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« 第33回厩舎関係者研修会その1【覆面厩務員】 | 東風吹く前に【覆面厩務員ブログ】 »

2008年07月24日

馬体重木曜発表についての考察【覆面厩務員】

A馬  木曜計測→日曜京都 -2キロ
B馬  水曜計測→土曜京都 -6キロ
C馬  木曜計測→土曜京都 -6キロ
D馬  木曜計測→日曜京都 増減なし
E馬  水曜計測→土曜阪神 +2キロ

今週より試験的に導入される馬体重木曜発表に先駆け、その条件に近いと思われる数字を出してみた。今は誰もが手探りの状態だけに、馬券購入の参考にしていただければ有難い。

上記の数字は、競馬の週の追いきり後に計ったものと当日の馬体重との差である。トレセンでの計測は鞍をつけたままのものもあるが、その際は6キロを減じて計算している。

この5例はそれほどでもないが自分が担当した場合、京都・阪神・中京なら平均5キロ程度減ると考えている。関東馬のコラムでも触れたが京都・阪神・中京など1~3時間程度の輸送ではそれほど大きな差は出てこない。ただ輸送の影響は個体差が大きく、あくまでその馬次第となる。細かい事を言えば飼い葉のスタイルや追いきり後の厩舎の調教方針などで多少の差が生じてくる事だろう。

古いデータを破棄してしまったため滞在競馬(北海道など)や、前日輸送(小倉、関東圏など)の数字を出せなかったのは残念であるが、小倉・新潟・東京・中山への輸送はより影響が強まってくる。福島はもっと時間がかかるのでかなりの影響が出てくる。加えてこれらの競馬場は前日入厩のため、競馬までの過程次第ではさらに影響が出てくるものだ。暑かったり、環境が変わって入れ込むなどいろいろな事が重なってくる。最近は強制的に寝藁を使用しなければならない競馬場が増えてきているので、普段チップ(木くず)に慣れた馬が寝藁を食べまくってしまうという事もある。

ちなみに競馬1週間前の計測のため5例には含めなかったが、東京で8キロ減、福島で12キロ減という数字も残っている。

その点、今回の函館記念は滞在馬が多いため、輸送がないという事を強く意識しなければならないだろう。つまり今回と秋の大レースを同じ感覚でとらえるのは危険だという事だ。最近は美浦→函館など、トレセンで追いきった後、直前輸送でその週の函館札幌を使うケースもあるが、自分はその経験がないのでコメントは控えさせていただく。

結論としては、輸送があれば減る可能性が高い。近場なら大差はないが、長距離であれば影響が大きくなる。ただしゲームではないので必ずしも遠ければ遠いだけ減るという訳ではない。あくまでその馬次第となる。人間でもそうだが、輸送に強い体質、性格もあれば、その逆もあるという事だ。加えて寝藁を食べるなど思わぬところで馬体重に影響が出てくるから難しい。厩舎関係者が馬体重木曜発表の意義に疑問を感じているのはそのあたりが原因である。


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日時: 2008年07月24日 20:35
カテゴリー: 厩舎の裏話