2009年11月09日
重い病気を乗り越えて・・・【とねっこ通信】
こんにちは、能重です。
3年前の春、我が牧場で産声(?)をあげた総勢12頭のとねっこの中で、
最も手の掛かった仔は誰か?
というのを議論した結果、
満場一致で選出されたのは(と言っても僕と飯田さんだけですが・・・)、日曜日の京都2Rで待望の初勝利を挙げたもえたんことシンバルちゃん。
当時ブログでは一言もお伝えしていなかったと思いますが、実は生後1ヶ月が経った頃に体調を崩してしまったので血液検査をしてもらったところ、とある細菌に感染しいている事が判明し、長い長い闘病生活が始まったのです・・・。
初期症状は発熱や発咳とただの風邪と似ているので、発見や適切な治療が遅れてしまうと気付いた頃には病気の進行が進んでいて肺炎や腸炎を引き起こし、最悪の場合命を落としかねない恐ろしい病気。
毎年のように獣医さんから、他の牧場さんでもこの病気の治療で苦労しているという話を聞きますし、もちろん亡くなってしまった仔馬の話も聞かされています。
ほんとたまたまこの年から産まれた仔馬の血液検査(しっかりと免疫抗体を摂取できたかなど)を行うようになった事も早期発見に繋がったのかもしれません。
様子がおかしいと思ったら血液検査を徹底し今年は予防などにも力を入れた事もあって、確かにこの細菌に侵されたとねっこは何頭かいましたが、みんな症状が全く酷くならずに済んだ事に関しては良かったと思います。
そんな恐ろしい病気なので、毎日飲ませる薬も(3種類を1日2回)とても強力なものばかりで、薬に慣れるまでは通常量の半分以下でも下痢を引き起こしてしまい食欲がなくなってしまったりと、非常に神経を使いました。
毎日毎日僕が来る度に薬を飲まされ、そして飲み終わった後には口の中が薬でドロドロになり、僕の顔を見るのが多分嫌だったと思いますが・・・(その辺りは愛情でカバー^^)
いつ治るのか?という不安ももちろんありましたが、
「この病気になったからといって競争能力に影響はない」
という獣医さんの励まし?のお言葉にも支えられ、もえたんも必死に頑張った甲斐あって2ヶ月近くに渡る闘病生活の末、なんとか無事に完治し元気な姿を取り戻すことが出来たのです。
その間、満足に放牧も出来ませんでしたし、ウンコからによる感染拡大を防ぐため他の仔と一緒に遊ぶことも出来ず、さらに下痢などで栄養もしっかりと吸収できないような状態でもあったので、他の仔より成長も遅れがちだったのも確か。
それからというものの、すくすくと問題なく成長を遂げ、うちを卒業する頃には立派な馬になっていましたし、しかも競馬で勝たせていただんですから、ただただ嬉しいの一言しか思い浮かびません。
携わっていただいた関係者の方には感謝の気持ちで一杯ですし、あの辛い時期を乗り越えてくれたもえたんにも感謝の気持ちを忘れてはいません。
中には、未勝利を勝ち上がったばかりで何をそんな大げさな・・・、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕らにとってはとても大きな大きな1勝なのです。
しかし、これで終わったわけではなく、長い長い競走馬生活もまだまだ始まったばかり。
これからもっともっと辛いトレーニングやレースが待ち構えていますが、頑張ってトーホウシンバルの名前を全国の競馬ファンのみんなに轟かせてくれる様な活躍(大げさ^^;)を期待しています!
関係者の皆様、これからもよろしくお願いいたしますm(__)m
▼カメラ目線ばっちりの、生後2ヶ月のもえたん^^

返し馬の時、向こう上面で立ち止まってカメラ目線でテレビに映っていた姿がホント萌え萌え(死語?)で、もう~たまらなかったっすわ(´∀`*)
▼こちらは母親のローマンさん。
最近の写真がないので、1年前のですが・・・。
土曜日には息子のクソソン君(オーディン君)も福島8Rで3着に食い込み、先週のMVP母親に選出されましたが、特別にニンジンをあげるとかそういうえこひいきは絶対にしません(^^;
最近は駆虫の度に立ち上がったりとこの年になっても扱いに手を焼いていますが、お腹の中にはストーミングホームを順調に受胎中。
来年2月末に出産予定となっています。
▼お前も負けずに頑張れよ^^
先週は他にも多くの生産馬が頑張ってくれました。
日曜日の京都6R新馬戦に出走したべんぞ君(カツトップ)は10着。
しかし太め残りにも見えマッタリとしていた割にはスタートも早く、4コーナーまでは見せ場たっぷり。
次走はダートを使ってみるとの事ですし、叩いた上積みにも期待です^^
同じく兄弟での出走となったカラブラン君は福島11RフルーツラインCで、人気薄もなんのその。
父親譲りの口向きの悪さが解消されたとの事で、自慢のスピードを活かして2着と健闘^^
エンペラーっ仔のわりに短い距離が得意なのは、母親からの影響でしょうか?
これからも期待の持てるレースを見せてくれました。
そして、好メンバーが揃った武蔵野Sに出走したドルチェちゃんは13着と残念な結果に・・・。
ちょっと距離が長かったようですが、直線では馬郡を割って先頭に並びかけるようなところを見せてくれましたね。
まだまだこんなもんじゃないと思うので、これからも楽しみにしています^^
長々と書いてしまい申し訳ないですが、明日もまた門別競馬場までヤマノベガ君の応援に行ってきます!!!!
※竹島牧場さんへの応援メッセージをお送りください^^ こちらからどうぞ
blandfordがいったんお預かりして、責任を持ってお渡しいたしますm(_ _)m
3年前の春、我が牧場で産声(?)をあげた総勢12頭のとねっこの中で、
最も手の掛かった仔は誰か?
というのを議論した結果、
満場一致で選出されたのは(と言っても僕と飯田さんだけですが・・・)、日曜日の京都2Rで待望の初勝利を挙げたもえたんことシンバルちゃん。
当時ブログでは一言もお伝えしていなかったと思いますが、実は生後1ヶ月が経った頃に体調を崩してしまったので血液検査をしてもらったところ、とある細菌に感染しいている事が判明し、長い長い闘病生活が始まったのです・・・。
初期症状は発熱や発咳とただの風邪と似ているので、発見や適切な治療が遅れてしまうと気付いた頃には病気の進行が進んでいて肺炎や腸炎を引き起こし、最悪の場合命を落としかねない恐ろしい病気。
毎年のように獣医さんから、他の牧場さんでもこの病気の治療で苦労しているという話を聞きますし、もちろん亡くなってしまった仔馬の話も聞かされています。
ほんとたまたまこの年から産まれた仔馬の血液検査(しっかりと免疫抗体を摂取できたかなど)を行うようになった事も早期発見に繋がったのかもしれません。
様子がおかしいと思ったら血液検査を徹底し今年は予防などにも力を入れた事もあって、確かにこの細菌に侵されたとねっこは何頭かいましたが、みんな症状が全く酷くならずに済んだ事に関しては良かったと思います。
そんな恐ろしい病気なので、毎日飲ませる薬も(3種類を1日2回)とても強力なものばかりで、薬に慣れるまでは通常量の半分以下でも下痢を引き起こしてしまい食欲がなくなってしまったりと、非常に神経を使いました。
毎日毎日僕が来る度に薬を飲まされ、そして飲み終わった後には口の中が薬でドロドロになり、僕の顔を見るのが多分嫌だったと思いますが・・・(その辺りは愛情でカバー^^)
いつ治るのか?という不安ももちろんありましたが、
「この病気になったからといって競争能力に影響はない」
という獣医さんの励まし?のお言葉にも支えられ、もえたんも必死に頑張った甲斐あって2ヶ月近くに渡る闘病生活の末、なんとか無事に完治し元気な姿を取り戻すことが出来たのです。
その間、満足に放牧も出来ませんでしたし、ウンコからによる感染拡大を防ぐため他の仔と一緒に遊ぶことも出来ず、さらに下痢などで栄養もしっかりと吸収できないような状態でもあったので、他の仔より成長も遅れがちだったのも確か。
それからというものの、すくすくと問題なく成長を遂げ、うちを卒業する頃には立派な馬になっていましたし、しかも競馬で勝たせていただんですから、ただただ嬉しいの一言しか思い浮かびません。
携わっていただいた関係者の方には感謝の気持ちで一杯ですし、あの辛い時期を乗り越えてくれたもえたんにも感謝の気持ちを忘れてはいません。
中には、未勝利を勝ち上がったばかりで何をそんな大げさな・・・、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、僕らにとってはとても大きな大きな1勝なのです。
しかし、これで終わったわけではなく、長い長い競走馬生活もまだまだ始まったばかり。
これからもっともっと辛いトレーニングやレースが待ち構えていますが、頑張ってトーホウシンバルの名前を全国の競馬ファンのみんなに轟かせてくれる様な活躍(大げさ^^;)を期待しています!
関係者の皆様、これからもよろしくお願いいたしますm(__)m
▼カメラ目線ばっちりの、生後2ヶ月のもえたん^^
返し馬の時、向こう上面で立ち止まってカメラ目線でテレビに映っていた姿がホント萌え萌え(死語?)で、もう~たまらなかったっすわ(´∀`*)
▼こちらは母親のローマンさん。
最近の写真がないので、1年前のですが・・・。
土曜日には息子のクソソン君(オーディン君)も福島8Rで3着に食い込み、先週のMVP母親に選出されましたが、特別にニンジンをあげるとかそういうえこひいきは絶対にしません(^^;
最近は駆虫の度に立ち上がったりとこの年になっても扱いに手を焼いていますが、お腹の中にはストーミングホームを順調に受胎中。
来年2月末に出産予定となっています。
▼お前も負けずに頑張れよ^^
先週は他にも多くの生産馬が頑張ってくれました。
日曜日の京都6R新馬戦に出走したべんぞ君(カツトップ)は10着。
しかし太め残りにも見えマッタリとしていた割にはスタートも早く、4コーナーまでは見せ場たっぷり。
次走はダートを使ってみるとの事ですし、叩いた上積みにも期待です^^
同じく兄弟での出走となったカラブラン君は福島11RフルーツラインCで、人気薄もなんのその。
父親譲りの口向きの悪さが解消されたとの事で、自慢のスピードを活かして2着と健闘^^
エンペラーっ仔のわりに短い距離が得意なのは、母親からの影響でしょうか?
これからも期待の持てるレースを見せてくれました。
そして、好メンバーが揃った武蔵野Sに出走したドルチェちゃんは13着と残念な結果に・・・。
ちょっと距離が長かったようですが、直線では馬郡を割って先頭に並びかけるようなところを見せてくれましたね。
まだまだこんなもんじゃないと思うので、これからも楽しみにしています^^
長々と書いてしまい申し訳ないですが、明日もまた門別競馬場までヤマノベガ君の応援に行ってきます!!!!
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blandfordがいったんお預かりして、責任を持ってお渡しいたしますm(_ _)m
投稿: 竹島牧場 日時: 2009年11月09日 22:55
カテゴリー:
| コメント(7)

能重さん、おはようございます。
もえたんは試練を乗り越えてきたんですね~~
今のたくましい姿からは想像も出来ませんね。
私たちは競馬場で、鍛えられた最後の良いところだけを見せて貰ってる訳ですね。
この前のレースで、この先かなり期待できるシンバルちゃんと見ました☆
怪我無く頑張ってほしいです。
新聞でも力は一枚上と書いてありましたし♪
今週は淀でオルビス君でしょうか。。。
日時: 2009年11月10日 09:24
カラブラン君に目を奪われていて・・夜テレビを見ていたら、あらシンバルちゃんが勝利、オーディン君が健闘と、わ~竹島牧場いい感じですね。うれしいです!
シンバルちゃんは、とっても大変だったのですね、皆さんのがんばりでこの勝利、おめでとうございます。
日時: 2009年11月10日 10:43
もえたんは、竹島牧場スタッフの手で
命を繋げたんですね。
人間のお母さんだったら、自分の子どもが
病気だったら必死に看病するけど、
馬のお母さんにそれは無理ですもんね。
(薬を飲ませられないし ^^;)
人間が母代わりをしないとですもん。
能重さんも飯田さんも、立派な母ですね。
大変な思いをした子が、ちゃんと育っただけで
なく、勝利するんだから、そりゃ、感慨ひとしお
でしょう。
やはり、手がかかる子ほど記憶に残るもの。
だから、逆に、手がかからなくて、
印象が薄かった子が気になります。
今度は、手がかからなかった子
NO1を教えてください(><)
日時: 2009年11月10日 17:30
こんばんは。
もえたんがシンバルちゃんになるまでの過程に試練ががあったのですね。
もえたんはももっちのお姉ちゃんで、顔が可愛くて、人懐こいから可愛がられていたという認識しかなかったのですが、人馬共に相当なご苦労がおありだったのですね。。。
中央で1勝をあげることは決して並大抵なことではないはず。
関係者の方々の苦労が報われた瞬間ですよね。
どの仔も可愛いとは思いますが、シンバルちゃんは特別な存在だったと思います。
フローネちゃんみたいな。
日時: 2009年11月11日 21:02
>サフランさん
2日遅れですが、おはようございます。
競馬場で走る過程に至るまで、たくさんの方々の苦労があります。
その中でも生産牧場は1番地味な存在ですけどね・・・。
シンバルちゃんは良いレースでした^^
オルビスは京都と福島、どっちでしょうか・・・。
今日の4時まで楽しみにしましょう^^
>みもざさん
ありがとうございますm(__)m
先週の竹島っ仔の頑張りにはビックリ^^
関係者の方々にはホント感謝です。
日時: 2009年11月12日 07:05
>とこさん
確かに、馬の母ちゃんは仔っこが病気で苦しんでいる時くらい、看病してほしいと思ってみたりも(^^;
逆に放牧時間が減らされる事でどんどんストレス溜めるだけですからね・・・。
基本的な事ですが、うちはどの仔に対してもしっかりと手を掛ける事を心がけているので、今の段階では特別この仔は大変だったとか、印象が薄いとか、そういう思いはほとんどありません。
競馬場でデビューする頃になって、ようやく小さい頃の思い出が蘇ってくるもの^^
1頭の仔馬を育てるという事は、とても大変な事なんです・・・。
日時: 2009年11月12日 07:54
>britneyさん
朝の休憩時間に書ききれずに遅くなってしまい、大変申し訳ありませんm(__)m
ホント姉妹揃ってとても人懐っこく、カワイイ仔でした^^
母親の性格からは意外なんですが・・・(^^;
地方、中央問わず、競馬で勝つと言うことはとても大変なこと。
いろんな方の苦労があってこそであり、その道は長く険しい道のり。
僕らが関わっている事なんて、ほんのわずかなものでしかないのかもしれませんが、苦労が報われた時の感動はホントたまらないです^^
フローネを始め、みんな特別な存在で終わらないように、頑張りたいと思います!
日時: 2009年11月12日 22:46