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2010年04月30日

マイネルキッツはもしかしてやばいかも?【blandford】

マイネルキッツの日経賞でのレースぶりを見たあと、「これは、今年の春の天皇賞はマイネルキッツの連覇が濃厚だな」と感じて、さらに登録馬の顔ぶれを見たときにその思いはほとんど確信に変わったんだけど、昨日急に、「マイネルキッツはたぶん負けるんじゃないかな」という意見に宗旨替えすることとなった。

その理由はもちろん、ご存じの方も多いと思うけど、「マイネルキッツ蓄膿症報道」。

正直、こういう報道がいちばん困惑するよねー。
調教師は「レースには影響ない(キッパリ!)」という感じのコメント出してるそうだけど、こちらの気持ちとしては「影響ないワケないじゃん」的な気分と「本当に影響ないの?」的な淡い期待を、行ったり来たりしなくてはならないのです。

僕は子供の頃、蓄膿症でずいぶん長いこと病院に通ったんだけど、あれはけっこうキツイ病気ですよ?
いつの間にか鼻腔の中が、「鼻汁(つまり膿)」でいっぱいになる。ちょっとキタナイ話だけど、これは「鼻水」のようなシャバシャバしたもの(文字通り水っぽいもの)ではなくて、極めてどろっとした、濃厚な膿がたまるので、こまめに念入りに鼻をかまないとすぐにその膿がたれてくるし、とてもじゃないけど鼻では息ができなくなる。

人間の場合は口でも息ができるんだけど、それでも、蓄膿症を患ってた頃は、息がスースーできるのは鼻をかんだ直後だけ。けっこう苦しかったのをよく覚えている。
ましてや馬は、鼻でしか呼吸ができない動物。(構造上、口では息を吸えません。)
しかも、競走馬にとって、「酸素の適切な摂取」は、まさに死活問題。
さらに、3200mの長丁場。酸素を取り込むのになんの問題もなくたって最後はスタミナ切れの心配がある距離なのに、酸素の通り道にわずかでも障害があれば、たちまち致命的なことに。

膿はバキュームで吸ってからレースに向かうんだろうけど、はたしてどうなんだろう?
蓄膿症を発症しているんであれば、なにか外科手術をしないと根治しないはずで、対症療法では不安極まりない。パドックを周回しているうちに鼻に膿がたまってきたらどうするのだろう?スターティングゲートまで、膿を吸い出すバキュームを持っていけるのか?(行けないよね、きっと)

・・・ということを考えると、残念ながらマイネルキッツを◎にするのは、あまりに理不尽な冒険だということになる。もしかすると、たしかに、膿をバキュームで吸い出せばレースの間は大丈夫かもしれなくて、その場合は好走するかもしれないけど、「絶対大丈夫」という保証はどこにもない。

それどころかむしろ、「馬はやや苦しいのでは」と考える方がどちらかというと理にかなっていて、客観的にニュートラルに考えると「蓄膿症のために凡走する可能性もかなりある(好走するかもしれないけど)」ということになる。

やはり、こういう馬をG1で◎にするわけにはいかないなー。
8枠だしね。
これで好走されてしまったら、「ああ、レース中は鼻の中がスースーしてたんだね、そりゃ運が良かったね」とでも思うほかない。

さてさて、マイネルキッツを本命にしないとするなら(しかも僕はフォゲッタブルも本命のつもりはさらさらないので)、これはかなり穴な予想になる予感がしてまいりました^^




日時: 2010年04月30日 10:27
カテゴリー: 天皇賞(春)