2007年10月19日
フサイチホウオー【blandford】
人間の陸上競技を見ていると、「より速く走るため」という目的をどんどん突き詰めていくと、結果として「フォームが非常に美しい」という地点に行き着くことが分かります。
オリンピックや世界陸上に出てくるクラスになると、アスリート個々人の個性や特徴はあるにせよ、素人の目から見ると、みんなが同じように美しいフォームで走っているように見受けられますよね。
しかし、たとえば上半身と下半身のバランスが少しでも崩れてしまうと、たちまちその「美しさ」はなくなり、ひどくなると、もがいてるようにも見える場合があります。
人間の場合は2本の足を交互に前に出すことによって走りますが、馬はもっと複雑で、4本の脚を適切なバランスと順番で動かせる状態になっていることが、レースで結果を出すには最低限の条件となります。
この、「フットワークのバランス」が崩れてしまうと、前に行くべき推進力が上や横へ微妙に分散しはじめるため、そうすると馬自身が「自分のイメージほど前に進んでいかない」という問題を抱えることになります。すると、結果としては「力んで走ってしまう」という状態に陥ってしまうわけです。
これがあまりにひどくなると、フィジカル面でのスランプ。そして、そのスランプ状態が長く続いてしまうと、メンタル面でも、馬自身が全力疾走する意欲を持てなくなってきてしまいます。
人間のアスリートにとって、足の動きだけではなくてそれに連動する上半身や腕の振りなどが重要になるのと同じように、4本脚で走るサラブレッドにとっても、首の動きや腰の柔軟性との連動性が、大きな鍵を握ります。これらが完全に同期してガチッと走れる状態でない限り、大きなスタミナのロスにつながって、レースの最後まで息が持たないということになりがちです。
ましてや、3000mでの菊花賞では、「走るストライドのバランスと、全体の動きの同期」がものすごく重要になります。
さてそれで、フサイチホウオー。
この馬は、春の段階(共同通信杯前)に、ドクターNが馬体を見て初のAAをつけたほどで、ストライドも力感たっぷり、全身のバランスもしっかり同期して、迫力あるフォームで走る、「3歳最強牡馬候補」でした。
それがダービーと神戸新聞杯の敗戦を経て、菊花賞では△がチラホラつくかどうか、という扱い。
しかしあのマツクニさんが「必ずダービーを勝つと思った」的なコメントを出してるほどですから、やはり素質は一級品なんでしょう。
かつての最強馬候補、大舞台で輝きを取り戻すことができますかどうか、これも大注目ですね。
ただ、僕の目には、神戸新聞杯では残念ながらフットワークのバランスがバラバラ。
首の使い方も四肢の動きとほとんどマッチしていなくて、いきなり良くなってくるようには見えなかったんですが、はたしてどうでしょうか。
しかし、いろいろ凡走の理由があっても、まったく関係ナシに好走させてしまうミラクルジョッキー・アンカツさんですからね~。春の最強候補馬は、秋には最大の惑星としてこの大一番にのぞむことになりました。スランプに突入しそうなのか、それともこれから大復活していきそうなのか、この一戦でかなり答えが見えるのではないかと思います。
オリンピックや世界陸上に出てくるクラスになると、アスリート個々人の個性や特徴はあるにせよ、素人の目から見ると、みんなが同じように美しいフォームで走っているように見受けられますよね。
しかし、たとえば上半身と下半身のバランスが少しでも崩れてしまうと、たちまちその「美しさ」はなくなり、ひどくなると、もがいてるようにも見える場合があります。
人間の場合は2本の足を交互に前に出すことによって走りますが、馬はもっと複雑で、4本の脚を適切なバランスと順番で動かせる状態になっていることが、レースで結果を出すには最低限の条件となります。
この、「フットワークのバランス」が崩れてしまうと、前に行くべき推進力が上や横へ微妙に分散しはじめるため、そうすると馬自身が「自分のイメージほど前に進んでいかない」という問題を抱えることになります。すると、結果としては「力んで走ってしまう」という状態に陥ってしまうわけです。
これがあまりにひどくなると、フィジカル面でのスランプ。そして、そのスランプ状態が長く続いてしまうと、メンタル面でも、馬自身が全力疾走する意欲を持てなくなってきてしまいます。
人間のアスリートにとって、足の動きだけではなくてそれに連動する上半身や腕の振りなどが重要になるのと同じように、4本脚で走るサラブレッドにとっても、首の動きや腰の柔軟性との連動性が、大きな鍵を握ります。これらが完全に同期してガチッと走れる状態でない限り、大きなスタミナのロスにつながって、レースの最後まで息が持たないということになりがちです。
ましてや、3000mでの菊花賞では、「走るストライドのバランスと、全体の動きの同期」がものすごく重要になります。
さてそれで、フサイチホウオー。
この馬は、春の段階(共同通信杯前)に、ドクターNが馬体を見て初のAAをつけたほどで、ストライドも力感たっぷり、全身のバランスもしっかり同期して、迫力あるフォームで走る、「3歳最強牡馬候補」でした。
それがダービーと神戸新聞杯の敗戦を経て、菊花賞では△がチラホラつくかどうか、という扱い。
しかしあのマツクニさんが「必ずダービーを勝つと思った」的なコメントを出してるほどですから、やはり素質は一級品なんでしょう。
かつての最強馬候補、大舞台で輝きを取り戻すことができますかどうか、これも大注目ですね。
ただ、僕の目には、神戸新聞杯では残念ながらフットワークのバランスがバラバラ。
首の使い方も四肢の動きとほとんどマッチしていなくて、いきなり良くなってくるようには見えなかったんですが、はたしてどうでしょうか。
しかし、いろいろ凡走の理由があっても、まったく関係ナシに好走させてしまうミラクルジョッキー・アンカツさんですからね~。春の最強候補馬は、秋には最大の惑星としてこの大一番にのぞむことになりました。スランプに突入しそうなのか、それともこれから大復活していきそうなのか、この一戦でかなり答えが見えるのではないかと思います。
日時: 2007年10月19日 16:14
カテゴリー: 菊花賞
