくとい
う内容だったが、当時の自分には夢のような話にしか思えなかったものだ。しかしそ
の数年後、イピトンベを輩出。『世界は広い』を痛感する出来事となった。
<br><br>
世界は広い。
<br><br>
しかしその一方で、世界との距離は確実に狭まっている。
<br><br>
競馬とてその例外ではない。
<br>
可能な限り閉鎖的な運営をしてきた日本競馬であったが、もはや外国の存在を無視で
きなくなっている。香港の国際競走が、暮れの日本の競馬番組を脅かす存在にまで成
長したのはいい例だろう。輸送手段の向上もあり、海外遠征が世界規模で行われるよ
うになってきている。スターホースがどんどん海外へ飛び立ち、やがては大レースを
中心とした競馬番組が世界規模で整備されていくだろう。
<br><br>
その一方で、現在認められていない非居住外国人馬主も、外圧や経済不況による馬主
不足で開放される可能性が出てくる。外国の巨大資本参入は、日本競馬そのもののバ
ランスを崩す事も可能だ。現在の様な高い賞金水準なら良い。しかし馬券の売上げや
日本の経済力低下などで、賞金水準が下がれば、欧州のような生産界のマネーゲーム
になりかねない。そうなればスターホースの早期引退が加速し、ファンの競馬離れを
引き起こす事になるだろう。
<br><br>
ユートピアのような現役馬の海外へのトレードも、今後増えてくる可能性は高い。賞
金水準が下がれば、スターホースはおろか、いい走りをした時点ですぐに海外に引き
抜かれるケースも考えられる。ファンの競馬離れは馬券の売上げ減につながり、やが
ては賞金減、日本競馬そのものの衰退へとつながる。現状ですら、日本社会の先行き
はもちろん、深刻な売上げ減、廃止が続く地方競馬など不安な事ばかりだ。
<br><br>
たとえ今の高い賞金水準を保つ事が出来ても、組織力が低く、より自由度が高まって
いる地方競馬から想像もつかない制度が導入され、日本競馬を揺るがすおそれがあ
る。現に今ある地方競馬の外厩制度や大井が強行した現役外国馬導入だけでも、大手
牧場や海外資本を背景に持つ団体が本腰を入れて活用すれば、脅威の存在となりう
る。
<br><br>
世界中から厳選された人と馬で、この高い賞金を本気で狙ってくれば、日本競馬は大
きく変わる事になるだろう。外国馬、外国人馬主、外国人調教師、外国人スタッフ、
今の制度ではあり得ないが、そんなチームが生まれる可能性だってゼロとは言えな
い。低コストかつ優秀な厩舎スタッフの登場は、我々『馬つくりびと』にただならぬ
影響を及ぼすだろう。今後の発展が期待される東アジア戦略として、トレセンに負け
ない施設が誕生する可能性だってある。日本からも優秀な人馬がそこに流れ、成功を
おさめる事になれば、トレセンそのものの存在意義が問われる事になる。日本で実現
出来なくても、近隣の国に拠点を持つ事だって可能だ。
<br><br>
そんな中、果たしていつまでも、閉鎖的かつ馴れ合いにボケたムラ社会のままでいい
のだろうか？
<br><br>
トレセンだけではない。
この深刻な売上げ減、ファンの馬券離れは、すでに日本競馬が衰退への道を歩みだし
ている証拠なのだ。
<br><br>
もはや関係者もファンもないだろう。
<br>
今、何が出来るのか？<br>
これから何が必要なのか？<br>
人それぞれ、自分の立場から出来る事は何なのか？
<br><br>
競馬を愛する人達が、その情熱で日本競馬の未来を考え、議論し、行動する時がきて
いるはずだ。
<br><br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 25 Jun 2007 12:46:01 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>進化する関西（２）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[坂路、持ち乗り制度と革命を起こしてきた栗東に今、新たなる流れが生まれようとしている。<br><br>

『全プール』『オールプール』と呼ばれるシステムがそれだ。<br>

簡単に言えば、進上金を全員で分けあうという方式。<br><br>

これまでは森厩舎のシステムなどが有名であったものの、特殊な存在であった。しかし、これを学び、アレンジを加える調教師が出て、いよいよ進化してきそうな雰囲気にある。今年開業の５厩舎のうち、２厩舎がこのシステムを取り入れている点も見逃せない。<br><br>

厩舎制度に革命をもたらすであろうこのシステムを、これからじっくりと紹介していく。<br><br>

このシステムのメリットは大きい。<br>

まず第一に、担当者に気を使う必要がないという事。<br>
一見、小さな事の様に思われるかもしれないが、これはとても重要だ。今回はこの件
について書いてみたい。<br><br>

これまでのシステムだと、各人２頭任せている担当馬に配慮しながら、大なり小なり
妥協しつつ、厩舎を運営していかなければならなかった。これだとベストの選択がで
きない時がある。<br>

ヘビーな競馬ファンや一口馬主をやっている人なら、厩舎サイドの番組選びや馬の入
れ替えに不満を感じた事がある人もいるのではないだろうか？実際に現場ではいろん
なしがらみに縛られているものなのだ。担当者への配慮も時としてそのしがらみとな
る。<br><br>

例えば、放牧先との馬の入れ替えを行う場合。馬の仕上がりよりも、誰がどの馬を担
当しているのかを優先させるケースがあった。出来るだけ同じ担当者の馬を入れ替え
たいと考えるからだ。しかしこのシステムならば、余計な事を考えず、悪くなった馬
を出し、仕上がりのいい馬を入厩させる事が出来る。適確な馬の入れ替えや番組選択
が成績に大きく響いてくるのは言うまでもない。
<br><br>
泊まりがある小倉や関東圏の競馬場に1頭で遠征する場合も同様だ。残った馬は当然
他の人に任せなければならなくなる。最近はどの厩舎も仕事量が増えている事もあっ
て、３頭持ち（一時的に３頭担当する事）はできるだけ避けたいと考える厩舎は少な
くない。よって馬の状態、レース条件、相手関係などに、ある程度目をつむってで
も、２頭をセットにして競馬を使ったり、調教メニューを変えたり、遠征そのものを
出来るだけ避けるという厩舎もある。裏開催が低レベルなのは単に番組上の問題だけ
ではないのだ。
<br><br>
その他にも同じ担当者の馬を別々の競馬場で使いたいケースなど、いろんなケースが
考えられる。大きな金が動くこの世界、これらのケースでの妥協はもちろん、逆に担
当者への配慮がなかった際のトラブルは永遠に絶える事がなかった。
<br><br>
もちろん調教師の器量や馬の質さえあればこれらの問題を簡単に乗り越える事も可能
だろう。しかしこれらをスムーズに解決出来る厩舎は限られてくる。ただでさえ人間
関係が複雑な世界だ。各自の家庭や生活もある。そこに大きな金、本人のプライド、
馬への思いなど様々なものが加わってくるだけにややこしい。それだけにトラブルが
最も多い持ち替え（担当者変更）の必要がないというだけでもこのシステムのメリッ
トは大きい。
<br><br>
さらには従業員が怪我をした際の対応など、あらゆる面でスムーズな厩舎運営につな
がっていく。スムーズな厩舎運営は人間関係を含めて長期的にはとても重要となって
くるだろう。
<br><br>
もちろんこのシステムのメリットはこれだけではない。
<br>
次回以降さらにそれを紹介していくとともに、このシステムの問題点、現場で感じた
進化についても書いていきたい。 <br><br><br>


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<br><br>
<div align="right">
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/06/post_16.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/06/post_16.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 01 Jun 2007 13:04:28 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>進化する関西（１）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[ＮＨＫマイルカップ、ヴィクトリアマイルと関東馬が大レースを連勝した。<br>
マスコミも関東馬の巻き返しを報じる機会が増え、サークル全体が今、美浦に目が向
きつつある。<br><br>

今まで根強く染み付いていた「美浦の人間は働かない」という偏見が解消されてくる
とともに、「美浦でもやれる」という自信と、取り巻くまわりの人達の目も変わって
くるだろう。すでに馬主やマスコミなどサークル全体が関東馬に頑張ってもらいたい
という流れになってきている。
<br><br>
やる気のある若手調教師、若手スタッフ、強い関東を知る職人気質のベテランもまだ
まだ残っている。これらの人達が見直され、いい馬が美浦に流れ、将来的には大レー
スでの成績が拮抗してくる可能性すらある。
<br><br>
さらに言えば経済の中心は関東である。より近い美浦に馬を預けたいと思う馬主が増
えてきてもおかしくはない。
<br><br><br>
しかし、そういう流れになっても総合的な逆転は厳しいとみる。
<br>
極端に言えば、労働者を犠牲にしてでも厩舎経営を重視する関西と、あくまで労働者
あっての職場という関東ではシステムが全然違うからだ。輸送や施設の違いなどは言
い訳でしかない。たとえ今すぐ東西の人馬が入れ替わったとしても、今のシステムの
ままであれば、それほど大きく成績に影響する事はないだろう。マスコミや関係者は
もっと本質を理解し話すべきだ。馬主だって馬鹿ではない。労働者重視のシステム
で、預託料にまでそれが響いている美浦に馬を預けたいと思うだろうか？
<br>
下位の厩舎の差も大きい。
<br><br><br>
現在、栗東は深刻な人余りの状況。不健康で深刻な問題ではあるが、これが皮肉にも
底辺の底上げにつながっている。転厩が困難になっているだけに、調教師の力は今ま
で以上に強くなるとともに、厩舎スタッフは今いる厩舎で何とかしていくしかない。
今まで怠けてきた人間も調教師の言う事を聞かざるを得ないし、それが出来ない人間
は淘汰されている。以前なら、その厩舎に合わなければ他の厩舎に移ればよかった。
しかし今は、大レースを勝った元騎手ですら厩舎を出れば、自宅待機になったり臨時
でしか採用してもらえない時代なのだ。
<br><br>
さらに言えば、本来上の厩舎を目指していたであろう優秀な人材が、転厩出来ずに、
最初に配属された厩舎のまま頑張っているというケースが多い。実力よりも（トレセ
ンの子供などの）コネが優先される事が多いこの世界。優秀な人材が必ずしも優秀な
厩舎に配属されるという訳ではないのだ。関西は競馬学校を出れば、誰でもすぐに担
当馬の調教をつけられる上に、若手にいい馬を任せようと考える調教師が多い。よっ
て下位の厩舎に配属されても腐るケースはあまりない。この点も底辺の底上げにつな
がっている。
<br><br>
逆に関東は組合の力が強い事もあって、今でもスムーズに転厩が行われてる。この事
自体はとてもよい事だと思う。稼ぎたい人は厳しくても稼げる厩舎に行き、楽したい
人は楽が出来る厩舎に行けばいい。さすがに楽で稼げる厩舎はなかなか空きが出ない
だろうが、それでも自分に合った環境を探す機会はある。生活が安定するまでは厳し
くても稼げる厩舎にいて、生活が安定してからは成績が悪くても楽が出来る厩舎に移
ればいい、なんて考える人も少なくはない。
<br><br>
しかしその一方で、楽な厩舎は腐り放題となる。張り切って仕事をしている競馬学校
卒の新規に、嫌な顔をしたり嫌味を言うベテランの話を聞いた事がある人もいるので
はないだろうか？楽な環境を邪魔する新参者としか思えない人達なのだろう。
<br><br>
さらに言えば、美浦は調教に乗れる人数を制限するシステムを採用してきたため、乗
りたくても乗れないと嘆く若者が多い。牧場や競馬学校で自分よりはるかに乗れてい
た後輩や同期が、馬に乗るのを諦め、別人の様に太ってしまった姿を見た時には、何
とも言えない気持ちになったものだ。もちろん腐る人間にも問題があるが、腐らせる
環境にも問題がある。
<br><br><br>
余談になるが、関東は関西と違い、新規でも数ヶ月で転厩できるシステムになってい
て、『新規の登竜門』と呼ばれていた厩舎があった。新規が入っても厩舎の悲惨さに
幻滅し、数ヶ月で転厩、また新規を採る、また転厩する、という事の繰り返しをする
厩舎だ。
<br><br>
これらはほんの一部の例である。
<br><br>
歴史的な数字となった昨年の東西５３０勝差は簡単に生まれたものではないし、簡単
にひっくり返るものではない。
<br>
たとえ流れが関東に向く事があっても、黙って見ている関西ではない。
<br><br>
坂路、持ち乗り制度と革命を起こしてきた栗東に、今また新たなる力が生まれようと
している。
<br>
厩舎制度に革命をもたらすであろう新たなる力。
<br>
次回以降、その事についてじっくりと書いていきたい。
<br><br><Br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/05/post_15.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/05/post_15.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 25 May 2007 02:02:47 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>厩舎解散の噂【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[栗東は今、ある厩舎の解散の噂でもちきりである。<br><br>

血統背景と雄大な馬体でファンの多い重賞勝ち馬。牝馬路線での飛躍が期待できるオープン馬。所属の若手騎手はもちろん、調教助手にもファンがいて、派手さこそないが根強い人気がある厩舎だ。<br><br>

２歳馬も入厩してきたし、上記の馬以外にも楽しみな馬はいっぱいいる。それだけに突然の解散は意外だった。<br><br>

何より驚いたのは厩舎スタッフだろう。調教師の定年が迫っていたとはいえ、これから次の厩舎を考えようかという段階。突然の話に戸惑いを隠せない様子だった。楽しみにしていた北海道シリーズがなくなり、がっかりしているスタッフもいた。<br><br>

あくまで噂だが、調教師の体力の限界が原因だという。こればかりはどうしようもない。先生も上記のオープン牝馬に大きな期待を抱いていただけに、悩み抜いての決断だったのかもしれない。今はただ、大きな病気でない事を祈るとともに、ヴィクトリアマイルの走りを楽しみにしたい。<br><br>

解散は7月20日との噂。近いうちに正式な発表があると思われるので、正確な情報はそこで確認していただきたい。<br><br><br>

その後は新規の野中、荒川調教師のどちらかが半分を引き継ぐ事になりそう。太宰厩舎の引き継ぎの際は本田、吉田調教師に譲り、待機を選択したものの、結局は早期開業になってしまう事になる。最近は、旧厩舎からそのまま馬を引き継ぐケースが減ってきているだけに、開業が決まるとなれば、馬集めが大変だろう。<br><br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 28 Apr 2007 21:17:38 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ジョッキーマスターズ【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[大レースを勝ったかのような『おめでとう攻め』に、戸惑いながらも照れくさそうに笑う河内先生。今回のジョッキーマスターズは厩舎関係者からも熱い視線が注がれていた。<br><br>

草競馬のような競馬の原点を感じさせる楽しさ。思い出や伝説が蘇り、熱い思いが込み上げてきた人もいるだろう。マッタリとぬるいものになるかと思ったが、盛り上がりもレース内容も想像以上。とても良い企画だったと思う。<br><br>

今回の参加資格者はダービーまたはオークスを制した元騎手。「なんでこの人は出てないの？」という声が多かったが、ＪＲＡ側が参加資格者の中から厳選して、参加を打診していたのではないだろうか？
<br><br>
初めての企画だけに、年齢的にも体力的にも厳しい人が参加してくればレースが危ないものになるという考えは理解できる。ただ、毎日馬に乗っている現役の調教助手の参加がなかったの何とも残念だった。調教助手には参加要請すらなかった可能性がある。実際に「俺は何も聞いてない」と言っている人がいた。
<br><br>
調教助手の不参加は、仕事への影響や制度上の問題があったのかもしれない。しかし裏方となった今でも元気に頑張っているという姿を見せられる場であってもよかったのではないだろうか？普段あまり目立たない調教助手そのものの存在をファンにアピールするという意味でも良い機会だったはず。
<br><br>
関西では岡冨助手（小野厩舎）、岸助手（北出厩舎）、村本助手（吉岡厩舎）が今回の参加資格者に該当する。この顔ぶれだけでも懐かしく感じる人がいるのではないだろうか？
<br><br>
次回以降どんなルールになるのか分からないが、現役調教助手の意地とプライドが加わればさらに熱いイベントになるのは間違いないだろう。<br><br><br>

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 26 Apr 2007 00:46:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>調教欄を読み解く（１）【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[<br>今回は調教について書いてみたい。 <br><br>

<br>先日行われた重賞で、ある馬が圧倒的な人気を裏切った。後出しになって大変申し訳ないが、自分はレース前から危ない人気馬だと思って見ていた。ここで取り上げようかと思ったが、情報提供がどこまで許されるのか判断がつかなかったため自重する事となった。  <br><br>

<br>危険なサインは調教時計にあらわれている。二週前に坂路で追って52秒前半。これだけみれば何の問題もない時計だが、追えば普通に50秒台をマーク出来る馬だけに物足りない。最後の1ハロンも14秒近い。最近は年齢的にズブくなって終いがかかるようになっているし、馬場の良い時間に乗った訳ではなかったようだが、それを考慮しても物足りない時計だ。  <br><br>

<br>実際、現場では担当者が馬体を絞るのに苦労していた。最終的には努力が実ってマイナス体重での出走となったが、レース前に担当者自身が不安を漏らしていたように陣営も何か物足りなさを感じていたようだ。最終追いではそれなりに時計を詰めたが、結局最後まで不安を拭えなかったのだろう、それを物語るかのように前日追いをかけている。 <br><br> 

<br>物足りない時計と前日追い。この２点だけでも疑ってかかる材料はあったはずだ。加えて最近はレースでもズブさをみせている。実力的に負けようがないメンバーではあったが、ズブさと調教過程を加味すれば、小回りコースで取りこぼす事は十分に考えられた。 <br><br> 

<br>話はそれるが、今回の敗戦は馬体重よりも使い過ぎに原因があるとみている。去年の秋から休みなく大レースを使い続け、目一杯仕上げた次のレースでの敗戦だっただけに余計そう感じる。同馬はこれから再び大きなレースにむかい、人気になると思われるが、巻き返しは厳しいものとなるだろう。そこに陣営がどう立ち向かっていくか楽しみでもある。  <br><br>

<br>今回の様に、調教過程から馬券のヒントが転がっているケースは少なくない。それは競馬の深さであり、競馬新聞を読み解く面白さでもある。これを機会にじっくり競馬新聞を読んでみてはいかがだろうか？ <br><br> 

<br>次回はさらに様々なヒントを、現場で見て感じたものとあわせて紹介していきたい。 <br><br>

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 03 Apr 2007 23:26:50 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>名残り雪【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[球春到来。<br>
関西ではセンバツが春を告げる。<br><br>

栗東トレセンでも緑ゼッケン（2歳馬）が登場し、新しい季節への胸の高まりを感じた週だった。<br><br>

3月19日月曜日。<br>

調教師太宰義人死去。<br>
そんなニュースがトレセンを駆け巡った。<br><br>

『名残雪は降る時を知る』<br>

太宰厩舎のスタッフが自分の部屋でよく聞かせてくれた歌を思い出す。<br>

その夜、栗東は季節はずれの雪が舞った。<br><br>


ベテランファンは異色の大卒ジョッキーとして、新しいファンは調教師時代のダンディーな風貌をイメージする人も多いだろう。<br>

トレセンに入ったばかりの頃「昨日の競馬はどうだった？」と声をかけてくれた事を思い出す。太宰厩舎の馬も同じレースに使っていて、装鞍所で挨拶したのを覚えていてくれたのだろう。そのレースで太宰厩舎の馬が勝った事もあり、顔からはうれしさが溢れていた。自慢や嫌みに感じない笑顔、それがこの人の魅力なのではないか？と思ったものだ。トレセンにはあまりない独特の雰囲気を持った人だった。<br>
<br>
そんな雰囲気はどこからくるのだろうか？不思議に思いつつも、結局最後まで解明できないままとなってしまった。<br><br>

ただひとつ知っているのは、長男（啓介騎手の兄）の死。それまでは酒豪として知られた人だったが、長男を事故で亡くしてから、体型から雰囲気まで何もかもが変わってしまったという。それだけ子供思いだったという事なのだろう。<br>

最近元気がないとは感じていたが、ついこの間まで厩舎に来ていたので、まさかという思いだった。<br>厩舎スタッフに聞けば余命何日と知っていての行動だったという。『最後まで馬とともに』という思いだったのかもしれない。<br>今年の厩舎の初勝利、そして太宰調教師の最後の勝利となった先週のダイゴカムイの走りは師の胸に届いたのだろうか？
<br><br>

発表にもあったとおり厩舎スタッフと馬はいったん野村厩舎所属となる。<br>実質は名義のみの変更で、しばらくは調教助手を中心に今まで通りの厩舎運営となるだろう。本格的な移籍は約3ヵ月後となる。<br>鹿戸幸治調教師の勇退が先となるので、そちらが今年開業の厩舎に振り分けられれば、来年開業予定の調教師が前倒しで引き継ぐ可能性もあるとの事だ。<br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 25 Mar 2007 19:03:04 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>関東馬の逆襲【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[『春の報徳、夏の東洋』<br>
古い高校野球ファンならそんな言葉を聞いた事がある人がいるのではないだろうか？<br><br>

巧みなチームづくりと伝統の粘りで一歩前を行く報徳学園。伝統の猛練習で力をつけていく東洋大姫路。兵庫の大会でこれほど盛り上がるカードはない。力差がある年でも不思議と好勝負になるのは、兵庫の高校野球を引っ張ってきた2校がお互いを意識し、認め、高めあっているからなのかもしれない。
<br><br>
関東馬の逆襲が始まっている。<br>
ここのところの意欲的な関西遠征に強い思いすら感じるのは気のせいだろうか？結果も残している。競馬ファンも見逃せないところだろう。<br><br>

昨年もマイルＣＳ上位独占など、関東馬の逆襲があったかにみえた。しかし数字をみると歴史的な差がついたのがよく分かる。組合の資料によると、栗東1987勝に対し美浦は1457勝。530勝差という記録的な数字だ。重賞にいたっては栗東99勝に対し美浦は28勝。78％が栗東という結果。さらに調教師の平均進上金は栗東4396万に対し美浦2668万。手当や預託料など、他にも多くの収入があるとはいえこの差は大きい。厩舎従業員の収入にそのまま響いているのは言うまでもない。<br><br>

これだけの差が開いた原因は、施設の違いが大きいという声が多いが、実際のところ坂路を除けば規模から種類まで美浦の方が充実している。美浦は競馬場までの輸送に時間がかかるので地理的に不利という意見もあるが、関西馬の遠征での活躍をみればそんな意見は論外だというのが分かるし、実際に馬を扱ってる立場から言えば、滞在競馬ならともかく1時間～2時間程度の輸送の違いならたいした影響はでない。<br><br>

ではなぜここまでの差が開いたのだろうか？<br>個人的にはシステムの違いが大きいように思う。その根本となっているのが組合の力の差とそれによる意識の差。これはあらゆるところに影響している。だからと言って単純に栗東がよくて美浦はダメという訳でもない。この事に関しては長くなるので、今後の展望と合わせてまたの機会に書きたいと思う。<br><br>

条件戦でも当たり前のように遠征が行われ、レース映像などいろんな情報が簡単に入り、地方や海外との交流も盛んになった今は、昔ほど東西の意識はないのかもしれない。しかしお互いがそれぞれのやり方で、高いレベルで競い合いあった方が見る方も働く方も盛り上がる。冒頭の兵庫の2校のようにお互いを意識し高めあえる存在になってもらいたいものだ。関東馬の逆襲を大いに歓迎したい。<br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sun, 18 Mar 2007 02:35:55 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ＦＥＥＬ ＬＩＶＥ【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[「すごい確率やなぁ」<br><br>

人だかりの中でそんな声が聞こえてきた。車のフロントガラスが割れている。運転手の首からは血が流れていた。<br><br>

トレセンの午後の風景である。<br><br>


どうやら運転中の車と放馬した馬が衝突したようだ。<br><br>


交通事故の衝撃は、人の命を奪うほどの破壊力があるが、馬は車以上におっかないのでは？と思わせる時がある。数年前にも某ＧⅠ馬が放馬して車にぶつかった事があったが、馬ではなく車が吹っ飛んで横転したぐらいだ。しかも馬はその後も走り続けた。放馬にもいろいろあるが全速力の放馬ほどおっかないものはない。あの時自分は乗り運動の最中だったが、気づいた時はすでに馬が自分の横を通り過ぎていたほどのスピードだった。ぶつかった感じはなかったが、自分の馬の脚から血が噴き出てていた。曳き運動をしていたらと思うと今でもぞっとするような体験だ。<br><br>

誰も好き好んで放馬したり、落馬する人間なんていない。お互い様なところもある。どうにもならない時だってある。だが、人も馬も、放馬した馬に絡まれて怪我する事ほど無念なものはない。すべての努力が一瞬にして無駄になる事だってある。場合によっては命を失いかねない。<br><br>

小さなミスが、ちょっとした不注意が、技術のなさが、経験のなさが、モチベーションの低さが…、馬の、自分の、さらには他人の命を奪いかねない。それが馬づくりの仕事だ。いろんな十字架を背負わなくてはならない。馬も人も、怪我をさせたり死なせたりする事だってあるかもしれない。<br><br>

サラブレッド、これほどまでに強く繊細な生き物。命がけで世話をし、命がけで乗る。それがこの仕事だ。主役の馬も命がけで走る。だからこそ競馬は熱く、面白い。
生産、育成、調教、レース。一頭の馬にはその馬に関わってきた人達の熱い思いが込められている。その思いを伝えたい。その思いを競馬場で感じて欲しい。機械相手では感じられない面白さ、熱さがそこにはあるはずだ。<br><br>
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         <pubDate>Wed, 07 Mar 2007 20:02:35 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>モノが違う！！【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[「Ｄ騎手（北米）はモノが違う！！ワールドクラスらしいよ」<br><br>

「さすがにワールドスーパージョッキーやな」 <br><br>

「Ｍ騎手（欧州）は一皮剥けろってところらしい」<br><br>

「あいつらは剥いてこないで風呂に入ってくるからダメだって聞いたぞ」<br><BR>

「なんじゃそりゃ！！」<br><br>



いきなり下品な話で申し訳ない。<br>
騎手の腕ではなく男のモノについての会話である。トレセン人は下ネタが大好き。その元気の源はスケベパワーからきているのではないかと思うぐらいだ。酒にタバコに女にギャンブル。欲求の赴くままの生き方、それが若さと仕事への活力になっているのかもしれない。特にベテランのパワーは恐るべきものがある。<br><br>

年一回の厩務員旅行でも朝からフルテンション。バスに乗るやいなやいきなりビールを飲みまくりバスガイドに絡むというのがお決まりのパターン。深夜から働いてそのまま旅行という殺人的な日程だが、仕事の疲れなど微塵も感じさせない。疲れて眠っているのはむしろ若手の参加者だったりする。宿に着けば、おまちかねの宴会の時間。今度はコンパニオン相手にこれでもかというぐらい飲む。それでもまだ足りず、本番はこれからだとばかりに夜の街に繰り出し、朝近くまで飲み続ける。次の日はさすがにテンションが低いが、朝食で当然のごとくビールを飲むのだから凄いとしか言いようがない。<br><br>

普段でも夕方の仕事終わりはもちろん、朝からパチンコに行くツワモノがいる。この人達は本当にちゃんと仕事してるのか？と疑いたくなるぐらいだが、普段からバリバリ元気に働いている姿をみると、驚きとともに自分も負けてられないなという気持ちになる。<br><br>

体質や生き方も人それぞれ。しかし誰もが一回きりの人生だ。おもいっきり悔いのないよう楽しもうという考え方は素晴らしい。過酷な仕事内容や複雑な人間関係でいっぱいいっぱいになる人も多いが、ベテランのパワーをみると自分も今以上に人生を楽まないとという気持ちにさせてくれる。<br><br>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 28 Feb 2007 23:04:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>関係者情報について考える【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[たまには馬券に役立ちそうな話を。
今回は関係者情報について考えてみる。<br><br>

雑誌やインターネットで『関係者情報』とか『裏情報』などという広告が絶えないように、内部の情報はファンにとって魅力あるものに映るに違いない。馬券というのは結局のところファン同士のお金の取り合いだから『より多くの情報』と『人にはない武器』を持つ事が重要となる。それだけに内部の情報が魅力的に感じるのは当然の事と言える。今のようにしっかりとしたデータや基本的な予想理論がなかった時代は厩舎情報に頼りきった予想が一般的であったが、その頃の名残りが関係者情報への根強い信頼として今なお生き続けている面もあるだろう。ちなみに海外の競馬新聞は大レースを除いて厩舎のコメントすらないのがほとんどだ。<br><br>

では実際に内部情報はどれぐらい信用できるのだろうか？<br><br>

馬づくりの現場に入って感じた事は、内部の人間は担当馬の状態についてかなりのところまで把握出来るが、競馬そのものの理解や分析は全体的にみて乏しいという事だ。これは強く認識しておいた方がいい。例えば「勝てる」というニュアンスの情報を得た場合、素直に「勝てる」と信じて馬券を買うのは危険だ。なぜなら他馬との比較が出来る人はごくわずかだし、詳細な比較は不可能に近いからだ。展開や他馬の状態等は出来上がった新聞をみてはじめて分かる事なのはもちろん、馬券を買う訳ではないので真剣に検討する必要もなければ、そんな競馬力もない。さらにはそんな暇すらないというのが本当のところだ。「勝てる」イコール確勝ではなく「勝てると思わせるぐらい良い状態」という程度にとらえるのがよいと思われる。厩舎コメントに対する考え方については次回以降さらに深く検証していく。<br><br>

最後に余談だが、冒頭のような内部情報をウリにした予想会社がどんな情報を流しているのか、実際に体験した事がないので分からないが、内部情報で大儲けなんていうウマイ話は無いという事だけは断言しておきたい。先ほども書いたが内部の人間はあくまで馬づくりが仕事であって馬券に関しては素人だからだ。ついでに言えば、裏情報を掴めるぐらい鋭く熱心に情報を聞きまわっている人間を自分は見た事がない。<br><br>

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         <pubDate>Mon, 12 Feb 2007 20:38:03 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>レジェンドレース【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[既に報道になっているが、ダービー、オークスの勝利騎手による夢のＯＢ戦が企画されているという。安全面などの課題はあるだろうが、是非とも実現してもらいたいものだ。何より嬉しいのはこうした思い切った企画をＪＲＡが本気で考えるようになったという事。失敗を恐れずこれからもどんどん挑戦して欲しい。 <br><br>

今回参加すると噂されている中で、個人的に注目しているのは岩元市三先生。弟子思いのいい先生である。ある重賞で和田騎手に乗ってもらった時、人気になるような馬ではなかったが、わざわざ厩舎まで足を運んでお礼を言いにきてくれた。ひとまわりもふたまわりも年下の調教師に深々と頭をさげる姿に弟子へのあたたかい思いを感じ胸が熱くなったものだ。人間関係のドロドロとしたこの世界で、こうした古きよきあたたかい心を持ち続けている人がいるのだなと勇気づけられる思いだった。<br><br>

今年で60歳になるが、毎日元気に調教をつけている。競走馬を調教するのは危険が伴うのはもちろん、一般の人が思っている以上に体への負担が大きい。腰の痛みなどで病院に通っている人は少なくないし、後遺症で悩み続けたり体がダメになって騎乗を断念する人もいる。さらには体の衰えは誰にでもある。それだけに、中央競馬の調教師でありながらこの歳まで調教に乗り続けているのは驚異的ともいえる。夢のＯＢ戦が実現した際は是非ともその騎乗に注目して欲しい。<br><br><br>

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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 07 Feb 2007 19:45:08 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ある厩舎の噂【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[『嘘、大袈裟、まぎらわしい』といえば有名なJAROのCMを思い出すが、トレセンの噂話ほどあてにならないものはない。<br><br>

噂話そのままのネタなら何冊かの本になるし、面白い内容にもなるだろう。だがここでは出来る限り信頼性の高いものを取り上げたいと思っている。噂話の際は「～という噂」などとはっきり書くように心掛けるので、そういった事情を踏まえた上で読んでいただければありがたい。<br><br>

昨年、栗東のある厩舎が廃業になるという噂が流れた。億単位の借金が原因で、厩舎運営に支障をきたせばＪＲＡが黙っていないだろうとの事だった。<br><br>

これは大袈裟ネタのいい例だと思っている。なぜなら借金は厩舎経営の悪化が原因ではなく、家庭内の資産運用の失敗によるもの。よって自ら廃業する理由にはならない。むしろ頑張って稼ぐしかない。ＪＲＡ側としても騎手時代に大レースを勝つなど広く名の通った人なだけに『勇退』をすすめるどころか、よほど深刻な状況にならない限り黙っているだろう。借金にしても『トレセンあっての滋賀銀行』ならある程度の無理は可能だろうし、師弟や血縁関係の強い人だけにまわりのバックアップもあるだろう。実際に他の調教師が助けるという噂もある。総合的にみて廃業はありえないというのが個人的な見解だ。
<br><br>
ただ、悪い噂が流れると呪われたかのように成績が悪くなるのがこの世界。昨年後半はその不吉なジンクスを証明するかのように不振をきわめた。
<br><br>
そんな悪い噂を振り払う一番の薬は何と言っても馬の活躍だろう。年が明け、幸いにも正月競馬で好スタートをきった。この勢いで巻き返しはあるのか？いろんな意味で注目の厩舎だ。<br><br>


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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 01 Feb 2007 20:41:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>栗東･ウワサの物件【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[今、栗東のある物件に注目が集まっている。<br><br>

中古物件とは思えない美しさ、抜群の立地条件、手頃な値段、さらには『国民的英雄Ｄ』など数々の名馬を手掛けたＩ厩務員が住んでいたという噂があるからだ。<br>
Ｉさんがこの物件を手放した理由についてはさすがに書けないが、『トレセンではよくある話』といえばピンとくる人もいるのではないだろうか？<br><br>

それはともかく、ゲン担ぎを大切にするこの世界。その家に住めばＩさんの勝運のおこぼれにあずかれるのでは？と思った人は少なくない。<br><br>

果たして誰が買うのか？<br>
本当に運があがるのか？<br>
噂話が大好きな奥様方を中心に今、この話題でもちきりである。<br>
<br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/01/post_4.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 23 Jan 2007 20:06:20 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>関西馬の強さの裏で【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[12月28日木曜日。<br>
この日の調教スタンドはいつになく人で溢れていた。追い切りの馬が多かったからだろう。<br>
普段は水曜日に追い切る厩舎が多いが、この週は火曜日の雨と金曜日の雪予報を考慮して木曜追いに切り替えてきた陣営が多かった。<br><br>
この業界は頭の固い指示や作業的な仕事が多い。それだけにこうしたほんの些細な事でも柔らかく対処する陣営が多いのには驚いた。それは強い馬づくりに対する意識の高さからくるものに違いない。<br>ここ数年の日本馬の急激なレベルアップは、馬の質や施設の充実はもちろん、こうした強い馬づくりに対する意識の向上が大きい。そしてそんな意識の変化がトレセン内部にもたらした影響は少なくない。要求される仕事の質はもちろん仕事そのものの内容まで、若い調教師を中心に大きく変化している。
<br><br>
トレセンに入るまでは、厩務員の多くがたいして仕事もしないのに高収入を得ているというイメージをもっていた。確かにそんな幸せな人間もいるが、みんな何だかんだ言いながらもよく働いている。特に関西は異常なくらい転厩が困難な状況。加えて最近はトレセン全体が深刻な人余りで、厩舎を辞めても空きの厩舎がなく、自宅待機になってしまうというケースが増えている。<br>それだけに、多少のわがままや無茶をしても許されるという昔の感覚は、通用しなくなりつつある。今までいい加減だった人間も働かざるを得ないし、それができない人間は自ら去るか淘汰されている。<br>さらに言えばどれだけ最悪な仕事環境であっても耐えるしかないし、前向きに考えるならば自分自身を含めた今ある環境を良くしていくしかない。
<br><br>
ＪＲＡは厩務員の組合が強いとよく言われるが、それは関東の話。むしろ関西の組合は弱い。それが関西調教師会の言う『ちょうどよい関係』となって強い馬づくりにつながっているのは否定できないが、その一方で転厩困難な状況を逆手にとった陰湿なイジメも絶えない。ノイローゼでトレセンを去る人間も見てきたし、ここでは書けないような犯罪レベルの嫌がらせも見た。それについてはどこまで書いていいものかずっと迷って書けないでいるが、いつの日か書かなければならないと思っている。<br><br>
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<br>
※写真は栗東トレセン入り口にあるシンザン像]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/01/post_3.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 11 Jan 2007 06:07:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>調教スタンド【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[競馬場と同じくトレセンにも調教を見るためのスタンドがある。騎手や調教助手に乗ってもらう際はここで待機して調教を見守る。<br>
栗東トレセンには馬場側に3つのスタンドがあり、ほとんどの人が厩務員スタンドと呼ばれる小さなスタンドか調教師スタンドと呼ばれる大きなスタンドの一階で調教を見る。スタンドの呼び名は正式なものではなく佐々木晶三先生や福永甲先生のように厩務員スタンドで厩舎従業員や記者の人達とワイワイやりながら見ている人もいる。ここでの人間模様はなかなか面白い。<br><br>
今週は「こんなんじゃ使えない」と京都金杯のハンデを嘆く佐々木先生の声がよく聞かれた。<br>
この世界は調教師でも競馬音痴だなと思わせる人が少なくないがこの人は違う。普段のスタンドでの会話だけでもそれがうかがえるし、番組選びひとつをとってみても鋭さがある。<br>
確かにサンバレンティンのハンデ57キロは前走ＧⅡ勝ちのフサイチリシャールと同じだし、キネティクスやマイネルスケルツィどころかマルカシェンクやサクラメガワンダーより重いのだからかわいそうを通り越しておかしい。<br>
人気になりそうではなかったが、金杯の舞台となる京都での準オープンの鮮やかな勝ち方や福島記念の内容からもここは穴っぽい存在だった。<br><br>
週末には「こんな事ばかり言ってるからハンデが重くなるんだな」とネタにするぐらいになっていたが、そういった言葉が出るというのは、かなり根に持ってるという裏返し。「あの人は笑っていても目の奥が笑ってないようで怖い時がある」と佐々木厩舎スタッフが語っていたが、その片鱗を垣間見たような気がした。<br><br>
<img alt="%E8%AA%BF%E6%95%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%89%EF%BC%91.JPG" src="http://www.passet.jp/umatukuri/%E8%AA%BF%E6%95%99%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%89%EF%BC%91.JPG" width="307" height="230" /><br>
<font color="#666666">※写真は栗東の調教スタンド</font><br><br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2007/01/post_2.php</link>
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         <pubDate>Sat, 06 Jan 2007 20:59:12 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>話題の事件について【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[競馬開催日の朝は早い。<br><br>

普段ならＦ騎手の暴力事件の話題でもちきりになるところだが、意外にもスタンドでチラホラと聞こえてきた程度。眠さと疲労でテンションが低いのに加え、早い時間に寝たために事件そのものを知らなかったという人も多かった。<br><br>

報道では市内の飲酒店となっているが、栗東市内の飲み屋でのトラブル。あの近辺の飲み屋はおもにトレセンのオッチャン連中に愛されていて騎手や若い関係者も付き合い等で行く事がある。<br>
ここからは報道と噂話を交えたものとなるが、簡単にいえば帰りのタクシーが来るまでにかなりの時間がかかるという事がきっかけとなりＦ騎手が店員に腹をたて一発叩き警察沙汰になったというもの。「一発叩いたぐらいで…」という声もあるが、それまでのＦ騎手の言動にかなりキツイものがあったようで店側が危険な人間だと判断して警察を呼んだものと思われる。<br><br>

「あいつはキレやすいからなぁ…」<br>
これが一番多かった感想。<br>
<br>
「あんなんだから誤解されやすいけどすごくイイ人」<br>
そんな声も少なくない。
<br><br>
若い厩務員が目の前で挨拶しても無視。すぐ後ろの知り合いが挨拶したら満面の笑みで応える。<br>
自分が見た一番あの人らしいなと思った瞬間。<br>
<br>
俺は俺のやり方で<br>
わかる奴だけついてくればいい<br>
<br>
それもひとつの生き方だろう。<br>
誇れるだけの成績も残している。<br> 
だが<br>
トレセンという特殊なムラのノリやムラの理屈は世間には通用しない。<br>
<br>
「今回はたまたま警察沙汰になっただけ」<br>
現場ではこんな声も少なくないのだ。
<br><br>
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         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2006/12/post_1.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2006/12/post_1.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">厩舎の裏話</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 23 Dec 2006 23:43:37 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>元気です！　中村将之【覆面厩務員】</title>
         <description><![CDATA[「強引すぎました…。」<br>
落馬したレースを振り返る。<br><br>

「終いは確実に来る馬だけど勝つにはワンパンチ足りない。だから内を狙ったんだと
思います。」<br>
他人事の様に語るのはそのレースの記憶が一切ないからだ。
<br><br>
気がつけば病院のベット。なぜ自分がここにいるのかさえわからなかったという。
<br>
病院では自分との闘いに苦しんだ。<br>
競馬を見るのが辛かった。悔しさや自分自身への怒りでどうしようもない気持ちに
なった。<br>
騎手を辞めようかと本気で思った時期さえあった。<br><br>

思えば辛く険しい道のりだった。<br>
競馬学校では落ちこぼれ厩舎でも調教や人間関係がうまくいかずに悩んだ時期があっ
た。<br>
一年目はわずか２勝。調馬師（調教助手）と冷やかされ泣きそうになった事もあっ
た。<br>
<br>
それが今年２９勝。<br>
何が変わったのかは本人もよく分からないという。<br>
ただどれだけ人気のない馬であってもひとつでも上の着順にという気持ちで乗ってい
ると語る。<br>
<br>
「セイシュンジダイはお前の代わりになって死んだ。だからお前は馬の分も頑張らな
いといけない。」<br>
厩舎のスタッフに励まされた。<br>

オーナーの小田切さんも馬を死なせた事を責めるどころか激励の言葉をかけてくれた。<br>

いつもかわいがってくれるモツ鍋屋のおばちゃんは自分の子供の事のように退院を喜
んでくれた。<br>

いろんな人のいろんな思いにふれた。
<br><br>
もがき苦しむ日々はもうしばらく続く事だろう。
だが必ず競馬場に帰ってきてそのあたたかい思いに応えるくれるだろう。<br>
<br>
早ければ年明けにも調教に乗りたいという。<br>
半年休むようにという病院側との折り合いが鍵だが来春の復帰を目指す。 <br>
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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2006/12/post.php</link>
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         <pubDate>Fri, 22 Dec 2006 05:44:10 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>blandfordのご挨拶【覆面厩務員ブログ】</title>
         <description><![CDATA[先日栗東に旅行（というか出張）したとき、ツテをたどって厩務員さんと若手のジョッキーに原稿を依頼してまいりました。<br>
初対面だったにもかかわらず、このサイトの趣旨をお話したところ、お二人とも原稿書きを快諾してくださいました！ただ、厩務員さんのほうは、名前を出すことによって万が一誰かに迷惑がかかったりするのがまずいということと、名前を出すと本音で書けなくなる部分が出てしまうかもしれない、とのことで、当面は覆面厩務員さんとして、書いていただくこととなりました。<br>
もしかすると、名前を出すよりも、覆面のほうが、いろんな裏話に関しては書きやすいかもしれませんよね＾＾　
毎週1～2回は原稿を送っていただけることになりましたので、ぜひお楽しみに！<br><br>
さてそれで、僕が注目していた若手ジョッキー（今回原稿をお願いした方）は、<strong>中村将之騎手</strong>です！<br>
ご存知の方も多いかと思いますが、中村ジョッキーは2年目の今年、29勝と大躍進を遂げました。人気薄でもしっかり勝負をかけてくれるジョッキーで、とくに馬群をさばいてインから差してくる手綱さばきは、度胸満点です。<br>
しかしその「度胸満点」がやや裏目に出てしまって、10月最終週の福島でひどい落馬をし、病院に運び込まれて現在まで懸命に怪我と戦ってきました。netkeibaの有料会員の方はレースをぜひ見てみてください。あまりにひどい落ち方だったので、ネットでは「もう騎手として復帰できないんじゃないのか？」とか、「脳挫傷もあるらしい」などの憶測･噂が一部で流れていましたが、詳しい情報がほとんどなく、少しやきもきされていた方も多いのではないかと思います。<br><br>
栗東で、ご紹介いただいて、中村ジョッキーと会ってきましたよ！彼はもう退院していて、すこぶる元気です。食欲も旺盛でしたし、まだ背中のコルセットが痛々しいんですが、本人的には痛みもほとんどない、とのこと。現在は週に何度か病院に通ってリハビリに励んでいるそうです。<br><br>
そして、この厩務員ブログ「馬つくりびと」、粋なはからいで、最初は中村騎手のレポートからスタートしてくださいました！<br><br>
今後は、もちろん、中村ジョッキーの話だけではなく、競馬界のインサイドからいろいろな情報を発信してもらおうと思っています。ブログランキングも、「秘密馬券クラブ」とは別で登録させていただきました。
どうぞ末永く、よろしくお願いいたします]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/umatukuri/2006/12/blandford.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/umatukuri/2006/12/blandford.php</guid>
        
        
         <pubDate>Fri, 22 Dec 2006 04:52:38 +0900</pubDate>
      </item>
      
   </channel>
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