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« ダイオライト記念【覆面厩務員】 | 講習会【覆面厩務員】 »

2008年04月22日

血潮湧く【覆面厩務員】

怒りに満ち溢れている。

毎週のように伝えられる中央競馬の売上げ減。
日本競馬の未来はいったいどうなってしまうのだろうか?

競馬も野球もつまらなくなったと聞く。
本当にそうだろうか?自分はそうは思わない。

金さえあれば良い選手を揃えられるようになった日本のプロ野球。たしかにその点はつまらなくなった。しかしそれでも勝ち続ける事は出来ない。心がないところに勝利は転がってこないからだ。そこが面白い。適材適所に選手を使いモチベーションを高め強大な戦力に立ち向かい撃破する。そんなところにたまらない魅力を感じる。逆に言えば、倒すべき強大な戦力があってこそ燃えてくるし応援したくなるというものだ。

一方中央競馬は、サンデーサイレンスが去りレベルの低下を感じずにはいられない状況だ。しかし凄い時代になったとも感じる。出馬表には、馴染みのある父親の名前がずらっと並ぶ。ゲームでしか味わう事ができないと思っていた夢のような時代がやってきた。父親の走りに思いを馳せ、その結晶が目の前で再び激闘を繰り広げる。それだけでも胸が躍るのは自分だけだろうか?これにレベルが伴ってくれば言うことはないのだが・・・

ではなぜダメなのだろうか?
趣味の多様化。確かにそういう部分はあるだろう。野球も同様、古くから人気のある分野に対する逆風が吹き荒れている。経済的な理由、これも大きい。馬券は金があってこそ売れるのはいうまでもない。しかし本当にそれだけなのか?

問題は売る側にある。
これからしばらくは厳しい事を書き続けるつもりだ。最近は本当にひどすぎる。

サンアディユの件はいったい何だったのだろうか?起こった事そのものを今更どうこうこう言うつもりはない。しかしその後の対応は何だ。異例ともいえる記者会見。それを行った事は評価するが、それだけで済ませていい問題だろうか?競馬番組や場内放送などで、謝罪または弁明のコメントをファンに対して発する事がなぜできないのか?多くのファンは納得していない。なぜならこの件は偶然ではなく過失だからだ。競馬だから仕方がないという理由で済ませられる問題ではない。ゲートでの言葉の行き違い、誤解、勘違い。新千歳空港の無許可滑走事件と同様、勘違いで許される場面ではないはずだ。場合によっては事故にもつながりかねない。

天下りではない新理事長誕生にトレセンでも期待の声があがっている。しかし今のところ姿が見えない雲の上の人のままである。この件に関しても理事長自らが登場し、ファンに伝える事もできたであろう。それだけ大きな事件だと自分は思う。こんな厳しい状況なのに、競馬会自らが競馬不信を招いてどうするのだ。競馬の売上げは我々関係者の生活を支えているだけでなく、国庫納付金という重要な役割も果たしている、歯止めのきかない売上げ減は国に対してもマイナスになっていると言っても過言ではない。売上げの結果を踏まえた上で、内部の人間にも厳しく責任を追及し、がむしゃらに新しい策を打ち出していく段階にきているのではないだろうか?

本当に悪い流れである。ここ数年、何かをしようとする姿勢は評価できても、その中身は以前よりもボケたものとすら感じる。もはや上から目線のお役所体質を脱しない限り何も変わらないだろう。口だけではなく本当にファンの視点に立つ事。まずはそこから始めるべきだ。その視点に立った時はじめてファンが何を求めているかが分かるだろう。ファンの人達が、どれだけの思いで競馬を見つめ、どれだけ真剣に馬券に取り組んでいるか、その思いを少しでも理解できればきっと変わる。こんな状況でも変わらず競馬を愛し、馬券を買い続けてくれるファンの思いに応えなければ日本競馬の未来はないだろう。



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日時: 2008年04月22日 01:15
カテゴリー: 厩舎の裏話