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« 再度13秒6に仰天する【blandford】 | 菊花賞~血の掟(2)【blandford】 »

2007年10月15日

菊花賞~血の掟(1)【blandford】

淀の3000mを走って勝利をモノにするためには、どんな血統構成が望ましいのでしょうか。
当然、父親がどちらかというと長距離得意だと言うことナシですが、むしろ菊花賞の場合は、母系からのスタミナや底力の注入が不可欠、という感じがします。

さて、血統の話を大まかに分かりやすくするために、僕はずいぶん以前から、サラブレッドを「Phalaris系」と「それ以外」に分けて話しをしています。異論はいろいろとおありでしょうが、なにしろこうするとかなり分かりやすいわけでして。

Phalaris系というのは、現在世界で活躍する主要なサラブレッドの祖となっている、血統上の重要な分岐点です。いちおう、公式な見解としては、サンデーサイレンスも、ミスタープロスペクターも、ノーザンダンサーも(だから当然サドラーズウェルズも)、ナスルーラも、すべてファラリスPhalaris系の馬ということになっています。

そして、サラブレッドの「底力」は、往々にして、「Phalaris系以外の、異系の馬」によってもたらされることが多いのではないか、というのが、大まかな仮説です。この意見はもちろん僕のオリジナルではなくて、血統の専門家の方が、いろんなところでいろんな形でおっしゃってることを、自分流に焼き直したに過ぎません。

さてそれで、菊花賞の血統史。

菊花賞勝ち馬10年の血統構成を調べたところ、1着馬は必ず、4代の配合の中に異系の種牡馬を配されています。


■菊花賞/異系が彩る歴史1
勝ち馬 母父 母母父 母母母父
1997 マチカネフクキタル シルバーシャーク
(Man o'War系)
テューダーペリオット
(Hyperion系)
1998 セイウンスカイ シェリフズスター
(Hyperion系)
カーネルシンボリ
(Tourbillon系)
1999 ナリタトップロード サッカーボーイ
(Fine Top系)
Double Jay
(Himyar系)
2000 エアシャカール Gleaming
(Herbager系)
Ribot
(St.Simon系)
2001 マンハッタンカフェ Law Society
(St.Simon系)
Luciano
(Hyperion系)
Ticino
(Sterling系)
2002 ヒシミラクル サッカーボーイ
(Fine Top系)
2003 ザッツザプレンティ Prominer
(Hyperion系)
2004 デルタブルース Alleged
(St.Simon系)
2005 ディープインパクト Busted
(Blandford系)
2006 ソングオブウインド ヒッティングアウェー
(Tourbillon系)


表は、菊花賞勝ち馬の血統構成のうち、異系の馬のみをピックアップしたもの。
多くの馬が、異系の種牡馬を2回ぐらい配合されていることが良く分かります。
また、血統表の奥のほうに(母母の父とか母母母の父など)、異系の血が注入された血統構成が多くなっています。
もうひとつの大きな特徴は、父親が異系の馬がかなり勝っていること。過去10年でこういう重賞は、おそらく菊花賞だけなんじゃないでしょうか。

引き続き、ここに挙げた10年の前の10年はどうだったのか、見てみることにします。
一度更新します。


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日時: 2007年10月15日 20:05
カテゴリー: 菊花賞