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2012年09月14日

体調の落ちてきた馬は、まずどこに兆候が現れるか【blandford】


昨日、「前走と同じ状態で出てくる馬なんてほとんどいない」という話をしましたが、つまるところこれこそが、人気馬がコロコロ負けて人気薄がアッサリ台頭する、一番大きな理由です。

しかしまず、基本的に、知っておかなくてはいけないことは、パドックでは「相対評価」ではなくて「絶対評価」が重要である、ということ。つまり、「前走と比較してちょっと落ちてきた」とか、「出走馬の中では比較的いい出来」という見方をしているうちは、「当たったり外れたり」という感じになってしまいます。

そうではなくて、自分のイメージの中に「必ず好走する馬の形」をしっかりと焼き付けて、そのパターンに合致する馬がいた時だけ馬券に手を出す、というふうにすれば、これはもうほぼ「当たって当たって当たって、4回に1回ぐらい外れる」という感じになります。

しかしこう言っておきながら僕もまだまだ買いっ気満々で、なかなかこのようには出来ていないのが真実。とうとう業を煮やして、テレビのフレームに「相対評価禁止!」という大きなメモを貼りました。

なんですが、それでも、「ああ、明らかに前走より落ちたな」というのが歴然と分かる場合、とくに人気馬の場合は「買う必要なし」という判断ができるので、これはこれで馬券を買う上で役立つ情報となるのも当然です。
逆に、「あら、こんなに骨格系がしっかりしてきてビックリ」という人気薄が、バンバン好走することもあるので、こういう場合は単勝に届かなくても複勝で10倍前後の美味しい配当をもたらしてくれたりもします。

さてそれで、本日の大命題、「体調の落ちてきた馬は、まずどこにその兆候が現れるか」ということをお話しましょう。

まず、あまりに当たり前なので誰もが考えてもみなかったことから整理しなくてはなりません。
それは、「馬は4本足で立つ動物であること」ということです。

4本足で立つということがどういうことなのか?
まず最初に、4本の足全てに均等に体重が乗って、バランス良く体を支えていられることが重要です。
もう一つは、何百キロもある身体(とくに胴体の部分)が、重力に負けずにしっかりと体幹を支えていることが重要です。

このたった2つの解説に出てきた共通のキーワードが、「支え」ということです。

JRAの競馬では、どんなに短くても、1kmの距離を走らされることになります。
そして、元々の走力・体力が似通った馬が5~6頭いるとしたら、その中の、「四肢をバランス良く使って走れる馬」が、最後まで無理なく走り通すことができます。

つまり、問題は「バランス」なんですよね。その「バランス」を担保するのが、「体の支え」なんです。
だってちょっと考えてみてください、例えば右の後ろ脚だけちょっと身体の支えが弱かったりしたら、どうなりますか?1kmとか2kmも走る間に、1秒ぐらいの差は簡単についてしまいますよね?

みなさん、あのウサイン・ボルトでさえ、五輪前のジャマイカ大会で負けたりするわけですよ?
あのときは、テレビの特集などを見ると、スタートダッシュを改善しようとするあまり全身のバランスが崩れてきていたらしいです。つまりバランスが崩れると、ボルトでさえ負けるんです。

馬も同じです。
身体をバランス良く支えられ、バランス良く歩けている馬が、好走します。

そして身体の支えは、パドックでは主に2か所に現れます。
それは、背中のライン(背骨のライン)と、腰の位置です。

背中のラインが湾曲するように落ちてきてしまっている馬は、腹筋が体を支えられていない証拠です。また、背中のラインが「湾曲」を通り越して、V字に折れ曲がっているような馬もいます。これは100%凡走します。

また、腰の位置が低くなってしまった馬は、後肢で体を支えられていないと見て差し支えありません。
腰の位置が低いと重心位置も低くなり、未勝利戦以外では、ほぼ凡走率100%となります。


グリーンチャンネルでパドック解説者が「気配出して気合乗りも早くていいですね!」とかコメントしている馬が、腰の位置があからさまに低くなったりしてると、僕は一人で「アホか」と笑ってます。

もう、それこそ何度も何度も言ってきたことですが、パドックで「気配」とか「気合乗り」とか「毛艶」を見ようとしているうちは、絶対に競馬では勝てません。
まずは、「身体の支え」をしっかリ見極めていける訓練を積んでいくべきです。

サラブレッドは、アスリートなんですから。
たとえばオリンピックの陸上競技で馬券を売ってくれるとしたら、いったい誰が「ボルトは気合出してますね」とか言いますか。
「皮膚が薄くてピカピカですね」とか。

そうじゃなくて、「今日のボルトは大腿二頭筋がジャマイカ予選の時よりパンプアップして、体のバランスが戻って来ました」的なことを見て馬券買うんじゃないですか?
少なくとも、五輪で馬券売ってくれるとしたら、僕はそういう解説者の見解を聞いてみたいですね。

「今日の北島康介は気合乗りが早いですね」
とかいう言葉を聞いて北島康介の単勝を買うとしたら、それは馬鹿じゃあるまいか、と誰もが思うはずなんですけどね。

どうして馬の場合は「気合乗り」とか言うのか、僕にとっては永遠の謎です。
言うまでもないことですが、「気合」で走るんじゃなくて、「身体」で走るわけです、馬は。

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【参考】

moji2.jpg


kinniku.jpg

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(右上の部分)
denkingun.jpg

日時: 2012年09月14日 12:01
カテゴリー: 2 馬の見方/サラブレッドの真実