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2009年08月20日

馬なりの芸術~クロフネ【blandford】

僕がこれまで競馬を見てきて、最も衝撃が大きく、印象に強く焼きついたのが、もしかするとディープインパクトの新馬戦だったかもしれません。
それに匹敵するぐらい、強い衝撃を受け、あまりの強さにあきれて呆然としてしまったのが、クロフネの武蔵野Sとジャパンカップダートでした。

他馬のスピードにあわせて走っていたら、かえって走りにくい。

まるでそう言ってるかのように、3角手前から馬なりでどんどんポジションを押し上げていって、直線を向いたときにはもう後続集団に決定的な差をつけてしまうレースぶりは、本当に「圧巻」のひとこと。

クロフネは、春に相手薄のNHKマイルCを勝ったものの、ダービーで5着、秋緒戦の神戸新聞杯で3着に負けてしまったので、「こりゃ一流半かな」という雰囲気が漂い始めていたんですが、ダートに使った2戦があまりに凄すぎたですね~!

結局、クロフネ自身はダートは2戦しかしてないんですが、競馬ファンに与えた衝撃度という点で、このわずか2戦で、競馬史において長く語り継がれる伝説の馬になったと言っていいと思います。

■第6回 武蔵野S クロフネ


最後は、鞍上の武豊ジョッキー、ターフビジョンを確認してまったく追うのをやめてますね!
キミは100m予選のウサイン・ボルトか!

■Kurofune-Japan Cup Dirt


G1でこんなに大圧勝してしまうとは、天才というしかありません。
いまあらためてクロフネのレースを見てみると、とにかく腰の弾力性が物凄いですね。サラブレッドって、腰があんなに柔らかく動く動物でしたっけ、と、一瞬目を疑ってしまうほど、、まったくフットワークがほかの馬と違います。

ジャパンカップダートで、3角手前から外々を馬なりでスーッと上がっていく姿、しびれますね~!
それにしても、東京のG1で「馬なり3角まくり」をキメて、しかも最後さらに差を広げてしまった、という怪物は、クロフネだけではないでしょうか。

結局JCDのあとに引退してしまいましたが、もっとこの馬のレース、見たかったですね。
たった2戦か走っていないダートですが、この馬こそが、日本競馬史の「ダート部門」では、史上最強なんじゃないか、と思っているファンも、きっと多いのではないかなーという気がします。



日時: 2009年08月20日 10:57
カテゴリー: 名馬