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2008年01月28日

旗びらき【覆面厩務員】

2008年1月9日。
全国競馬労働組合の『旗びらき』が栗東トレーニングセンター厚生会館で行われた。


厩舎関係者のみならず、日本中央競馬会の関係者、地方競馬の関係者、国会議員までもが招かれる新年恒例のイベントである。寿司や酒に囲まれ、アトラクションやハワイ旅行などの抽選会も楽しめるとあって、トレセンの行事としては、異例の参加率を誇る。


関西では、厩舎内での年末年始の習慣やイベントが、ほとんど消えつつあるだけに、普段あまり馴染みのない年寄りや若い衆の話を聞いたり、知り合いや同期、厩舎の仲間と新年の顔合わせをするという意味では、貴重かつ楽しみなイベントである。
以前は、退職者も混じって飲んだくれ、オッサンが原付を投げ捨てたまま道路に寝ているという光景も見られたそうだが、今はそんな雰囲気はない。午後の厩舎作業に備えて、お酒はひかえめにするという人間も多かった。


毎年の事だが、乾杯までの道のりが長い。どの行事でもそうだし、誰が悪いという訳でもないが、最初の挨拶というのはひどく長く感じるものだ。『ただひたすらに聞き待つ』という学生時代の朝礼の感覚がここで蘇ってくる。そして、それが何人も続いていく。早朝から働いて空腹と眠気の限界が迫ってくる。ここで心が折れてしまう人間も少なくはない。


去年の挨拶は、様々な話題が出てきた。中でも、以前書いた広がる東西格差という話が興味深かった。今年はもちろんインフルエンザ一色だったが、それとは別に調教師の厳しい現状についての話が一番心に残った。厩務員よりも収入が少ない調教師が増えてきているという。中央競馬の調教師になった時点で、人生勝ち組。そんな時代は終わったのだと改めて思い知らされた。


待ちに待った乾杯も大変興味深いものだった。本来なら「春闘の勝利を勝ち取ろう!!」という掛け声になるところだが、今年は「競馬の発展を願って」というような乾杯の声となった。時代の流れもあるだろうが、協調路線をとる関西らしくて、個人的には大いに気に入ったが、先は不安だらけ。問題は山積みの現状である。



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日時: 2008年01月28日 15:55
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