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      <title>スタッフブログ／cinemas＆books</title>
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      <description>cinemas-books</description>
      <language>ja</language>
      <copyright>Copyright 2010</copyright>
      <lastBuildDate>Wed, 16 Jun 2010 10:04:39 +0900</lastBuildDate>
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            <item>
         <title>12人の怒れる男【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>
<img alt="12.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/12.jpg" width="554" height="369" />
<br>

監督／ニキータ・ミハルコフ<br>
出演／ロシアの俳優さんいっぱい<br><br>

秋は見たい映画が目白押しで、「宮廷画家ゴヤは見た」「ブーリン家の姉妹」のコスプレシリーズや、「その土曜日、7時58分」とか、あと、見逃してた「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」が札幌の名画座におりてくるのでそれもぜひ見たいし、正月にくる（らしい）コリン・ファースの出る「マンマ・ミーア」も多分見たくなる。正月までにこれだけ見られれば、まあかなり満腹しそう＾＾<br><br>
その「ぜひ見なきゃ」シリーズのオープニングに選んだのが、、「12人の怒れる男」。<br>
なんとロシア映画！<br>
これは1957年にハリウッドで作られた、有名な「十二人の怒れる男」のロシア版リメイクだそうで。僕はその1957年版（ヘンリー・フォンダとかが出てる）は見てないんだけど、アメリカのテレビ用に作られた、ウイリアム・フリードキンによるリメイクは以前ビデオを借りて見た。これは密室劇としては出色の出来栄えで、そうとう面白かったので、ロシア版もかなり期待して見に行った。<br><br>

現代のロシア映画を見たのは初めてなんだけど、いやー、ハリウッドと映画作りがまったく違うので、新鮮だったなあ。まず、映画を作るにあたっての視点がまるで違う。なんというのだろう、ハリウッド映画はほとんどすべて「興行的に成功を収めること」を目指して作られるのに対して、今回見たロシア版「12人の怒れる男」は、非常にメッセージ性が強い、芸術作品という感じ。<br><br>

映画の大枠と、筋立ての大まかな部分はアメリカ版と同じなんだけど、あとは「リメイク｣というよりは「新しい映画」といったほうがいいぐらいだな、と思えた。
<br><br>
この映画の大きなバックボーンとなっている「ロシアとチェチェンの抗争」という歴史的背景がまったく分からないし、知識として知ってはいてもそれはあくまでも文字で読んだ知識でしかなくて感覚的にまったく遠い世界の話なので、たぶん、この映画の重要なメッセージは受け取れてないような気がする。<br><br>

でも、オープニングの超ハイキーに仕上げたイメージがもういきなりハリウッド製ではなくて、最初からすごく新鮮。そして、スクリーンから聞こえてくる言葉が、普段まったくなじみのないロシア語で、これもまた新鮮。そしてところどころフラッシュバック的に挿入されるチェチェンでの抗争シーン、これがもう本当にリアルに怖くて、涙が出そうな感じさえしてくる。<br><br>

さてそれで、登場人物がまた全員、ずいぶん芝居がかった喋り方ばかりで、しかもその芝居がたいてい「過剰」で、これがたぶんロシア的なものなのかなー、と思いながらずっと見ることになった。<br>
セリフも、ひとことでいうと「すごく過剰」。<br>
登場人物が、一人ひとり、延々と｢自分の歴史」を過剰な芝居で語りだすんだけど、たぶん、一人ひとりの言葉に、ロシア人なら「そうだよなあ、そうだよなあ、いやホントにそのとおりだよなあ」的な共感の嵐があるのだろうと思うのだけど、日本人の僕が聞いた感じでは「ちょっとお話し長いですねー」（笑<br><br>

上映時間は、なんと2時間40分！劇場でこれは、ややお尻が痛い。<br>
で、全体に非常に冗長なつくりで、饒舌。<br>
でも間違いなく、それがこの映画の持ち味で、あの冗長さを削ってしまったら「なんとなく普通？」的な仕上がりになってた可能性が高いかな。<br><br>

で、結果的に面白かったのかどうかというと、うん、これが「面白かった」わけなんですよ。ええ。<br>
ハリウッドとかフランスとかに飽きた人にはちょっとオススメ。新鮮です、全体に。

<br><br>
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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2010/06/12blandford_1.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヨーロッパ</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 16 Jun 2010 10:04:39 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ハワーズ・エンド【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br>
<font color="RosyBrown">ハワーズ・エンド 　E.M.フォースター　吉田健一訳</font><br>
<br><br>
今年の夏休みは久々に1週間丸まる、仕事のことをほとんど考えずに過ごすことができて、北京オリンピックに夢中になる傍ら、ハワーズ・エンドも読み終えることができた。<br><br>
ブルガーコフの「巨匠のマルガリータ」のあとに読んだので、さすがにあれと比べるとこちらはとても静かで、落ち着きと気品に満ちた小説という印象。<br>
フォースターの作品は、「人と人はいかにして理解しあうことが可能なのか」ということがテーマで、お互いに階級や立場や性別を乗り越えて理解し合おうとする人物たちが描かれている・・・とされている。<br>
が、20世紀の日本に生まれ、現在21世紀の日々をエンジョイしている我が身としては、19世紀後半～20世紀初頭の大英帝国の階級社会や文化、習慣などを理解できるはずもなく、「分かり合おうとする人達」という文脈の中では、僕自身はこの小説を読めなかった。<br><br>
僕にはむしろ、「与えられた状況の中で、ときには自分の信じるところにしたがって、そしてときには感情の赴くままに、なんとかして、思うに任せない人生を生きていく人たちの物語」という読み方をしたほうが理解しやすかった。むしろ、「池澤夏樹=個人編集　世界文学全集」は、そのテーマのもとに編まれたのではないかとさえ思う。<br><br>
それぞれにいろいろな思惑を抱えながら、登場人物の誰もが、「こんなはずじゃなかった人生」を、一生懸命に生きていく。イヤなやつも、ダメなヤツも、傲岸不遜なひとも、センシティブなひとも、みんな、「こんなはずじゃなかった」人生を受け入れながら、前を向いて生きていく。<br><br>
そうなんだ、ここに描かれている登場人物は、みんなどことなく、「思い通りにならない人生」を受け入れることに対して、後ろ向きではないのだ。<br><br>
その姿がけっこう丹念に描かれていて、読後感としては、「けっこう感動したなあ」というイメージが残った。10年後ぐらいにもう一度ゆっくりと読んでみたいな、という気にさせてくれる一冊だった。<br><br>
ずいぶん前に映画化されていて、「この人が出るととたんにイギリス映画っぽくなる」と僕が勝手に思ってるヘレナ・ボナム・カーターが出演している。<br>
原作を読む限りでは、これはそうとう美しい映画になるはずで、ぜひそちらも見てみたいものだと思った。



<br><br>
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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2010/06/blandford_10.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 15 Jun 2010 15:05:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>巨匠とマルガリータ【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br>
<font color="RosyBrown">巨匠とマルガリータ　ブルガーコフ　水野忠夫訳</font><br>
<br><br>
高校の頃からロシア文学はけっこう好きで、苦悩の巨匠ドストエフスキー、道徳の巨匠トルストイ、そして偉大なるチェーホフとかとかをわりと好んで読んできた。ずっと長い間僕にとって最高の小説は「カラマーゾフの兄弟」で、こんな文学を人間が生み出せるとはまったく凄いものだ、と思っていたものだった。<br>
だからブルガーコフの名前ぐらいは知っていたのだ。しかも「どうも、面白いらしい」と嗅覚だけは働いていたんだが、どこの本屋に行っても簡単に「ほら買いなさい」という感じでは売ってなくて、しかもブルガーコフに対する興味は、「それでもなんとしてでも入手して」というほどではなかった。<br><br>
だから今回も、「ああ、ブルガーコフを僕は結局読むことになるのね」という程度の感触で読み始めたのだ。・・・しかし、冒頭から2～30ページもいかないうちに、この小説の「ただごとではない感じ」がずっしり伝わってきた！読み進むうちにさらに驚いた、これは普通の小説ではない。<br><br>

予言どおりに首を切られて死ぬ人、その予言をした悪魔、悪魔のとりまき、喋る猫、精神病院にいる巨匠、身体に塗るだけでたいへんなことになるクリーム、裸で空を飛ぶ魔女、イエス・キリスト（ナザレのヨシュア）、マタイ、イエスに関する不思議な小説、マルガリータと壮大な悪魔の晩餐会、モスクワ、アパート、、、、、などなどの、まったくバラバラに見える仕掛けと舞台装置が、ひとつの世界観の中で実に適切に配置されて語られ尽くしていくさまは、まさに圧巻。<br><br>

しかも、これだけ大建造物のように虚構の世界を積み重ねておいて、終始、なぜかどこかにリアリティがある、と思わせるのだ。その筆力はまったく信じられないほどだし、「悪魔」とか「首を切られて死ぬ人」とかが出てくるにもかかわらず、まるで重苦しいところがなく、読みようによっては一種のコメディとさえ見える軽さを備えているあたりも凄い。
<br><br>
ブルガーコフという人は、本当に、天才なんだろうなあ、と思う。<br>
「巨匠とマルガリータ」はまったく何にも似ていないオリジナリティあふれる小説で、手法も、展開も、物語も、語り口も、あらゆる点で独創的だと思う。
<br>
ブルガーコフの全集が翻訳で出されたら、きっと買うのになーと思う。機会があれば、巨匠とマルガリータも、もう一度読み返してみたい。本を読み進める楽しみを味わいつくせる、実に面白い一冊だった。

<br><br>
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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2010/06/blandford_11.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 14 Jun 2010 13:06:20 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>太平洋の防波堤ほか【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br><br>
<font color="RosyBrown">太平洋の防波堤／<br>愛人ラマン デュラス 清水徹/田中倫郎訳<br>
悲しみよ こんにちは サガン　朝吹登水子訳</font><br>
<br><br>
池澤夏樹さんの世界文学全集は本当に面白くて、しばらく小説はこれだけあればいいかな、という感じになっている。ときどき手近にある文庫で日本の作家の短篇を読みながら、この重厚なシリーズを読み続けていられるとどんなに幸せか、と思う。<br>
最近は思うところあってビジネス書や新書をたくさん読んでるので、その間に小説を読むとやはりとても心が潤う。<br><br>
さて、この本はもうだいぶん前に読んだんだけど、こういう文学全集のよさは、「この全集をぜひ読破したいもの」という思いがなければ決して読むことはなかったと思える作品と巡り合えること。<br>
とくにサガンの「悲しみよこんにちは」は、僕が高校の頃にガールフレンドが「とても面白い」と言っていた小説なんだけど、なんとなく読みそびれたままこの歳になっていた。<br><br>
読んでみて驚いたのが、これは僕が生まれるよりも前に書かれた作品であるにもかかわらず、実にみずみずしくて新しい、ということだった。1950年代に書かれた小説だから、当時としてはさぞセンセーショナルな話題になったのではないか、と思う。<br>
訳文はさすがに古くてちょっと閉口する部分もあったが、それでも、行ったこともない南フランスのきらきら輝く太陽だとか、その美しい海岸線のけだるい午後とかが、目の前に映像として見えるような気がする一冊だった。<br>
いい小説ってどこか文章が映像的なんだけど、「悲しみよこんにちは」は主人公セシルの、思春期ならではの残酷さと美しさがないませになった心理描写が実に微妙な良さを見せていて、人間がしっかり描けているので、小説全体が映像的なイメージで記憶に残るのだろうか、とも思う。<br><br>
ずいぶん前に映画化されていて、映画を見てみたくなった。<br>
主演したジーン・セバーグが髪をベリー・ショートに切って、これが「セシルカット」と呼ばれたそうだ。（ダイナカールの娘ではありませんよ・笑）<br><br>
セシル・カット<br>
<img alt="seberg.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/seberg.jpg" width="200" height="265" /><br><br>


<br>
マルグリット・デュラスは「愛人・ラマン」を以前から読みたいと思っていたが、このタイトルの単行本を本屋のカウンターに持っていくにはなんとなく気後れのする年齢になってしまったので（同様に、書店のカウンターに持っていきにくい本に、ナボコフの「ロリータ」と、マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」がある）、こういう機会に読めたのは嬉しかった。ただ、これは「太平洋の防波堤」と合わせ鏡になったような作品だが、僕の好みとしては「太平洋の防波堤」のほうが面白かったかもしれない。<br><br>
「太平洋の防波堤」は、「ここではない、どこか違うところ」に行きたいともがく親子3人の物語。仏領インドシナ（現在のヴェトナム）を舞台に、それぞれがそれぞれに悩みながら、うまくいかない問題を持ち、どうにも思うようにならない人生を抱え込みながらも、なんとか人生を続けていく、という物語。<br>
こういう小説を読んでしまうと、やめられなくなる。<br>
そこには、人生の真実の断片がちりばめられているからだ。<br>
僕はここ数年にわかに流行っている「願いはきっとかなう」的なアホなテーゼがどうしても好きではなくて、うまく行ったりうまく行かなかったり、どうにも自分の思うに任せないのが人生の真実の姿だと思う。むしろ、それを前提にして、「じゃあその人生を受け入れるのか」「それとも別の人生を切り開くのか」ということを考えていかないと、とてもじゃないけど歩いていけないのだ。<br><br>
僕にとって人生はこれまでずっと、「こことは違うどこかに行きたい」という道のりだった。<br>
だからこういう作品を読むと、なんとなく深いところで共感を覚える。


<br><br>
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<br><br>

]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2010/06/blandford_12.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 10 Jun 2010 10:11:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>パリ、恋人たちの2日間【blandford】</title>
         <description><![CDATA[監督：ジュリー･デルピー<br>
出演：ジュリー･デルピー、アダム・ゴールドバーグ、アルベール・デルピー<br><br>
<br>

<img alt="julie.bmp" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/julie.bmp" width="488" height="308" /><br><br>
最初から最後までアハハと気軽に笑ってられる面白いラブコメディ。<br>
いい歳したオッサンが一人でラブコメディを見るのか、という突っ込みはシャットアウトで（笑<br>
いやー、だってジュリー･デルピーが見たかったんですよ。<br>
「トリコロール」であんなにもはかなげで人形のように美しかったジュリー･デルピーが、この映画では、ヘンなオネーサン。一部で「パリのウッディ･アレン」と言われたりしてるそうだけど、深く納得。<br><br>
映画は、アメリカ人（♂）とフランス人（♀）のカップルが、パリで過ごす最悪な2日間を描いたもの。テンポのいい会話がぽんぽんと続いて、面白かった。<br><br>
アメリカ人の彼氏が、フランス語をまったく話せないという設定。<br>
そんな中で、彼女の「モト彼」が何人も現れて、彼氏の前でフランス語でなんだかわけのわからない会話を繰り広げる。そして、ときに必要以上に親密そうにするし、別の相手には激昂して胸ぐらをつかんで大騒ぎする。その間、彼氏は「こいつら何を喋ってんだか全然わかんない！」状態。<br><br>
パリで出会うフランス人のモト彼たちは、いちおうアメリカ人の現・彼氏にたいして慇懃に挨拶を交わすんだけど、ジュリー･デルピーに「こいつフランス語話せないの？」と確認してからは、フランス語でずいぶんなことを言いたい放題（笑<br><Br>
古い仲間とのパーティでは、ジュリー･デルピーのモト彼の一人が、英語で今の彼氏に話しかけるんだけど、イキナリ話題が<br>
「なあ、キミは女の子があそこのヘアーをみんな同じように刈り揃えてることに気づいてるか？みんな、あそこのヘアーを地下鉄の切符みたいな四角い形に刈り揃えていて、俺はあれを見るとゲンナリするんだ。そう、あれを見ると、俺のチンコは、えー、冷たくなって退却を始める・・・えーと、（英語では）こういう言い方でいいのかな？」<br>
みたいなことを、若干たどたどしい英語で話すんだけど、ひとしきりその話題が終わった後で、<br><br>
「ああ、言い遅れたけど、僕はマチューって言うんだ。」<br><br>
いやー、フランス人って、こんなやつが多いのかなー（笑<br>
ジュリー･デルピーの家に駆けつけた消防署の職員が、仕事そっちのけでジュリー･デルピーに色目を使うし、タクシーに乗ればその運転手が「キミはキャサリン・ゼタ・ジョーンズと同じぐらい美しいね！でも僕はキミのほうが好きだけどね」とか口説いたりするし、フランス人って、こうなの？？（笑<br><br>
おしゃれでハイセンスなパリじゃなくて、ラフで粗野なパリが描かれていて、そのへんもけっこう興味深かった。<br>
<br>
映画は監督で選ぶと失敗しない場合が多いけど、ジュリー･デルピーはちょっと期待していいかもしれない。この映画でも、（たぶん）典型的なアメリカ人と典型的なフランス人が描かれてるんだろうと思うけど、その対比が巧妙で、楽しい映画だった。<br><br><br><br>

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]]></description>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヨーロッパ</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 09 Jun 2010 14:12:15 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>恥ずかしいひと言（１）【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>

夏はムダ話に最適な季節　　（謎
<br><br><br>

・・・というわけで、「恥ずかしいひと言」シリーズ始めます　（何
<br>
競馬ネタじゃないです（ ＾_＾；）<br><br><br>
誰かが口にするのを聞いたとたん、こちらが「はうっっっっ」って恥ずかしくなってしまう言葉を集めます。
それがどーしたという感じですが、ただの笑い話ですね。
<br><br><br>
では、「はうっっっっ・・・そ、それを言うか！」の第1弾！
<br><br><br><br>
<br>
<strong><font size="4"><font color="tomato">「オレもさー、こう見えても、若い頃はけっこうワルでね・・・」</font></font>
</strong>
<br><br><br>
飲んでる席で先輩や偉い人にこれを言われたりすると、「あうう、あんたもそれを言うんですか・・・！」とかなり激しく絶望的な気持ちになりますが、なんでしょ、この「かつてはオレもワルだった｣アピール。。。
<br><br>
あなたもこれを言われて「はうっっっ」ってなったこと、ありませんか？<br>
僕の経験では、これを言いたがる人は、ワンフロアにひとりぐらいの割合で存在します（会社の規模がある程度大きい場合）。<br><br><br>
こういうことを言う人って、なぜかたいてい、七･三に髪をピターーッと分けて、銀ブチの眼鏡をかけたりして、どこからどう見ても「会社の飼い犬です」的な人ばかりなんですよねー。聞かされるほうはけっこうたまんないですよ？
<br><br><br>
だって、「どう見てもワルだったわけないでしょ？」的な見てくれのオッサンが、「いや、こう見えてもね」とやるわけです。<br><br>
あうう、あなたはなぜ、そんな、イメージ挽回を図るので？<br>
そしてあなたはなぜ！「昔はワルだった」ことをカッコイイと？<br>
ＯＨ！そしてあなたは神を！！！信じマスカーーー？？（関係ない）<br><br>

でもねー、そんなこと言ってもあなたのイメージ全く変わりませんよ？？<br>
それよりも、「うわ言いやがった！」というイメージになりますが・・・？？？<br>
<br>
だいいち、「こう見えてもオレも昔はワルでさ」とか言われてしまうと、もう、こちらの返す言葉としては<br>
「へーーーー」とか<br>
「そうなんですか？」とか<br>
「いやそうは見えないですよ？」<br>
とかしかないわけですが、これはもう、相手の話をどうしても続けて聞かなくてはならない展開ですよね？　いやー、拝聴したくない！！<br><br><br>

前に勤めていた会社で、これを言いやがった先輩がいたので、しょうがないから<br>
「へーーーーそうなんですか」<br>
と気のない相槌を打ったら、<br>
なんと！！！！！！！<br><br><br>
<font color="midnightblue">「コンサート会場なんかでさ、カメラをバッグの中に仕込んでな、パンチラ写真たくさん撮ったもんよ」</font>
<br><br><br><br>
と言いやがりました。<br><br><br><br>
うわーーーーーーー！
<br>
うわわーーー！<br><br><br>
ＯＨあなたは神を！！！信じマスカーーー？？？？？（だから関係ない）<br><br>

あのーですね・・・それはただの変態でして、<strong>「ワル」</strong>という不良で硬派で、ちゃんとケンカも強いよ的なイメージではないんですけど・・・（＾＾；；
<br><br><br><br>
さてそれで。<br><br>
「こう見えてもオレも昔はワルでさ」とか言うオッサンの撃退法で、いまのところ「かなり有効」と思われるのは、間髪を入れずに「へー、人とか殺してたんですか？」と聞くことぐらいしかないかな？<br><br>
すると彼は「いやいや君そうじゃなくてさ」とか言ってくるに違いないので、ここでまた間髪入れずに、「じゃ、パンチラ写真系ですか？それとももっとひどいわいせつ系？」と聞くと、相手はたいてい怒って「もういい！」となるようです　　（ほんとか？？<br><br><br><br>

だいいち、「昔、ちょっとワルだった」人は、言われなくても見ればたいてい分かるもんでして、聞かれもしないのにあえて自分から解説始める時点でかなりムリ（笑<br><br><br>

<font size=-2>
ケイバライフはオッサン読者多いですから（なぜならこれまでメインの書き手だった僕が十分オッサンなので）、みなさん、飲んだ席で「こう見えても昔はワルでなー」とか語り始めるのは、やめておきましょう。
</font>
<br><br>
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<br><br>

]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/07/blandford_7.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/07/blandford_7.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ムダ話</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 02 Jul 2008 02:01:34 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ホエー超えか【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
</A><br>
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<br><br><br>
先日、<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_1.php">ホエー石鹸は素晴らしい</a>というエントリを書いたところ、意外なことに当社の経理担当のおねえさんから「面白かった」とほめられまして（笑）、石鹸ネタの続編です。<br><br>
本日のオススメは<strong>銀座せっけん</strong>。<br>
すごいネーミングですねー。いきなり、ネーミングで高級感アピールですか。<br>
（サイトは<a href="http://fcrest.co.jp/sskb_02_02.html" target="_blank">こちら</a>）<br><br>

<img alt="ginza.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/ginza.jpg" width="174" height="118" />
<br><br>

↑これなんですが、あまり高級感の感じられないパッケージなんですけど（笑<br>
でも、これを買った大きな理由が、「ティートリー配合」!!!!!!!!<br>
おお！数あるアロマの中で、かろうじて知ってるティートリー！これはいい香りがするのですよ？<br>
しかも、殺菌等の作用がある（らしい）。<br>
で、原材料を見てみると、石鹸素地のほかは、スクワランオイルとティートリーのみ。<br><br>
ふふーん？<br>
これはもしかしてなかなか良いのでは???<br><br>

と思って、さっそく家に帰って使ってみましたが・・・!!!!!!!!<br><br>

<font color="gray">（使用感をご報告します）</font><br>
↓↓↓<br><br><br><br>
<font color="tomato"><font size="5">「はうううっっっっ!!!!!」</font></font><br><br><br>



んまーなんというか、スバラスイ！<br>
泡立てると同時にですね、もう、ティートリーがほのかに香り立って来るんです。<br>
その香りがまた、主張しすぎず、控えめすぎず、実にこう、癒されるわけです。<br>
<br>
<font color="gray"><font size=-2>この報告を書いているワタクシがオッサンで本当にゴメンナサイねーみなさん。きれいなオネーサンが書いてるのなら、せっけん（及びその使用シーン）にも興味満々になるところなんでしょうが、この、「ティートリガーほのかに香り立って」とかを感じてる私は、そのとき裸のオッサンです（笑</font></font><br><br>
泡立ちはこってりと濃厚で、とてもクリーミー。動物性だとあまり泡立たない場合があるんですが、植物性なので優しい泡が身体を包み込んでくれて、さらにティートリーの香りにも包まれる、と、きれいなオネーサンになったつもりで書いてみました（笑<br><br>
石鹸の王様はMASACOだと思いますが、この銀座せっけん、MASACOに迫る使用感と香りでした！<br><br>
石鹸フリークの方、ぜひ一度お試しをm(_ _)m<br>
<font size=-2>いや、そんなやついねーか?</font>
<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_6.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_6.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ムダ話</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 30 Jun 2008 20:31:47 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ロッキー・ホラー・ショウ【blandford】</title>
         <description><![CDATA[監督：ジム・シャーマン<br>
出演：ティム・カリー<br>
 　　　　バリー・ボストウィック<br>
 　　　　スーザン・サランドン<br>
 　　　　リチャード・オブライエンほか<br>
notes：1975年　イギリス<br><br><br>
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<br><br>
<img alt="rhps_044Tank.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/rhps_044Tank.jpg" width="500" height="303" /><br><br>
まあ、いろいろと異論があるとは思いますが、この映画こそ、これまで人類が作った映画の中のベスト・オブ・ザ・ベスト、最高峰でしょう。<br>
この最高峰の映画を生んだのは、ハリウッドではなくてイギリス。しかも時は1975年。しかも制作費超チープで、製作期間もごくわずか。<br><br>
まあ、「この映画こそ、あらゆる映画の中の最高峰」という考え方にもちろん異論はたくさんあるんですが、でも世界中に、「その通り！」と言ってくれる人も数万人規模で存在しそうな映画です。<font size=-2>（大げさか）</font><br><br>
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最もかっこいい！<br>
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も世界観的に嘘くさい！<br>
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も面白い！<br>
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も中毒性が高い！<br><br>
<img alt="rhps_034HipShake.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/rhps_034HipShake.jpg" width="385" height="315" />
<br><br>
1970年代のロックはものすごくエネルギーにあふれてるんですが、この映画はまず、音楽が異様にかっこいいんですよね。それだけでも十分にしびれるのに、この映像のインパクト！そしてそれを演じるティム・カリーの怪演！<br><br>
全体に演技がヒジョーに舞台っぽくて、大げさで、大掛かりなお芝居を見ている気にさせられます。<br>
スーザン･サランドンが、ほぼ全編下着（←白のなんの色気もない）で、しかも可憐に喋り、裏声で歌います（笑　<br>
ウフ<font size=-2>（はぁ～と）</font>とか言ったりもします。スーザン･サランドンがですよ！<br><br>
<img alt="rhps_062FeelingDoneIn.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/rhps_062FeelingDoneIn.jpg" width="450" height="301" /><br>
<br>
映画の内容をひとことで言うならば、<font color="LightCoral">「品行方正な新婚カップルが、トランシルバニア星からやってきた怪人フランクン・フルター（←性倒錯者）の屋敷に迷い込んだが、その屋敷では人造人間を作っていて、おりしもその日は人造人間の完成の日でパーティが行われていた・・・」</font>という、ただそれだけでも十分怪しい雰囲気満々でしょ？（笑<br><br>

性倒錯者という設定ですが、へんにエッチなシーンはまったくないですよ。ご覧の通りのコスチュームを身にまとっているだけで（笑<br><br>

<img alt="rhps_032SweetT.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/rhps_032SweetT.jpg" width="348" height="425" /><br><br>
映画を見終わった後には、これがメチャメチャかっこよく見えてるわけです。<br>
これほどくだらなくて、意味がないのに、毒があって、面白くて、何度も見てしまう映画はほかにありません。<br>つくりはいかにもB級バンザイで、全編ゆるゆるなつくりかた（笑<br>
でも、俳優さんたちの演技がものすごく立ってるので、ものすごい完成度です。<br>
ただのバカで明るいナンセンス･コメディなんですが、このコスチュームと音楽とティム･カリーの怪演によって、この作品は、映画史に残る金字塔となったわけです。<br>
ハリウッドじゃ、絶対にこういう映画はできないだろうなあ。<br><br>
僕はすでに10回以上見ました（笑<br>
世界中にフリークがいて、ご覧のようなコスプレをしてシアターに詰め掛ける、というのはかなり有名な話。ああ、僕もこの中に入りたい！<br><br><img alt="seeing.bmp" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/seeing.bmp" width="368" height="346" />
<br><br>
見ないと損します（笑<br>
でも、人によっては、見ても損するかも（笑<br><br>
ティム・カリー演じるフランクン・フルター登場のシーンは、映画史上もっともかっこよく主人公が登場したシーンだと、個人的にはキッパリ断言します。

<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_5.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_5.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヨーロッパ</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 23 Jun 2008 16:10:48 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ダージリン急行【blandford】</title>
         <description><![CDATA[監督：ウェス・アンダーソン<br>
出演：オーウェン・ウイルソン<br>
 　　　　エイドリアン・ブロディ<br>
 　　　　ジェイソン・シュワルツマン<br>
 　　　　アンジェリカ・ヒューストン<br>
 　　　　ナタリー・ポートマン<br>
 　　　　ビル・マーレイ<br><br><br>
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</A><br>
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<br><br>
<img alt="darjeeling.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/darjeeling.jpg" width="450" height="330" />
<br><br>
ｐａｎｉブログの<a href="http://www.passet.jp/kanbanneko/2008/03/post_20.php">カナエさん</a>も取り上げてる、ダージリン急行。この人は僕の映画の師匠で（歳はカナエさんのほうがずいぶん下ですけどね）、カナエさんが「いい！」と言った映画で外れたのはほとんどないんです。で、「ダージリン急行はそうとういい」と聞いて、わざわざ日曜のレイトショーで見た（笑<br><br>
まったく蛇足ですが、カナエさんとは以前何回か一緒に映画に行ったことがあるんですが、あるとき僕が面白そうな映画を見つけてきて、<br><br>
<font color="salmon">「カナエさん、今度、『遭難して放置されてる船を引き上げるドキュメンタリー』の映画がくるんだけど、面白そうだから一緒に見ない？」</font><br><br>
と誘ったところ、「あー、知ってるそれー！見たいと思ってた！！！」<br><br><br>
で、勇んで見にいったんですが・・・。<br>
画面ではなぜか、船のへさきで、両手を広げて風を浴びるケイト・ウインスレットを、後ろからレオナルド・ディカプリオが抱きかかえていたりして、非常に変な空気になりました。<br><br>
映画のタイトルは、ええ、「タイタニック」って言うんですけどね？<br>
それ以来、スッカリ一緒に映画に行かなくなりました（笑<br><br><br>
そんなどうでもいい小ネタはおいといて、ダージリン急行。<br>
まあ、なんてオフビートな、ゆるゆるの映画！素晴らしい！ブラボー！<br>
全体がものすごいゆるいつくりで、なおかつ「3兄弟が母親に会うため、インドを旅する」という、嘘っぽい設定。<br>
だいいち、あんたたち、全然兄弟に見えないから（笑<br>
しかも途中で降りて、まったく意味なく、蛇とか衝動買いするし（笑<br>
でも、監督がウェス・アンダーソンで、出てるのがオーウェン・ウィルソンだから、面白くないはずがなくて、全編を通してものすごく気分良く、ニヤニヤさせていただきましたm(_ _)m<br><br>
画面がとてもきれい！<br>
その、キレイな画面の中で、嘘っぽい3兄弟が、嘘っぽい（しかもチープな）儀式をやったりして、最高！<br>
<br>
エイドリアン・ブロディは戦場を命からがら逃げ回るピアニストの役よりも、こういうナンセンス･コメディーにぴったりの顔をしてますね。<br><br>
前作「ライフ･アクアティック」ではデビッド・ボウイを大胆にフィーチャーして、しかもギター1本のアレンジでポルトガル語で歌わせるなど、音楽もとてもいい監督さんですが、今回もサントラ買いたくなる感じでした。<br><br>

映画に何かメッセージとか教訓とか、あるいは起承転結とメリハリの利いたストーリーとか、ハッピーエンドとかを求める人には、やや不向きかも？単に、90分間、あはははと笑っていたい方には超オススメ。僕は映画にメッセージ性とかはまったく求めていないので、こんな素晴らしい映画はめったにないと思いましたよ。<br>
ゆるゆるなオフビートなのに、ものすごく完成度の高い映画と思いました。あらゆるせりふにほとんど意味がないのに、どうしてこんなに面白いのか、不思議ですねー。全編を通して、空気と世界観が、とてもいいんですねきっと。<br><br>
映画の中身、なにも伝えられずにスミマセン（笑<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_4.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_4.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">アメリカ</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 19 Jun 2008 14:12:45 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ひとの猫その3【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
</A><br>
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<br><br><br>

猫写真投稿その3！！<br>

<br>
<img alt="Image118.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/Image118.jpg" width="240" height="320" />
<br><br>
<img alt="Image122.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/Image122.jpg" width="240" height="320" />
<br><br>
<img alt="Image126.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/Image126.jpg" width="240" height="320" /><br><br>
京都市の真ん中　しんがりさん<br>
<font color="LightCoral">「このエントリ見て、仕事から帰宅後すぐに猫撮影しましたf^_^;　　
『ノン』という名前♂です。
僕が中学生の時くらいから飼い始めたから恐らく16、7歳のおじいちゃんですね。

鼻炎という持病があり、常に涙が出ている彼ですが、まだまだ元気です。
携帯で撮ろうとしてるのにジッとしてくれなくて困るぐらいf^_^;　」</font><br>
<br><br>
<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/1blandford.php">ひとの猫その1</a>　
<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_3.php">うちの猫</a>　
<a href="http://www.passet.jp/nakamura/2008/06/post_104.php">中村騎手の猫</a><br><br><br>
（以下blandford）<br><br>
ん？おじいちゃんには見えないねー？？<br>
と思った方、コメント欄に「むっはーーー」と書き込みお願いします（笑<br><br><br>

<font color="LightCoral"><font size="4">
猫写真募集要項は<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_3.php">こちら</a>　ぜひふるってのご応募を！</font></font>
<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/3blandford.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/3blandford.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">猫</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 16 Jun 2008 11:24:05 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ひとの猫その2【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
</A><br>
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<br><br><br>

猫写真投稿その2！！<br>
1日にひとつぐらい紹介できるペースだと嬉しいなあ＾＾<br><br>
<img alt="%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%8A.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/%E3%81%BE%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%8A.jpg" width="522" height="392" />
<br><br><br>

北海道　くましげさん<br>
<font color="LightCoral">「“まちゃお”です。家の中に無理やり連れ込んで撮影しました。お腹が空いた時だけ甘えてくる、決して可愛いとは言えないクロネコです＾＾」</font>
<br><br><br>
（以下blandford）<br><br>
ん？意外に憎めないんじゃね？？<br>
と思った方、コメント欄に「むっはーーー」と書き込みお願いします（笑
<br><br>
ん？この猫、どこかで見たことが・・・？ん？？くましげ・・・？？<br>
・・・という通な人も書き込みヨロシクです（＾＾；<br>
<br><br>
<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/1blandford.php">ひとの猫その1</a>　
<a href="http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_3.php">うちの猫</a>　
<a href="http://www.passet.jp/nakamura/2008/06/post_104.php">中村騎手の猫</a>

<br><br>
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<br><br>
]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/2blandford.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/2blandford.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">猫</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 14 Jun 2008 01:25:02 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ひとの猫その1【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
</A><br>
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<br><br><br>
来ました猫写真応募！<br><br><br><br>

<img alt="pine.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/pine.jpg" width="352" height="288" /><br><br>
兵庫県　獣神ランダーサイガーさん<br>
<font color="LightCoral"><font size="+1">「まだ三ヶ月のメスで名前はパインです！」</font></font><br><br><br><br><br><br>
（以下blandford）<br><br>
むっはーーーー、かわえええ！<br>
と思った方、コメント欄に「むっはーーー」と書き込みお願いします（笑
<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/1blandford.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/1blandford.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">猫</category>
        
        
         <pubDate>Fri, 13 Jun 2008 17:11:17 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>うちの猫【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>
最近なんでもアリでけっこう楽しいblandfordですこんにちはー＾＾<br>
昨日、中村ジョッキーから原稿送られてきてびっくりしたんですが、中村家の<font size="5"><font color="Peru">猫!!!!!!!!!</font></font><br><br><br>
いやー、これがあなた、うちの猫とそっくりなんですよね～～～～<br><br>

<img alt="myu.JPG" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/myu.JPG" width="132" height="176" /><br>
↑これ、うちの猫なんだけど、<a href="http://www.passet.jp/nakamura/2008/06/post_104.php">中村騎手のおうちの猫</a>とそっくりじゃないです？？？？<br><br><br><br><br>

どうでもいいけど、最も愛くるしかった頃がこれ↓（うちの猫）<br>
<img alt="tibi.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/tibi.jpg" width="297" height="220" />
<br><br><Br>
さらに、もっとむだな情報を提供しますが、ケイバライフ！で<a href="http://www.passet.jp/kanbanneko/index.php">看板猫</a>（最近ブログさぼりまくりですが）となっているｐａｎｉのちびの頃が、これ↓<br>
<img alt="tibitibipani.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/tibitibipani.jpg" width="232" height="186" /><br><br><br><br>


最近なんでもアリなので、みんなよかったら、猫自慢しませんか？（笑<br><br>
皆さんのご自慢の猫写真、簡単なコメントと、ＨＮとお住まいの都道府県を書いて、<a href="mailto:keibalife_neko@mail.goo.ne.jp">こちらまでメール</a>してください＾＾　当ブログ上で随時発表しますー（＾＾）<br>
犬写真でもいいですよ（笑<br>
いま、ケイバライフは月間のページビューが35万ページビューぐらいになりそうですから、皆さんの猫を意味なく多くの人に見てもらうチャンスです（笑<br><br>
うーん、こんな、あまりにも「何でもあり」状態の企画、乗ってくれる人いるかなー？？<br><br>
自分の猫じゃなくても、近所のノラちゃんでもOK！<br><Br>
では、ご応募お待ちしています～～～～～＾＾<br><br><br><br><br><br>
いやマジで（＾＾；

<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_3.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_3.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">猫</category>
        
        
         <pubDate>Thu, 12 Jun 2008 14:39:10 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>マルホランド･ドライブ【blandford】</title>
         <description><![CDATA[監督：	デヴィッド・リンチ<br>
出演：	ナオミ・ワッツ<br>
　　　　	ローラ・エレナ・ハリング<br>
　　　　	ジャスティン・セロー<br><br><br>
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<br><br>

<div align="center"><font color="Chocolate">･･････・・・・・・・・・・・・・・・･･・・・・・・・・・・・・・・・・</font></div><br>

公開当時、映画友達3人でものすごくワクワクしながら見に行って、帰り道で全員が「何？」みたいな空気になりながら、かなり寡黙に食事したのをよく覚えてる。<br>
<font color="FireBrick">「だいいち途中から登場人物の名前変わるじゃん？」</font><br>
とか言いながら、全員アタマから激しく「？」マークを出しつつ淡々とメシ食ってたんだが、一人が<br>
<strong>「あっっ」</strong><br>
と何か気づいたらしく、<br><br>
<font color="FireBrick">「もしかしてさあ、ラスト近くのあの場面と、冒頭のあのあたりの場面って、つながってないか？」</font><br><br>
とおっしゃる。イヤイヤまさかそんなこと、何言ってんですかあなたはもう、みたいな雰囲気が支配的だったんだけど、もう一人が<br>
<font color="FireBrick">「そう言えば、あそことあっちがもしつながってるんだとすれば、こっちも話しつながるんだけど？？」</font><br><br>
そこからは3人寄れば文殊の知恵状態が炸裂して、1時間半ぐらいかけてしゃべりまくることしゃべりまくること！んで、「完全解読完了！」ということになって、翌日また全員でソッコー見に行って、やっぱり解読が完璧だったことを確認するとともに、「なんて悲しい物語なの」と、みんな涙目（笑<br><br>

その後1～2ヶ月して、ネット上にマルホランド･ドライブのナゾ解読がチラホラ見られるようになったけど、なかなか満足のいくものはなくて、「俺たちの解釈がいまんとこパーフェクトだな」とみんなでかなり得意げになってましたm(_ _)m<br>
<br>
というわけで、ネットで有名な映画評論家さんとかが解釈する前に解読し終えていたというのがマルホランド･ドライブに関する自慢（笑<br>
<font size=-2><font color="SlateBlue">そこ自慢するとこなのか？</font></font>
<br><br><br>
<img alt="mulhollanddr.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/mulhollanddr.jpg" width="430" height="370" />
<br><br>
この、素晴らしいイラストは、またまた<a href="http://maruryo.blog46.fc2.com/">まるさん</a>からお借りしました！<br>
うーん、いい出来栄えですねー！アブナイ感じが良く出てます！しかも、描いてる本人が楽しんで描いてるのが伝わってきて、とてもいい絵だと思います＾＾<br><br>
このシーンは、ナオミ・ワッツ演じる主人公が、完全に狂気へと足を大きく踏み出していくきっかけになる重要なシーンです。ナオミ・ワッツさんは、左側のブルネットの女性（←売れ始めた女優）と同性愛の関係にあるんですが、捨てられるわけですね。<br>
同性愛であるあたりが、また、この映画の中では、救いがなくて悲しい。<br><br>
しかもこのシーンは、売れっ子の映画監督と、ブルネットの女性（ナオミ･ワッツの恋人）が婚約発表をするパーティーのシーンなワケです。<br>
同性愛の恋人が、売れっ子映画監督と結婚する、と、まずそこで大きく裏切られ、そしてこれでもかとばかり、別の女とのキスでさらに深く裏切られ、ナオミ･ワッツは完全にブチ切れて、ブルネットの女性の殺害を決意します。この辺の演技、スゴイです。<br><br><br>

マルホランド･ドライブをひとことで言うと、<br><br>
<font color="FireBrick">
「大きな夢を持ってハリウッドに出てきた少女が、夢を打ち砕かれ、愛する同性の女優にも裏切られ、激しい失意と狂気のうちに自殺してしまう映画」</font><br><br>
です。<br>
映画の前半部分は、自殺する直前の、ナオミ･ワッツ演じる主人公の、悲しい妄想です。<br>
もしくは、主人公が徐々に狂気に足を踏み入れつつ見た幻影です。<br>
クラブ・シレンシオのシーン以後はリアルの世界で起こった話しなんですが、その世界で、裏切られたナオミ･ワッツは、汚く散らかった自室で、泣きながら（そして怒り狂いながら）オナニーをしています。デヴィッド・リンチはいったいなんてことをさせるんだと思いましたが、あれは本当に悲しく、恐ろしいシーンです。<br><br>
Mulholland Drive Sexy trailer<br>
<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/EwnkdLtI4Ws&hl=ja"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/EwnkdLtI4Ws&hl=ja" type="application/x-shockwave-flash" width="425" height="344"></embed></object><br>
後半に、まるさんの絵のシーンがありますよ＾＾<br><br>

僕が見た中では、<a href="http://www.ne.jp/asahi/hoth/press/other_films/2002/mulholland/mulholland.htm" target="_blank">ここ</a>の解説がいちばん親切で分かりやすかったかな？<font color="Gray">「どうだ！解読してやった！」的に若干鼻息荒いですが、まあ、鼻息荒くなるのもわかります（＾＾；</font><br>
僕の考えと多少違うところもありますが、まあその辺は力説してもしょうがないので。<br><br>
あらゆるシーンに意味があって、映像芸術のある意味到達点とも思える映画です。<br>
最近のインランド・エンパイアはそこまで思いませんでしたが、マルホランド･ドライブは金字塔。<br>
もう10回ぐらい見たかも（笑<br>
見るたび発見があって、ますます惚れ込んでしまいます。<br>
エントリ書いてるうちに、また見たくなってきました。

<br><br>
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<br><br>


]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_2.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_2.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">アメリカ</category>
        
        
         <pubDate>Tue, 10 Jun 2008 20:09:30 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>ホエーーーー【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>
映画の話でもなく、本の話でもなく、ましてや競馬の話しでもない・・・「ムダ話」というカテゴリをつくってしまいました。わははスミマセン、ただムダなことをつぶやいてやる、という趣旨です（＾＾；；<br>
<font color="Tan">最近お世話になってる<a href="http://maruryo.blog46.fc2.com/">まるさんのブログ</a>に「むだ話」というカテゴリがあって、これがあまりに面白かったのでそのまんまパクリました、はい。本当にコピーライターかという疑惑がむくむく生じるオリジナリティのなさでスミマセン（＾＾；</font><br><br><br>
さてそれで僕はいい年をしたオッサンですが、ムダにナチュラル派で、石鹸フリーク。（←あほか）<br>
そもそもの発端は、お肌が超敏感でひどくかみそり負けするし、シャンプーがちょっとでもあわないとフケがおそろしく出てくるしで、かなり「いい年」になってから、ネットで「よさそうな石鹸」を探し回ったんです。<br><br>
まず最初に使ったのが、<a href="http://www.masaco.net/" target="_blank">MASACO</a>。これは100％ココナッツオイルを使った石鹸で、いろんなフレイバーが楽しめて最高！ペパーミントみたいな超さっぱり系から、パチュリーのような深くて官能的な香りまで用意されていて、しかもいろいろ選べるので、風呂に入るのがとても嬉しくなるわけです。（オッサンの書くエントリとは思えない展開になってきました）<br><br>
<img alt="masac1o.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/masac1o.jpg" width="166" height="102" />
<br><br>
▲包装もかわいい<br>
泡立ちもとても良くて、僕はこれで全身を洗います。つまり頭からつま先まで（毛髪含む）。
<font color="CadetBlue"><font size=-2>※おっさんの立場でこのようなことを書くと、毛髪の不足気味な人と思われる場合があるので、念のためフォローしておきますが、毛髪充実してます。注釈多いなおい。</font></font><br>
馬券で当たった場合にはMASACOを買いたいと思うほどこれは良くて、オススメですが、僕の場合は馬券が当たるとたいてい「次のレースの馬券」を買うので、なかなかMASACOにたどり着きません（＾＾；<br><br><br>

いろんな石鹸を試しましたが、華麗な石鹸遍歴の末にたどり着いたのが、<a href="http://yugefarm.com/contents12.htm" target="_blank">ホエー石鹸</a>。<br>
僕が使ってるのは弓削牧場のホエー石鹸なんですが、弓削牧場の<a href="http://yugefarm.com/index.html" target="_blank">HP</a>から引用しますと、<br><br>
<font color="Coral">チーズ作りから生まれる、ホエイ（乳清）を使い、天然の油脂（椰子油、オリーブ油、パーム油、パーム核油）を使い、昔ながらの枠練の釜炊き鹸化法にこだわりました。</font><br><br>
だそうで。<br>
これがもう、メチャメチャいいわけです。<br><br>
<img alt="ho1e.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/ho1e.jpg" width="243" height="182" /><br><br>
植物性じゃなくて動物性なので、アッサリ系じゃなくてけっこう使い心地に手ごたえがあるんですが、まるで20代の女子のように使用感を書きますならば、濃厚でクリーミィな泡がが身体中をさっぱりと洗い上げてくれるわけです。<br>
しかしいい年をしたオッサンなので肌はぷるぷるとかにはならないんですけどね（＾＾；<br>
でも、これを使い始めてからお肌はしっとり潤っていて（笑、肌に関するトラブルとはまったくおさらばできたのは何より。かみそり負けもしませんよ、もちろん。フケも出ませんm(_ _)m<br><br><br>
ムダにナチュラル派な話し、ムダに長くなったのでこれでおしまい。<br>
（続く）<br><br><br>
<font size="-2">続くんですか（＾＾；</font>

<br><br>
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<br><br>


]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_1.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford_1.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ムダ話</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 09 Jun 2008 19:26:07 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカ【映画】</title>
         <description><![CDATA[監督：	アキ・カウリスマキ<br>
出演：	マッティ・ペロンパー<br>
　　　　	ザ・レニングラード・カウボーイズ<br>
　　　　	サカリ・クオスマネン<br><br><br>
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<div align="center"><font color="Chocolate">･･････・・・・・・・・・・・・・・・･･・・・・・・・・・・・・・・・・</font></div><br>

これまで見た映画で面白かったものを中心にご紹介していきます。なるべくなら、「誰も知らないじゃん！」的なことは避けたいんですが、いきなり「あまり知らないかも？」な作品です。<br><br><br>

レニングラード･カウボーイズ･ゴー･アメリカ。<br>
「過去のない男」や「街のあかり」などで最近けっこう人気のフィンランドの映画監督、アキ･カウリスマキの、1989年の作品です。<br><br>

ドギャーンととがった、スーパーリーゼント。<br>
同じく、ドギャーンととがった靴。<br>
そして黒いサングラスをかけて、ブルースブラザーズみたいな黒ずくめの超ハードなファッション。<br><br>

・・・で、演奏する曲が「<a href="http://www.passet.jp/music/2008/06/post.php">ポーレシュカ・ポーレ</a>」だったりするのが笑える。<br>
しかもバンドの人全員が無表情なのに、ノリノリ。<br><br><br>

<img alt="leninglardcowboys_goame.jpg" src="http://www.passet.jp/cinemas-books/leninglardcowboys_goame.jpg" width="455" height="262" /><br><br>
<br>
この素晴らしいイラストは、<a href="http://maruryo.blog46.fc2.com/" target="_blank">まる</a>さんからお借りしました。いままでこんなにレニングラード・カウボーイズの特徴をうまくとらえたイラストは、初めて見た！ついついほれ込んで、お願いしてここに飾らせていただいてますm(_ _)m<br>
<a href="http://maruryo.blog46.fc2.com/" target="_blank">まるさんのブログ</a>もぜひご覧ください。映画の好きな方なら、きっと嬉しくなってしまうような、素敵なブログです。絵もたくさんあって、どれもこれもとても上手！<br>
こんなファッションの人たちが演奏する、へたくそなポーレシュカ・ポーレというだけで笑えると思いません？<br><br>

レニングラード・カウボーイズは実在のロックバンドですが、本編に登場するのは、実在の人たちよりかなりショボい感じに作られています。<br>
映画は、フィンランドでオーディションを受けたところ、プロデューサーに「アメリカへ行け」と言われ、ならば、ということでアメリカでオーディションを受けたところ「メキシコへ行け」と言われ、言われるままに旅に出るロードムーヴィー。そして旅の間ずっと、へたくそな演奏を披露したり、食い物で変にもめたりするんですが、もちろん、アキ･カウリスマキの登場人物なので、みんな無表情でどこ見てるか分からない。<br><br>
アキ･カウリスマキお得意の、「登場人物が黙ってるだけの長まわし」とか、「カメラ一点固定の長回し」とかが、この映画では微妙な間を作り出していて、あらゆるシーンでくすくす笑ってしまうという映画です。<br><br>
全体がマンガみたいなつくりで、とにかく超おかしい！ずーっとニヤニヤ笑いが止まらない映画です。<br>
画面の構成が美しくて、間の取り方も絶妙。<br><br><br>
まるさんのレビューをちょっとだけ引用させていただくと、<br><br>
<font color="DarkKhaki">･･････・・・・・・・・・・・・・・・･･・・・・・・・・・・・・・・・・</font><br><br>
<font color="IndianRed">ポリシーの固まりの集団のように見えるけど<br>
ポリシーほとんど感じられず・・・<br><br><br>


強気そうに見えるけど<br>
とても地味・・・</font><br><br>
<font color="DarkKhaki">･･････・・・・・・・・・・・・・・・･･・・・・・・・・・・・・・・・・</font><br><br>

まさにそんな感じですね（笑<br>
ポーレシュカ･ポーレの演奏とか、フィンランドのサッキヤルベン・ポルカを演奏するシーンはメンバー全員超ノリノリなんですが、アメリカに行ってロックを覚えて、「Born to be wild」とかを演奏するシーンになると、なんだか全員イヤイヤっぽくノリも悪い（笑<br>
<br>

最終的にメキシコまで流れ着いてまた民族っぽい曲を演奏するときには、全員またノリノリで、最後の最後までニヤニヤさせてくれます。<br><br>
全編を通して、ナンセンスな笑いにあふれていて、細かなところでかなり笑わせてくれる・・・と言っても
この映画のよさをまったく伝えられずに残念な気がしますが、アキ･カウリスマキ監督が好きな人は必見です。<br><br>
<br>
サッキヤルベン･ポルカ<br>
<object width="425" height="344"><param name="movie" value="http://www.youtube.com/v/sbvKs0mXxlw&hl=ja"></param><embed src="http://www.youtube.com/v/sbvKs0mXxlw&hl=ja" type="application/x-shockwave-flash" width="425" height="344"></embed></object><br><br>
これは、アメリカでの最初のオーディションのシーンです。演奏後若干の間があって、「メキシコへ行け」と言われるんですが、そもそも、この曲を演奏するのにこの大編成というのが笑える。<br><br>
こういう、何のメッセージ性もなくて、ただひたすらあほらしくて面白いだけ、という映画は、見たあととても気分が良くなります＾＾

<br><br>
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<br><br>
]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/post_4.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/post_4.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">ヨーロッパ</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 07 Jun 2008 17:57:46 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>映画の話をいたしましょう【blandford】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>
僕は一時期ものすごい勢いで映画を見まくってまして、そうすると、「ものすごい勢いで映画を見まくった人」がたいてい思うこと→→<font color="Gray">つまり、典型的なハリウッド映画はもう見る気がしない</font>←←という状態になるわけです。<br>
この、典型的なハリウッド映画というのは、<br><br>
（１）主人公が信じられないようなピンチに陥りながら、なぜか全然死なずに、最後は問題を解決してみせる。そして最終的にアメリカ万歳的なエンディング。ちなみに、ピンチは2分おきに訪れる。<br>
　　　<font color="MidnightBlue">→→代表作　：　「ダイハード」　「スピード」</font>（←古いなー）<br><br>
（２）そのバリエーションで、「主人公が」ではなくて「社会全体が」大変なピンチに陥りながら、昨日まで普通の人だった主人公が、美人の共演者とともに問題を解決して、最後は抱き合ってアメリカ万歳。<br>
　　　<font color="MidnightBlue">→→代表作　：　あ、しまった思い浮かばないや（笑</font><br><br>
（３）アメリカ社会に潜む病巣を深くえぐる、という視点で物語が進むのだが、最終的には「さまざまな問題を抱えつつも自浄作用があったりするアメリカ万歳」で終了。<br>
　　　<font color="MidnightBlue">→→代表作　：　「ボウリング・フォー・コロンバイン」</font><br><br>

（４）いつもいつも「自浄作用万歳」ではさすがに気が引けるので、ときにはまったく救いのないまま気分悪く終了。<br>
　　　<font color="MidnightBlue">→→代表作　：　「21グラム」（ナオミ・ワッツがひたすら叫ぶ映画）</font><br><br>

（５）これでもか、これでもかとCGを駆使して、「これはドラゴンボールですか？」的な展開になりつつ、まとまりがつかなくなって終了。<br>
　　　<font color="MidnightBlue">→→代表作　：　「マトリックス」シリーズ</font>（←これもすでに古い）<br><br>


うーん、いかに最近あまり映画を見てないかが自分でもよく分かるわけですが、ずいぶん昔、「ダイハード２」とか「ダイハード３」を見て、あまりに衝撃的にがっかりしたのでその手のものをほとんど見なくなったわけです。ダイハードの１は超面白かったけど。<br><br>
で、見てないので当然、どの映画が「いかにもハリウッド映画」なのかは分からないんですが、確かなよりどころとしては、<strong>「監督で映画を選ぶ」と、大ハズレがない</strong>ことに、ようやく数年前に気づきました。世の映画ファンの多くの皆様はそのようにして映画を選んでいるに違いないのですが、遅ればせながら、私もそのようにして映画を見るようになりましたm(_ _)m<br><br>
このブログでご紹介する映画は、あくまで個人的趣味だけに基づいた、自分的備忘録のようなものです。基本的に、好きな映画しか紹介しませんので、その映画が嫌いな方、ゴメンナサイ、とあらかじめ申し上げておきますm(_ _)m

<br><br>
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<br><br>

]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford.php</link>
         <guid>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/blandford.php</guid>
                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">はじめに</category>
        
        
         <pubDate>Wed, 04 Jun 2008 13:52:16 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>百年の孤独【ガルシア=マルケス】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<br><br><br>
<strong>新潮社刊</strong><br><br>

なんという、饒舌な小説。<br>
饒舌なのか、言葉の奔流なのか、めくるめく魔術なのか、それとも過剰なのか。そしてこんなにも、眩暈がするほど大量の物語とエピソードを巨大な万華鏡のように展開しておきながら、最後に残るものは無常感しかないという、凄い仕掛け。<br><br>

ノーベル賞作家の代表作で、この本を絶賛する声はいろんなところで聞いたり読んだりしていた。ラテンアメリカで大ベストセラーになったということもどこかで読んだし、たしか寺山修司がとにかくこの本を大絶賛していたのではなかったか、という印象。<br>
いつか読みたい一冊だったが、装丁がきれいになってこの作家のシリーズでまとめられて出版されたので、とうとう買って読んでみた。内容や小説のスタイルに関しては、まったく何の予備知識もないし、それに関してどういう評価があるのかも知らない、というスタートだった。<br><br>

仕事がこれほど忙しい中、平日はほとんど本を読む時間が取れなかったにもかかわらず、読み終えるのに2週間も必要としなかった。平日は2～30ページぐらいしか読めなかったので、土日2回で読みきった感じ。ただ、「存在の耐えられない軽さ」や「オン・ザ・ロード」のように、「面白くてやめられないからついつい読み続けた」というのではなくて、「続けて読んでいないとこの小説の世界観に入っていけなくなるのでは？」という恐れのほうが大きかったかもしれない。あまりに登場人物とエピソードが多すぎて、翌日読んだときに「えっ、あなた誰でしたっけ？」ということもしばしばだった。いわゆる「筋」を追う小説ではないのでその辺は気にせず読み続けたが、冒頭に親切にも提示されている「ブエンディア家の家系図」がなければ、到底読み進められなかったのも事実。
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だって架空の都市マコンドと、ブエンディア家100年の興亡がいちおう話の軸なんだが、登場するブエンディア家の男の名前がほぼ全員「アウレリャノ」か「アルカディオ」なのだ。もちろんこんなことは作家が明らかにわざとやってることで、手の込んだ万華鏡仕立てなんだが、読んでるほうとしてはその効果に酔いそうになってしまう。悪夢の中でアウレリャノ、アウレリャノ、アウレリャノ、アルカディオ、アルカディオ、アルカディオと無限に連鎖していく、閉じられた世界に放り込まれた感じがする。
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ここまで書いてきてはたと思い当たったが、この小説、文体が、かなり映像的なのだ。
世界観は違うが、「悪夢に酔いそう」という点で、デヴィッド・リンチのワールドによく似ているかもしれない。
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読んでいて「面白い！」とうならされるわけでもなく、読後感が素晴らしくいいわけでもなく、ただひたすら酔った感じに読了して、ものすごいインパクトとダメージが残った、という一冊。これが文学史上に残る金字塔のひとつであることは十分理解できるし、本当に凄い作品だと思うが、これを好きか嫌いかと聞かれたとしたら「まあ嫌いではない」というところかもしれない。この小説のダイナミックな面白さが、僕にはたぶんいまひとつ理解できなかったのだろう。ラテンアメリカでは、この小説がマニアだけじゃなく、一般的にも熱狂的に受け入れられて大ベストセラーになったというが、僕にはそうしたラテンアメリカの血ははあまり流れていないらしい。<br>
日本人だし。
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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/post_3.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Jun 2008 18:57:34 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>楽園への道【マリオ・バルガス=リョサ】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br><br>

本を一冊読み終えるたびに、「この本はもしかして、これまで読んだ小説の中で最も面白かったかもしれない」・・・と思えるのは本読みにとってはとても幸せなことで、[池澤夏樹=個人編集　世界文学全集]は、現時点で刊行されたものはすべて僕にそう思わせてくれる、貴重なセレクションとなっている。
<br><br>
この「楽園への道」も、驚くほど面白かった。<br>
読み終えた後のインパクトという点では、むしろ、先行して読んだ「存在の耐えられない軽さ」「オン・ザ・ロード」をしのぐかもしれない。
<br><br>
ただ、この「楽園への道｣は、webでいろいろ読後感想を拾ってみると、これまであまり好意的な感想は見当たらなかった。まあ、端的にいうと「それほど面白くはなかった」という感想がほとんどで、それはもちろん、僕が見た意見の中ではたまたまそういうトーンのものが多かっただけなのかもしれないが。<br>
読み方にもいろいろあるし、読むひとの置かれた状況や、それまで送ってきた人生によってたったひとことの言葉の持つ重さがまるで違ったりするのはよくあることだ。<br><br>

あまり面白くなかった・・・と感じるひとには、もしかすると、「作者が2人称を使って作中人物に呼びかける」という手法が、うるさく感じられたのかもしれない。作者のバルガス=リョサは、作中で、登場人物のフローラ・トリスタンとポール・ゴーギャンに、ひんぱんに「おまえ」という2人称で語りかけるのだ。<br>
日本語は2人称が実に豊富な言語で、さっと思いつくだけでも「おまえ」「きみ」｢あなた」「あんた」「おたく」「そちら」・・・などとあって、さらにそれが漢字・カタカナ・ひらがなでそれぞれニュアンスが違ったりもする。その中で、「キミ」でも「きみ」でも「君」でもなく、「あなた」でも「あんた」でもなく、敢えて「おまえ」という訳文を選択しているからには、それ相応の理由があるのだろう。<br>
確かに、これは小説の手法としてはわりと目新しくて、慣れないうるさいと思える。しかしそんなことは実を言うとかなり些細なことで、祖母フローラ・トリスタンと孫ポール・ゴーギャンという二人の実在の人物の圧倒的な生き方に、「なんという人生だろう・・・！」と、僕は思わず深く感嘆しながら読み進めることになった。<br><br>
小説は、この二人の「生き方｣を描くというよりも、むしろその「死に様」を描いている、と僕には思われた。<br>
フローラ・トリスタンもポール・ゴーギャンも、現在でこそ正しく評価されていて、とくにゴーギャンは美術史上に大きな足跡を残した偉大な芸術家とし、てしっかりと評価されている。しかし、この二人とも、死に様としては、ほぼ「失意のうちに」というか、ほとんど評価を受けないままに、ボロ雑巾のように身体を衰弱させて死んでいるのだ。<br>
「死後に評価され、名声を得る｣というのはまったく気の毒なもので、本人にとって、そのようなことはほとんど意味を成さない。でもこの二人は、「そのようにしか生きられない」という強い確信を抱きながら、そうした「ボロボロな死に方｣に向かって、まっすぐ歩いて行く。<br><br>

つまり、人生とは、「プロセス」なのだ。<br>
生きることとは、どこかに向かっていく大きな「プロセス」であって、その到達点は、自分が「こうして生きるほかない」と選び取った道だったかどうか、という、その一点になってくる。<br>
<br>
世の中に｢平等｣という概念がまったく育っていなかった時代に、「労働者と女性の解放」を求めて激しく戦い抜いたフローラ・トリスタンは、苦難の人生ではあったが、まさに<br>
　「そのようにしか生きられない」<br>
　「自分の心がどうしてもそうせよと命じることに、素直に従った」<br>
という人生だった。<br><br>
同様に、孫のポール・ゴーギャンも、30代の半ばにして突如として芸術に目覚め、それまで絵も描いたことのなかった男が、安定した職業と高収入を捨て、あろうことか5人の子供を含めて家族も捨て、さらにあろうことか、なんとタヒチに移り住んで原始に近い世界に身をおいて芸術（・・・と、小説中では性衝動）にのめり込む、という人生を突き進む姿には、本当に感嘆するしかない。<br><br>

作者は、この二人の人生を、「小説｣という手法で照らし出して、まっしぐらに突き進む生き方（そして、ボロボロな死に様）を、余すところなく描き出していると思った。<br>
二人の物語はまったく交わらず、1章ずつ交互にフローラの物語とゴーギャンの物語が展開されていくのだが、クライマックス（＝ぼろぼろな死に様、そしてそのようにしか生きられない人生）に向かって、見事にひとつの小説として調和している。<br><br>
ポール・ゴーギャンは、晩年には敵だらけで、わずか数人の理解者が身の回りにいてくれたに過ぎない。<br>
フローラ・トリスタンも、得られたものは自分の考えているような成果にはほど遠くて、実に、志なかばだったように描かれている。
<br><br><br>



まったく、なんという人生だろう。
<br><br><Br>




でも、彼らは間違いなく、自分の心の命じるままに、「こうとしか生きられない人生」を生きた。<br>
そうであってもまだ、人生とは、彼らにとって、おそらくは「こんなはずではなかった人生」だったのだ。
<br><br><br>

二人の圧倒的な生き方に、ただただ、ふかく感動しつつ読み終えた。
<br><br>


もしかすると、僕もこういうふうにして生きたかったのではなかったか？<br>
自分は今、ここで、何をしているのだろう？

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]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/06/post_2.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Mon, 02 Jun 2008 18:41:36 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>オン・ザ・ロード【ジャック・ケルアック】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br><br>

僕は池澤夏樹というひとの作品をまったく読んだことがないが、「存在の耐えられない軽さ」のあまりの面白さに、この作家さんの本読みとしての目の確かさにかなり信頼をおくことになった。<br>
それで、刊行順とは逆になったが、このシリーズの最初の一冊として世に出された「オン・ザ・ロード」を手に取った。
<br><br>
これもあまりの面白さに、一気に読んでしまった。実質、一週間かからないぐらいだったろうか。
<br><br>
去年読んだスタインベックの「チャーリーとの旅」も面白かったが、「オン・ザ・ロード」もすごい小説だ。僕は一応コピーを書く仕事をしているので、作家が自分の文章のスタイルとリズムにどれぐらい気を払うひとかが分かる（ような気がする）が、この本の著者ジャック・ケルアックは、あたかも全編勢いに任せて書きなぐりました的な文体を採りながら、その実、ものすごく文章のリズムと文体に気を使っているひとなのではないか、と思えた。もちろん翻訳文学なので、じっさいには「そういう雰囲気」が伝わってくるだけなのだが。
<br><br>
それにしても、リズミカルでスピード感あふれる展開、何の目的もなくただ「動き続ける」ことを延々と書き続けて、これほどダイナミックに読ませるのは、実は作家としての力量がものすごいからだ、ということになると思う。<br>
「旅が人生の象徴だ」とか、「むしろ、このようにして放浪することが人生そのものだ」とか、あるいは「最後に主人公のサルも、少なからず傷つきながら、少し大人になっていくエンディング」・・・といったトーンの、わかったような「解釈」はまったく用を成さない。（いや、この小説に限らず、優れた芸術やエンターテインメントというのは、だいたいがそのような解釈を拒むもので、基本的には「面白い」か「退屈」かしかないのだ。）
<br><br>
そういう陳腐な解釈をしてしまうと、
<br><br>

　　「どうしようもなく、救いがたく、ここにいられない・いたくない」<br>
　　「とにかく、『今・ここじゃないところ』に向かって無目的に動かずにはいられない」<br>
<br>

という、この作品全編に漂う「人生に対するある種の諦念（そしてかすかではあるが、強烈な希望）」という、一番のコクを味わえないんじゃないだろうか。<br><br>

無目的で、何の価値もない人生が、どうすればかろうじて楽しくなるのか（あるいは生きた実感が得られるのか）、という大きな問題に関して、作中の人物たちは、彼らなりのやり方で、無意識のうちに必死に答えを探そうとしている。<br>
読んでいて、そこに、大きな共感がある。だから、「人生はギャンブルだ」と思わないひとは、この小説を読んでもあまり面白くないかもしれない。<br><br>

そして、作中人物の誰一人として、その「ギャンブル」の勝者にはなっていないところが深いところで、つまりは勝者も敗者もないのだが、読み終えた後の充実感は、つまり「規範どおりに生きられない人たち」への自分自身の共感が強いのだ。<br><br>

池澤夏樹個人編集「世界文学全集」は、いままで刊行されたものの底辺に流れるのが、こうした
<br><br>

　　「規範どおりに生きられない人たち」<br>
　　「なぜか、そのように生きるしかなかった人たち」<br>
<br>

というテーマのようだ。<br>
そこには人生の大きな（そして何よりも重要な）真実が隠されていると思う。

<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/05/post_1.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 31 May 2008 22:44:23 +0900</pubDate>
      </item>
            <item>
         <title>存在の耐えられない軽さ【ミラン・クンデラ】</title>
         <description><![CDATA[<A HREF="http://blog.with2.net/link.php?647911" target="_blank"><img alt="banner2.gif" src="http://www.passet.jp/thisweek/banner2.gif" width="88" height="31" />
</A><br>
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<strong>池澤夏樹=個人編集　世界文学全集</strong><br><br>
ハードカバーの本を読むときには、まず装丁がきれいであることが絶対の条件。・・・という自分の判断基準に従うと、池澤夏樹個人編集の世界文学全集は非常に気になるシリーズだった。以前から読みたいと思っていた「存在の耐えられない軽さ」をとうとう読んでみようと思って買ったのは、この美しいブックデザインに負うところがかなり大きい。
<br><br>
もともと、映画で見てかなり気に入っていた作品だった。見たのはもうずいぶん前のことになるが、映画「存在の耐えられない軽さ」を見て、ダニエル・デイ・ルイスの出ている作品を見まくったものだし、ジュリエット・ビノシュの作品もあれこれと探してずいぶん見たものだった。<br>あの映画の何がいいのか、と聞かれても返答に困るが、ひたすらかっこいい映画だったし、いたるところに人生の真実の断片がちりばめられている傑作だと思ったものだった。
<br><br>
そして、期待に胸を膨らませて、本作品を読んだ。<br><br>
まさに、一気に読んだ。読み終えるのが惜しくてたまらなかったが、それでも我慢できずに一気に読んだ。<br>
そして、これまで僕が読んだ小説の中で最高峰は文句なく「カラマーゾフの兄弟」だったが、この「存在の耐えられない軽さ」が、とうとう、長年「自分的ベスト」だった「カラマーゾフの兄弟」を押しのけて、トップの座に君臨した。<br>
まあ、そうは言っても、ストーリー的な面白さや小説としての醍醐味という点では「ベスト」はたくさんあって、「モンテ・クリスト伯」や「鉄仮面」、「レ・ミゼラブル」、そして「聊斎志異」などは、物語の面白さという点で抜きん出ていたりするが、ではなぜそれらの上位に「存在の耐えられない軽さ」を、自分的におくのかはよくわからない。
<br><br>
なぜこれが「ベストオブベスト」で、今まで読んだ小説の中で最も面白かったと思えるのか、あえて解釈をするなら、（1）小説として手法が斬新　（2）視点が素晴らしい　（3）虚構の小説世界の中でありながら、重要な、普遍的な真実がちりばめられている　（4）本当の人生の断片が描かれている　（5）思想の独自性が高い　（6）ストーリーとプロットが面白い　（7）描かれている世界の密度が非常に高い
<br><br>
・・・と、こんなことになるかもしれない。<br>
とくに、「密度の高さ」が重要で、それがこの作品の驚くほどの完成度の高さを支えているのだと思うし、それがあるからこそ、虚構の世界の中であるにもかかわらず、「人生とは間違いなく、こうしたものだ」と思わせるのだろう。
<br><br>
もう一度読みたい本で、なぜこんなに面白く思えるのかは、もう一度読んだときに、もっとよく自分なりに把握できるような気がする。
<br><br>
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<br><br>]]></description>
         <link>http://www.passet.jp/cinemas-books/2008/05/post.php</link>
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                  <category domain="http://www.sixapart.com/ns/types#category">翻訳文学</category>
        
        
         <pubDate>Sat, 31 May 2008 22:28:06 +0900</pubDate>
      </item>
      
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