2007年04月27日
奇跡のロックンロール【とねっこ通信】
今年、最も祝福される命が誕生しました。
トーホウメドゥーサ07。
牡の鹿毛馬。父はクロフネです。
▼プッチくんことトーホウメドゥーサ07
繁殖の現場において、出生の瞬間はいつの時も感動的で、祝福されるべきものではありますが、 この仔が生まれたとき、牧場は特に深い安堵感と充実感につつまれました。
なかなか記事におこせなかった事実なのですが、母馬メドゥーサが、蹄葉炎を患っていてこの仔の出生が危ぶまれていたからなんです。
トーホウメドゥーサが繁殖に上がってきたのは2年前の繁殖シーズンの直前。
父Meadowlakeの外国産馬で、中央競馬で5勝をあげた立派な馬体の持ち主ですので、当然期待せずにはいられない馬でした。
初年度、馬主さんが何をつけるつもりだったのかちょっと忘れてしまいましたが、それにむけて準備していましたところ、どうもいい発情が来ないし、体中痛いとこだらけで、なんかヘンだな~と思っていましたら、程なくして、蹄葉炎を発症しているとわかり、愕然としました。
ご存知の方も多いとおもいますが、蹄葉炎は恐ろしい病気です。
しかも片方だけならまだしも、この馬の場合両前脚に発症していて重篤な状態でした。
大変!下手したら命にかかわるぞ!
ということで、この年は種付けをキャンセルして治療に専念することとなりました。
ここで採られた治療法は装蹄療法です。
幸いウチに来ていただいてる装蹄師さんがその道のプロフェッショナルで、最新で最良の装蹄を施してくれました。
「ロックンロール」と呼ばれる特殊な蹄鉄をつかうその方法は、詳しくはまたいつかの機会にしたいと思いますが、蹄葉炎に対処する工夫が様々につまった優れものです。
この蹄鉄をはめたとたん、それまで痛みで歩けなかった馬がウソみたいに歩けるようになり、 半年もすれば、症状(痛みや蹄の熱感)もレントゲンの結果もよくなっていきました。
とはいえ、そう簡単に治る病気でもなく、油断をすればすぐ再発するということなので、慎重に治療を進めていき、一年たった去年の春、装蹄師さんも「やってみましょう」といってくれて、ようやく種付けに踏み切りました。
▼特殊装蹄「ロックンロール」

配合相手はクロフネです。
大きな仔を出す種馬ですので、初年度にはもってこいなのですが、メドゥーサの場合、お腹の仔っこが大きくなって体重が重くなるときが正念場(蹄葉炎には重い体重がこたえます)なので、 少し心配でした。
不安は募る日々でしたが、蹄の状態はどんどん良くなっていて、出産一ヶ月前くらいには、装蹄師さんから「ほんとに良くなったね~」といってもらえました。
でも、すでに自分の体重以外に80kg程のおもりを抱え、以前にも書きましたが出産前でカイバの量もふえている(過食もこの病気にはよくないです)ので、最後まで気が抜けませんでした。
▼メドゥーサ出産1ヶ月ほど前

そして今年4月、足掛け2年で、無事に男の子を出産となったわけです。
いろいろ最悪の事態を想像したりしましたが、生まれてみれば拍子抜けするほどの安産で、母子ともに健康。
しかも初子は育児拒否の可能性もあったりするのですが、異常なほどのかわいがりぶり。
誰が教えたのか、最初から子供の扱い方を知っていました。
ホント不思議です。
▼メドゥーサとプッチくん。初放牧~

予想に反して小さくてカワイイ仔なので、いつもウチに来てもらっている獣医さんから、「プッチ」くんという名前をもらいました。反発して大きくなってもらいたいところです。
今まで書けなかった話です。
長い話でスミマセン。でもまだまだ書き足りないくらいですよ。
※竹島牧場さんへの応援メッセージをお送りください^^ こちらからどうぞ
blandfordがいったんお預かりして、責任を持ってお渡しいたしますm(_ _)m
トーホウメドゥーサ07。
牡の鹿毛馬。父はクロフネです。
▼プッチくんことトーホウメドゥーサ07
繁殖の現場において、出生の瞬間はいつの時も感動的で、祝福されるべきものではありますが、 この仔が生まれたとき、牧場は特に深い安堵感と充実感につつまれました。
なかなか記事におこせなかった事実なのですが、母馬メドゥーサが、蹄葉炎を患っていてこの仔の出生が危ぶまれていたからなんです。
トーホウメドゥーサが繁殖に上がってきたのは2年前の繁殖シーズンの直前。
父Meadowlakeの外国産馬で、中央競馬で5勝をあげた立派な馬体の持ち主ですので、当然期待せずにはいられない馬でした。
初年度、馬主さんが何をつけるつもりだったのかちょっと忘れてしまいましたが、それにむけて準備していましたところ、どうもいい発情が来ないし、体中痛いとこだらけで、なんかヘンだな~と思っていましたら、程なくして、蹄葉炎を発症しているとわかり、愕然としました。
ご存知の方も多いとおもいますが、蹄葉炎は恐ろしい病気です。
しかも片方だけならまだしも、この馬の場合両前脚に発症していて重篤な状態でした。
大変!下手したら命にかかわるぞ!
ということで、この年は種付けをキャンセルして治療に専念することとなりました。
ここで採られた治療法は装蹄療法です。
幸いウチに来ていただいてる装蹄師さんがその道のプロフェッショナルで、最新で最良の装蹄を施してくれました。
「ロックンロール」と呼ばれる特殊な蹄鉄をつかうその方法は、詳しくはまたいつかの機会にしたいと思いますが、蹄葉炎に対処する工夫が様々につまった優れものです。
この蹄鉄をはめたとたん、それまで痛みで歩けなかった馬がウソみたいに歩けるようになり、 半年もすれば、症状(痛みや蹄の熱感)もレントゲンの結果もよくなっていきました。
とはいえ、そう簡単に治る病気でもなく、油断をすればすぐ再発するということなので、慎重に治療を進めていき、一年たった去年の春、装蹄師さんも「やってみましょう」といってくれて、ようやく種付けに踏み切りました。
▼特殊装蹄「ロックンロール」

配合相手はクロフネです。
大きな仔を出す種馬ですので、初年度にはもってこいなのですが、メドゥーサの場合、お腹の仔っこが大きくなって体重が重くなるときが正念場(蹄葉炎には重い体重がこたえます)なので、 少し心配でした。
不安は募る日々でしたが、蹄の状態はどんどん良くなっていて、出産一ヶ月前くらいには、装蹄師さんから「ほんとに良くなったね~」といってもらえました。
でも、すでに自分の体重以外に80kg程のおもりを抱え、以前にも書きましたが出産前でカイバの量もふえている(過食もこの病気にはよくないです)ので、最後まで気が抜けませんでした。
▼メドゥーサ出産1ヶ月ほど前

そして今年4月、足掛け2年で、無事に男の子を出産となったわけです。
いろいろ最悪の事態を想像したりしましたが、生まれてみれば拍子抜けするほどの安産で、母子ともに健康。
しかも初子は育児拒否の可能性もあったりするのですが、異常なほどのかわいがりぶり。
誰が教えたのか、最初から子供の扱い方を知っていました。
ホント不思議です。
▼メドゥーサとプッチくん。初放牧~

予想に反して小さくてカワイイ仔なので、いつもウチに来てもらっている獣医さんから、「プッチ」くんという名前をもらいました。反発して大きくなってもらいたいところです。
今まで書けなかった話です。
長い話でスミマセン。でもまだまだ書き足りないくらいですよ。
飯田秀倫
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