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2009年08月18日

トリプティク【blandford】

ジャパンカップが創設された頃って、いまのように外国馬の一流どころのレース映像なんてほとんど見る機会がありませんでした。だから、「ヨーロッパの名だたるG1を8勝!」とか言われても、それがどれぐらい強いのか、まったくピンとこなかったんですよね。

なので、1987年、ジャパンカップのステップレースの富士S【東京芝1800、OP特別】でのトリプティクのレースを見たとき、全国の競馬ファンはほぼ全員鳥肌が立って茫然自失となったわけです。

まさに異次元。
府中でこんな脚を使う馬を、それまで日本の競馬ファンは、たぶん誰一人として見たことがなかったんですよね。
なにしろ「鉄の女」トリプティクは、4コーナー手前でコーナリングがぎこちなくて、馬群から離れた最後方。それが、レース終了時には5馬身差の圧勝!エンジンがかかってからのトリプティクの脚は、まさに日本競馬史に燦然と輝く、大きな軌跡だったと評価していいと思います。

ゼッケン7番がトリプティクです。井崎センセーのトークもどうぞ^^

■1987.11/15 富士S トリプティク


エンジンがかかってからは、サラブレッドとして理想的なストライドで走ってますね~!

しかし、20数年ぶりでこの映像を見てもっとも驚いたことは、「いまはこれぐらいの脚だとそう驚かない」ということですね。
サンデー産駒がバンバン走るようになってから、こういう脚を使える馬、けっこういましたもんね。ディープインパクトとか。サンデー産駒じゃないけど、ダートで圧勝したときのクロフネも、こんな感じだったかな。

トリプティクの映像を見て「あまり驚かない」というのは、とりもなおさず、日本の競馬がかなりレベルアップしてきた、ということなんですよね。そして、その「レベルアップ」に果たしたサンデーサイレンスの貢献というのは、計り知れないほど大きかった、と評価しなくてはなりません。

トリプティクは、この圧勝で、ジャパンカップも圧倒的な一番人気。
しかし伸びずに4着。勝ったのはルグロリューという馬でした。

やはり、競馬って、どんなに強かったように思えても、「どういう相手に勝ったのか」が重要なゲームなわけですね。
トリプティクが冨士Sで負かした相手って、ケープポイントとかですもんね。
あの脚は確かに震えたけど、今考えると、負かした相手も弱かった。



日時: 2009年08月18日 15:42
カテゴリー: 名馬