プロフィール

  • H Nblandford(←もともとは、1919年生まれのイギリスのお馬さんです)
  • 好きな映画 最近では「ダージリン急行」「ノーカントリー」
  • 性 格 ゆるい/ぬるい
  • 仕 事 いちおう広告のディレクター兼コピーライター兼ややえらい人(笑
  • 居住地 札幌
  • 好きな女優 なぜかたいてい笑われますが、スカーレット・ヨハンソン(笑 「ロスト・イン・トランスレーション」や「真珠の耳飾の少女」がかなり良かった。あとは、これも笑われますが、ペネロペ(笑 「バニラ・スカイ」「オール・アバウト・マイ・マザー」が良かった。
  • 好きな俳優 ダニエル・デイ・ルイス。「存在の耐えられない軽さ」がかっこよすぎ。
  • 好きな作家 久生十蘭、芥川龍之介、チェーホフ、ロアルド・ダール。最近は池澤夏樹さんの個人編集「世界文学全集」に、はまりっぱなしです。

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スタッフブログ/cinemas&books

最新のエントリー

2010年06月16日

12人の怒れる男【blandford】

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監督/ニキータ・ミハルコフ

出演/ロシアの俳優さんいっぱい

秋は見たい映画が目白押しで、「宮廷画家ゴヤは見た」「ブーリン家の姉妹」のコスプレシリーズや、「その土曜日、7時58分」とか、あと、見逃してた「ゼア・ウイル・ビー・ブラッド」が札幌の名画座におりてくるのでそれもぜひ見たいし、正月にくる(らしい)コリン・ファースの出る「マンマ・ミーア」も多分見たくなる。正月までにこれだけ見られれば、まあかなり満腹しそう^^


その「ぜひ見なきゃ」シリーズのオープニングに選んだのが、、「12人の怒れる男」。

なんとロシア映画!

これは1957年にハリウッドで作られた、有名な「十二人の怒れる男」のロシア版リメイクだそうで。僕はその1957年版(ヘンリー・フォンダとかが出てる)は見てないんだけど、アメリカのテレビ用に作られた、ウイリアム・フリードキンによるリメイクは以前ビデオを借りて見た。これは密室劇としては出色の出来栄えで、そうとう面白かったので、ロシア版もかなり期待して見に行った。

現代のロシア映画を見たのは初めてなんだけど、いやー、ハリウッドと映画作りがまったく違うので、新鮮だったなあ。まず、映画を作るにあたっての視点がまるで違う。なんというのだろう、ハリウッド映画はほとんどすべて「興行的に成功を収めること」を目指して作られるのに対して、今回見たロシア版「12人の怒れる男」は、非常にメッセージ性が強い、芸術作品という感じ。

映画の大枠と、筋立ての大まかな部分はアメリカ版と同じなんだけど、あとは「リメイク」というよりは「新しい映画」といったほうがいいぐらいだな、と思えた。



この映画の大きなバックボーンとなっている「ロシアとチェチェンの抗争」という歴史的背景がまったく分からないし、知識として知ってはいてもそれはあくまでも文字で読んだ知識でしかなくて感覚的にまったく遠い世界の話なので、たぶん、この映画の重要なメッセージは受け取れてないような気がする。

でも、オープニングの超ハイキーに仕上げたイメージがもういきなりハリウッド製ではなくて、最初からすごく新鮮。そして、スクリーンから聞こえてくる言葉が、普段まったくなじみのないロシア語で、これもまた新鮮。そしてところどころフラッシュバック的に挿入されるチェチェンでの抗争シーン、これがもう本当にリアルに怖くて、涙が出そうな感じさえしてくる。

さてそれで、登場人物がまた全員、ずいぶん芝居がかった喋り方ばかりで、しかもその芝居がたいてい「過剰」で、これがたぶんロシア的なものなのかなー、と思いながらずっと見ることになった。

セリフも、ひとことでいうと「すごく過剰」。

登場人物が、一人ひとり、延々と「自分の歴史」を過剰な芝居で語りだすんだけど、たぶん、一人ひとりの言葉に、ロシア人なら「そうだよなあ、そうだよなあ、いやホントにそのとおりだよなあ」的な共感の嵐があるのだろうと思うのだけど、日本人の僕が聞いた感じでは「ちょっとお話し長いですねー」(笑

上映時間は、なんと2時間40分!劇場でこれは、ややお尻が痛い。

で、全体に非常に冗長なつくりで、饒舌。

でも間違いなく、それがこの映画の持ち味で、あの冗長さを削ってしまったら「なんとなく普通?」的な仕上がりになってた可能性が高いかな。

で、結果的に面白かったのかどうかというと、うん、これが「面白かった」わけなんですよ。ええ。

ハリウッドとかフランスとかに飽きた人にはちょっとオススメ。新鮮です、全体に。









日時: 2010年06月16日 10:04
カテゴリー: ヨーロッパ

2010年06月15日

ハワーズ・エンド【blandford】

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池澤夏樹=個人編集 世界文学全集

ハワーズ・エンド  E.M.フォースター 吉田健一訳




今年の夏休みは久々に1週間丸まる、仕事のことをほとんど考えずに過ごすことができて、北京オリンピックに夢中になる傍ら、ハワーズ・エンドも読み終えることができた。


ブルガーコフの「巨匠のマルガリータ」のあとに読んだので、さすがにあれと比べるとこちらはとても静かで、落ち着きと気品に満ちた小説という印象。

フォースターの作品は、「人と人はいかにして理解しあうことが可能なのか」ということがテーマで、お互いに階級や立場や性別を乗り越えて理解し合おうとする人物たちが描かれている・・・とされている。

が、20世紀の日本に生まれ、現在21世紀の日々をエンジョイしている我が身としては、19世紀後半~20世紀初頭の大英帝国の階級社会や文化、習慣などを理解できるはずもなく、「分かり合おうとする人達」という文脈の中では、僕自身はこの小説を読めなかった。


僕にはむしろ、「与えられた状況の中で、ときには自分の信じるところにしたがって、そしてときには感情の赴くままに、なんとかして、思うに任せない人生を生きていく人たちの物語」という読み方をしたほうが理解しやすかった。むしろ、「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」は、そのテーマのもとに編まれたのではないかとさえ思う。


それぞれにいろいろな思惑を抱えながら、登場人物の誰もが、「こんなはずじゃなかった人生」を、一生懸命に生きていく。イヤなやつも、ダメなヤツも、傲岸不遜なひとも、センシティブなひとも、みんな、「こんなはずじゃなかった」人生を受け入れながら、前を向いて生きていく。


そうなんだ、ここに描かれている登場人物は、みんなどことなく、「思い通りにならない人生」を受け入れることに対して、後ろ向きではないのだ。


その姿がけっこう丹念に描かれていて、読後感としては、「けっこう感動したなあ」というイメージが残った。10年後ぐらいにもう一度ゆっくりと読んでみたいな、という気にさせてくれる一冊だった。


ずいぶん前に映画化されていて、「この人が出るととたんにイギリス映画っぽくなる」と僕が勝手に思ってるヘレナ・ボナム・カーターが出演している。

原作を読む限りでは、これはそうとう美しい映画になるはずで、ぜひそちらも見てみたいものだと思った。









日時: 2010年06月15日 15:05
カテゴリー: 翻訳文学

2010年06月14日

巨匠とマルガリータ【blandford】

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池澤夏樹=個人編集 世界文学全集

巨匠とマルガリータ ブルガーコフ 水野忠夫訳




高校の頃からロシア文学はけっこう好きで、苦悩の巨匠ドストエフスキー、道徳の巨匠トルストイ、そして偉大なるチェーホフとかとかをわりと好んで読んできた。ずっと長い間僕にとって最高の小説は「カラマーゾフの兄弟」で、こんな文学を人間が生み出せるとはまったく凄いものだ、と思っていたものだった。

だからブルガーコフの名前ぐらいは知っていたのだ。しかも「どうも、面白いらしい」と嗅覚だけは働いていたんだが、どこの本屋に行っても簡単に「ほら買いなさい」という感じでは売ってなくて、しかもブルガーコフに対する興味は、「それでもなんとしてでも入手して」というほどではなかった。


だから今回も、「ああ、ブルガーコフを僕は結局読むことになるのね」という程度の感触で読み始めたのだ。・・・しかし、冒頭から2~30ページもいかないうちに、この小説の「ただごとではない感じ」がずっしり伝わってきた!読み進むうちにさらに驚いた、これは普通の小説ではない。

予言どおりに首を切られて死ぬ人、その予言をした悪魔、悪魔のとりまき、喋る猫、精神病院にいる巨匠、身体に塗るだけでたいへんなことになるクリーム、裸で空を飛ぶ魔女、イエス・キリスト(ナザレのヨシュア)、マタイ、イエスに関する不思議な小説、マルガリータと壮大な悪魔の晩餐会、モスクワ、アパート、、、、、などなどの、まったくバラバラに見える仕掛けと舞台装置が、ひとつの世界観の中で実に適切に配置されて語られ尽くしていくさまは、まさに圧巻。

しかも、これだけ大建造物のように虚構の世界を積み重ねておいて、終始、なぜかどこかにリアリティがある、と思わせるのだ。その筆力はまったく信じられないほどだし、「悪魔」とか「首を切られて死ぬ人」とかが出てくるにもかかわらず、まるで重苦しいところがなく、読みようによっては一種のコメディとさえ見える軽さを備えているあたりも凄い。



ブルガーコフという人は、本当に、天才なんだろうなあ、と思う。

「巨匠とマルガリータ」はまったく何にも似ていないオリジナリティあふれる小説で、手法も、展開も、物語も、語り口も、あらゆる点で独創的だと思う。


ブルガーコフの全集が翻訳で出されたら、きっと買うのになーと思う。機会があれば、巨匠とマルガリータも、もう一度読み返してみたい。本を読み進める楽しみを味わいつくせる、実に面白い一冊だった。









日時: 2010年06月14日 13:06
カテゴリー: 翻訳文学

2010年06月10日

太平洋の防波堤ほか【blandford】

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池澤夏樹=個人編集 世界文学全集


太平洋の防波堤/
愛人ラマン デュラス 清水徹/田中倫郎訳

悲しみよ こんにちは サガン 朝吹登水子訳





池澤夏樹さんの世界文学全集は本当に面白くて、しばらく小説はこれだけあればいいかな、という感じになっている。ときどき手近にある文庫で日本の作家の短篇を読みながら、この重厚なシリーズを読み続けていられるとどんなに幸せか、と思う。

最近は思うところあってビジネス書や新書をたくさん読んでるので、その間に小説を読むとやはりとても心が潤う。


さて、この本はもうだいぶん前に読んだんだけど、こういう文学全集のよさは、「この全集をぜひ読破したいもの」という思いがなければ決して読むことはなかったと思える作品と巡り合えること。

とくにサガンの「悲しみよこんにちは」は、僕が高校の頃にガールフレンドが「とても面白い」と言っていた小説なんだけど、なんとなく読みそびれたままこの歳になっていた。


読んでみて驚いたのが、これは僕が生まれるよりも前に書かれた作品であるにもかかわらず、実にみずみずしくて新しい、ということだった。1950年代に書かれた小説だから、当時としてはさぞセンセーショナルな話題になったのではないか、と思う。

訳文はさすがに古くてちょっと閉口する部分もあったが、それでも、行ったこともない南フランスのきらきら輝く太陽だとか、その美しい海岸線のけだるい午後とかが、目の前に映像として見えるような気がする一冊だった。

いい小説ってどこか文章が映像的なんだけど、「悲しみよこんにちは」は主人公セシルの、思春期ならではの残酷さと美しさがないませになった心理描写が実に微妙な良さを見せていて、人間がしっかり描けているので、小説全体が映像的なイメージで記憶に残るのだろうか、とも思う。


ずいぶん前に映画化されていて、映画を見てみたくなった。

主演したジーン・セバーグが髪をベリー・ショートに切って、これが「セシルカット」と呼ばれたそうだ。(ダイナカールの娘ではありませんよ・笑)


セシル・カット

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マルグリット・デュラスは「愛人・ラマン」を以前から読みたいと思っていたが、このタイトルの単行本を本屋のカウンターに持っていくにはなんとなく気後れのする年齢になってしまったので(同様に、書店のカウンターに持っていきにくい本に、ナボコフの「ロリータ」と、マルキ・ド・サドの「悪徳の栄え」がある)、こういう機会に読めたのは嬉しかった。ただ、これは「太平洋の防波堤」と合わせ鏡になったような作品だが、僕の好みとしては「太平洋の防波堤」のほうが面白かったかもしれない。


「太平洋の防波堤」は、「ここではない、どこか違うところ」に行きたいともがく親子3人の物語。仏領インドシナ(現在のヴェトナム)を舞台に、それぞれがそれぞれに悩みながら、うまくいかない問題を持ち、どうにも思うようにならない人生を抱え込みながらも、なんとか人生を続けていく、という物語。

こういう小説を読んでしまうと、やめられなくなる。

そこには、人生の真実の断片がちりばめられているからだ。

僕はここ数年にわかに流行っている「願いはきっとかなう」的なアホなテーゼがどうしても好きではなくて、うまく行ったりうまく行かなかったり、どうにも自分の思うに任せないのが人生の真実の姿だと思う。むしろ、それを前提にして、「じゃあその人生を受け入れるのか」「それとも別の人生を切り開くのか」ということを考えていかないと、とてもじゃないけど歩いていけないのだ。


僕にとって人生はこれまでずっと、「こことは違うどこかに行きたい」という道のりだった。

だからこういう作品を読むと、なんとなく深いところで共感を覚える。









日時: 2010年06月10日 10:11
カテゴリー: 翻訳文学

2010年06月09日

パリ、恋人たちの2日間【blandford】

監督:ジュリー・デルピー

出演:ジュリー・デルピー、アダム・ゴールドバーグ、アルベール・デルピー



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最初から最後までアハハと気軽に笑ってられる面白いラブコメディ。

いい歳したオッサンが一人でラブコメディを見るのか、という突っ込みはシャットアウトで(笑

いやー、だってジュリー・デルピーが見たかったんですよ。

「トリコロール」であんなにもはかなげで人形のように美しかったジュリー・デルピーが、この映画では、ヘンなオネーサン。一部で「パリのウッディ・アレン」と言われたりしてるそうだけど、深く納得。


映画は、アメリカ人(♂)とフランス人(♀)のカップルが、パリで過ごす最悪な2日間を描いたもの。テンポのいい会話がぽんぽんと続いて、面白かった。


アメリカ人の彼氏が、フランス語をまったく話せないという設定。

そんな中で、彼女の「モト彼」が何人も現れて、彼氏の前でフランス語でなんだかわけのわからない会話を繰り広げる。そして、ときに必要以上に親密そうにするし、別の相手には激昂して胸ぐらをつかんで大騒ぎする。その間、彼氏は「こいつら何を喋ってんだか全然わかんない!」状態。


パリで出会うフランス人のモト彼たちは、いちおうアメリカ人の現・彼氏にたいして慇懃に挨拶を交わすんだけど、ジュリー・デルピーに「こいつフランス語話せないの?」と確認してからは、フランス語でずいぶんなことを言いたい放題(笑


古い仲間とのパーティでは、ジュリー・デルピーのモト彼の一人が、英語で今の彼氏に話しかけるんだけど、イキナリ話題が

「なあ、キミは女の子があそこのヘアーをみんな同じように刈り揃えてることに気づいてるか?みんな、あそこのヘアーを地下鉄の切符みたいな四角い形に刈り揃えていて、俺はあれを見るとゲンナリするんだ。そう、あれを見ると、俺のチンコは、えー、冷たくなって退却を始める・・・えーと、(英語では)こういう言い方でいいのかな?」

みたいなことを、若干たどたどしい英語で話すんだけど、ひとしきりその話題が終わった後で、


「ああ、言い遅れたけど、僕はマチューって言うんだ。」


いやー、フランス人って、こんなやつが多いのかなー(笑

ジュリー・デルピーの家に駆けつけた消防署の職員が、仕事そっちのけでジュリー・デルピーに色目を使うし、タクシーに乗ればその運転手が「キミはキャサリン・ゼタ・ジョーンズと同じぐらい美しいね!でも僕はキミのほうが好きだけどね」とか口説いたりするし、フランス人って、こうなの??(笑


おしゃれでハイセンスなパリじゃなくて、ラフで粗野なパリが描かれていて、そのへんもけっこう興味深かった。



映画は監督で選ぶと失敗しない場合が多いけど、ジュリー・デルピーはちょっと期待していいかもしれない。この映画でも、(たぶん)典型的なアメリカ人と典型的なフランス人が描かれてるんだろうと思うけど、その対比が巧妙で、楽しい映画だった。



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日時: 2010年06月09日 14:12
カテゴリー: ヨーロッパ

2008年07月02日

恥ずかしいひと言(1)【blandford】

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夏はムダ話に最適な季節  (謎


・・・というわけで、「恥ずかしいひと言」シリーズ始めます (何
競馬ネタじゃないです( ^_^;)


誰かが口にするのを聞いたとたん、こちらが「はうっっっっ」って恥ずかしくなってしまう言葉を集めます。 それがどーしたという感じですが、ただの笑い話ですね。


では、「はうっっっっ・・・そ、それを言うか!」の第1弾!




「オレもさー、こう見えても、若い頃はけっこうワルでね・・・」


飲んでる席で先輩や偉い人にこれを言われたりすると、「あうう、あんたもそれを言うんですか・・・!」とかなり激しく絶望的な気持ちになりますが、なんでしょ、この「かつてはオレもワルだった」アピール。。。

あなたもこれを言われて「はうっっっ」ってなったこと、ありませんか?
僕の経験では、これを言いたがる人は、ワンフロアにひとりぐらいの割合で存在します(会社の規模がある程度大きい場合)。


こういうことを言う人って、なぜかたいてい、七・三に髪をピターーッと分けて、銀ブチの眼鏡をかけたりして、どこからどう見ても「会社の飼い犬です」的な人ばかりなんですよねー。聞かされるほうはけっこうたまんないですよ?


だって、「どう見てもワルだったわけないでしょ?」的な見てくれのオッサンが、「いや、こう見えてもね」とやるわけです。

あうう、あなたはなぜ、そんな、イメージ挽回を図るので?
そしてあなたはなぜ!「昔はワルだった」ことをカッコイイと?
OH!そしてあなたは神を!!!信じマスカーーー??(関係ない)

でもねー、そんなこと言ってもあなたのイメージ全く変わりませんよ??
それよりも、「うわ言いやがった!」というイメージになりますが・・・???

だいいち、「こう見えてもオレも昔はワルでさ」とか言われてしまうと、もう、こちらの返す言葉としては
「へーーーー」とか
「そうなんですか?」とか
「いやそうは見えないですよ?」
とかしかないわけですが、これはもう、相手の話をどうしても続けて聞かなくてはならない展開ですよね? いやー、拝聴したくない!!


前に勤めていた会社で、これを言いやがった先輩がいたので、しょうがないから
「へーーーーそうなんですか」
と気のない相槌を打ったら、
なんと!!!!!!!


「コンサート会場なんかでさ、カメラをバッグの中に仕込んでな、パンチラ写真たくさん撮ったもんよ」



と言いやがりました。



うわーーーーーーー!
うわわーーー!


OHあなたは神を!!!信じマスカーーー?????(だから関係ない)

あのーですね・・・それはただの変態でして、「ワル」という不良で硬派で、ちゃんとケンカも強いよ的なイメージではないんですけど・・・(^^;;



さてそれで。

「こう見えてもオレも昔はワルでさ」とか言うオッサンの撃退法で、いまのところ「かなり有効」と思われるのは、間髪を入れずに「へー、人とか殺してたんですか?」と聞くことぐらいしかないかな?

すると彼は「いやいや君そうじゃなくてさ」とか言ってくるに違いないので、ここでまた間髪入れずに、「じゃ、パンチラ写真系ですか?それとももっとひどいわいせつ系?」と聞くと、相手はたいてい怒って「もういい!」となるようです  (ほんとか??



だいいち、「昔、ちょっとワルだった」人は、言われなくても見ればたいてい分かるもんでして、聞かれもしないのにあえて自分から解説始める時点でかなりムリ(笑


ケイバライフはオッサン読者多いですから(なぜならこれまでメインの書き手だった僕が十分オッサンなので)、みなさん、飲んだ席で「こう見えても昔はワルでなー」とか語り始めるのは、やめておきましょう。



日時: 2008年07月02日 02:01
カテゴリー: ムダ話  | コメント(10)

2008年06月30日

ホエー超えか【blandford】

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先日、ホエー石鹸は素晴らしいというエントリを書いたところ、意外なことに当社の経理担当のおねえさんから「面白かった」とほめられまして(笑)、石鹸ネタの続編です。

本日のオススメは銀座せっけん
すごいネーミングですねー。いきなり、ネーミングで高級感アピールですか。
(サイトはこちら

ginza.jpg

↑これなんですが、あまり高級感の感じられないパッケージなんですけど(笑
でも、これを買った大きな理由が、「ティートリー配合」!!!!!!!!
おお!数あるアロマの中で、かろうじて知ってるティートリー!これはいい香りがするのですよ?
しかも、殺菌等の作用がある(らしい)。
で、原材料を見てみると、石鹸素地のほかは、スクワランオイルとティートリーのみ。

ふふーん?
これはもしかしてなかなか良いのでは???

と思って、さっそく家に帰って使ってみましたが・・・!!!!!!!!

(使用感をご報告します)
↓↓↓



「はうううっっっっ!!!!!」


んまーなんというか、スバラスイ!
泡立てると同時にですね、もう、ティートリーがほのかに香り立って来るんです。
その香りがまた、主張しすぎず、控えめすぎず、実にこう、癒されるわけです。

この報告を書いているワタクシがオッサンで本当にゴメンナサイねーみなさん。きれいなオネーサンが書いてるのなら、せっけん(及びその使用シーン)にも興味満々になるところなんでしょうが、この、「ティートリガーほのかに香り立って」とかを感じてる私は、そのとき裸のオッサンです(笑

泡立ちはこってりと濃厚で、とてもクリーミー。動物性だとあまり泡立たない場合があるんですが、植物性なので優しい泡が身体を包み込んでくれて、さらにティートリーの香りにも包まれる、と、きれいなオネーサンになったつもりで書いてみました(笑

石鹸の王様はMASACOだと思いますが、この銀座せっけん、MASACOに迫る使用感と香りでした!

石鹸フリークの方、ぜひ一度お試しをm(_ _)m
いや、そんなやついねーか?



日時: 2008年06月30日 20:31
カテゴリー: ムダ話  | コメント(4)

2008年06月23日

ロッキー・ホラー・ショウ【blandford】

監督:ジム・シャーマン
出演:ティム・カリー
    バリー・ボストウィック
    スーザン・サランドン
    リチャード・オブライエンほか
notes:1975年 イギリス


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まあ、いろいろと異論があるとは思いますが、この映画こそ、これまで人類が作った映画の中のベスト・オブ・ザ・ベスト、最高峰でしょう。
この最高峰の映画を生んだのは、ハリウッドではなくてイギリス。しかも時は1975年。しかも制作費超チープで、製作期間もごくわずか。

まあ、「この映画こそ、あらゆる映画の中の最高峰」という考え方にもちろん異論はたくさんあるんですが、でも世界中に、「その通り!」と言ってくれる人も数万人規模で存在しそうな映画です。(大げさか)

僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最もかっこいい!
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も世界観的に嘘くさい!
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も面白い!
僕が見た映画の中で、この映画が群を抜いて、最も中毒性が高い!

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1970年代のロックはものすごくエネルギーにあふれてるんですが、この映画はまず、音楽が異様にかっこいいんですよね。それだけでも十分にしびれるのに、この映像のインパクト!そしてそれを演じるティム・カリーの怪演!

全体に演技がヒジョーに舞台っぽくて、大げさで、大掛かりなお芝居を見ている気にさせられます。
スーザン・サランドンが、ほぼ全編下着(←白のなんの色気もない)で、しかも可憐に喋り、裏声で歌います(笑 
ウフ(はぁ~と)とか言ったりもします。スーザン・サランドンがですよ!

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映画の内容をひとことで言うならば、「品行方正な新婚カップルが、トランシルバニア星からやってきた怪人フランクン・フルター(←性倒錯者)の屋敷に迷い込んだが、その屋敷では人造人間を作っていて、おりしもその日は人造人間の完成の日でパーティが行われていた・・・」という、ただそれだけでも十分怪しい雰囲気満々でしょ?(笑

性倒錯者という設定ですが、へんにエッチなシーンはまったくないですよ。ご覧の通りのコスチュームを身にまとっているだけで(笑

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映画を見終わった後には、これがメチャメチャかっこよく見えてるわけです。
これほどくだらなくて、意味がないのに、毒があって、面白くて、何度も見てしまう映画はほかにありません。
つくりはいかにもB級バンザイで、全編ゆるゆるなつくりかた(笑
でも、俳優さんたちの演技がものすごく立ってるので、ものすごい完成度です。
ただのバカで明るいナンセンス・コメディなんですが、このコスチュームと音楽とティム・カリーの怪演によって、この作品は、映画史に残る金字塔となったわけです。
ハリウッドじゃ、絶対にこういう映画はできないだろうなあ。

僕はすでに10回以上見ました(笑
世界中にフリークがいて、ご覧のようなコスプレをしてシアターに詰め掛ける、というのはかなり有名な話。ああ、僕もこの中に入りたい!

seeing.bmp

見ないと損します(笑
でも、人によっては、見ても損するかも(笑

ティム・カリー演じるフランクン・フルター登場のシーンは、映画史上もっともかっこよく主人公が登場したシーンだと、個人的にはキッパリ断言します。



日時: 2008年06月23日 16:10
カテゴリー: ヨーロッパ  | コメント(6)

2008年06月19日

ダージリン急行【blandford】

監督:ウェス・アンダーソン
出演:オーウェン・ウイルソン
    エイドリアン・ブロディ
    ジェイソン・シュワルツマン
    アンジェリカ・ヒューストン
    ナタリー・ポートマン
    ビル・マーレイ


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paniブログのカナエさんも取り上げてる、ダージリン急行。この人は僕の映画の師匠で(歳はカナエさんのほうがずいぶん下ですけどね)、カナエさんが「いい!」と言った映画で外れたのはほとんどないんです。で、「ダージリン急行はそうとういい」と聞いて、わざわざ日曜のレイトショーで見た(笑

まったく蛇足ですが、カナエさんとは以前何回か一緒に映画に行ったことがあるんですが、あるとき僕が面白そうな映画を見つけてきて、

「カナエさん、今度、『遭難して放置されてる船を引き上げるドキュメンタリー』の映画がくるんだけど、面白そうだから一緒に見ない?」

と誘ったところ、「あー、知ってるそれー!見たいと思ってた!!!」


で、勇んで見にいったんですが・・・。
画面ではなぜか、船のへさきで、両手を広げて風を浴びるケイト・ウインスレットを、後ろからレオナルド・ディカプリオが抱きかかえていたりして、非常に変な空気になりました。

映画のタイトルは、ええ、「タイタニック」って言うんですけどね?
それ以来、スッカリ一緒に映画に行かなくなりました(笑


そんなどうでもいい小ネタはおいといて、ダージリン急行。
まあ、なんてオフビートな、ゆるゆるの映画!素晴らしい!ブラボー!
全体がものすごいゆるいつくりで、なおかつ「3兄弟が母親に会うため、インドを旅する」という、嘘っぽい設定。
だいいち、あんたたち、全然兄弟に見えないから(笑
しかも途中で降りて、まったく意味なく、蛇とか衝動買いするし(笑
でも、監督がウェス・アンダーソンで、出てるのがオーウェン・ウィルソンだから、面白くないはずがなくて、全編を通してものすごく気分良く、ニヤニヤさせていただきましたm(_ _)m

画面がとてもきれい!
その、キレイな画面の中で、嘘っぽい3兄弟が、嘘っぽい(しかもチープな)儀式をやったりして、最高!

エイドリアン・ブロディは戦場を命からがら逃げ回るピアニストの役よりも、こういうナンセンス・コメディーにぴったりの顔をしてますね。

前作「ライフ・アクアティック」ではデビッド・ボウイを大胆にフィーチャーして、しかもギター1本のアレンジでポルトガル語で歌わせるなど、音楽もとてもいい監督さんですが、今回もサントラ買いたくなる感じでした。

映画に何かメッセージとか教訓とか、あるいは起承転結とメリハリの利いたストーリーとか、ハッピーエンドとかを求める人には、やや不向きかも?単に、90分間、あはははと笑っていたい方には超オススメ。僕は映画にメッセージ性とかはまったく求めていないので、こんな素晴らしい映画はめったにないと思いましたよ。
ゆるゆるなオフビートなのに、ものすごく完成度の高い映画と思いました。あらゆるせりふにほとんど意味がないのに、どうしてこんなに面白いのか、不思議ですねー。全編を通して、空気と世界観が、とてもいいんですねきっと。

映画の中身、なにも伝えられずにスミマセン(笑



日時: 2008年06月19日 14:12
カテゴリー: アメリカ  | コメント(2)

2008年06月16日

ひとの猫その3【blandford】

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猫写真投稿その3!!

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京都市の真ん中 しんがりさん
「このエントリ見て、仕事から帰宅後すぐに猫撮影しましたf^_^;   『ノン』という名前♂です。 僕が中学生の時くらいから飼い始めたから恐らく16、7歳のおじいちゃんですね。 鼻炎という持病があり、常に涙が出ている彼ですが、まだまだ元気です。 携帯で撮ろうとしてるのにジッとしてくれなくて困るぐらいf^_^; 」


ひとの猫その1  うちの猫  中村騎手の猫


(以下blandford)

ん?おじいちゃんには見えないねー??
と思った方、コメント欄に「むっはーーー」と書き込みお願いします(笑


猫写真募集要項はこちら ぜひふるってのご応募を!



日時: 2008年06月16日 11:24
カテゴリー:   | コメント(3)