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« フェブラリーS血統【blandford】 | 狂いを直す【blandford】 »

2007年02月22日

勝負勘【blandford】

元ジョッキーの岡部幸雄さんが書いた本で、(株)角川書店から出ている「勝負勘」を読みました。(「角川oneテーマ21」という新書版の本です。)
競馬関係の本はよく読みますが、この本はこれまでのどれよりも読み応えがあって面白かったと思います。
※以下、引用はすべて角川書店様角川oneテーマ21「勝負勘」(岡部幸雄著)よりの引用となります。

こういうのはいったいどういうゴーストライターが書くんだろうと常々思うのですが、岡部さんの「勝負勘」は、ギャロップで「馬・優先主義」を連載していたときのライターさんなのかな?それともまさか岡部さん、ご自分で書いてるのかな??????と思えるほど、岡部さんの「コアの部分」がうまく文章に定着していて、読みやすくて面白い一冊でした。

特に興味深かったのは、
「馬というものは、レースで自分が勝ったか負けたかを自覚できることが多く、それを自信にすることもあれば、自信喪失につながることもある。」(同書113p)

「レースに出走した馬は、そこで勝ったか負けたかを認識できている以上に、『レースでいい思いをしたか、嫌な思いをしたか』を記憶に焼き付けているものである。」(同書115p)

「利口なサラブレッドであれば、レースの勝ち負けというのは自分でわかる。まして、同じ馬に連敗してしまえば、自分はその馬にかなわないと格付けしてしまうものである。」(同書64p)

これは、馬券を買う側からすると非常に大きなヒントが含まれた表現ですヨ。

ところで、僕が好きな血統理論に「中嶋理論」というのがあります。
これはわずかに本が2冊出版されてるだけなんですが、その一冊目が「血とコンプレックス」というタイトル。その内容は、中嶋理論の血統的な側面と、「馬のメンタル面(コンプレックス)」を扱った本で、実に読み応え満点なんですが、この「馬のコンプレックス」という点が、岡部さんの言ってることとほぼ同じ内容なんです。
その「血とコンプレックス」とうい本が言うには、つまり

(1.馬へのコンプレックス)
レースでこっぴどく負けたサラブレッドは、負かされた相手に降参する(コンプレックスを抱く)。こうなると、コンプレックスを抱いた馬は、その対象馬が同じレースに出走すると、その馬の前でゴールしようとはしなくなる。
(2.コースへのコンプレックス)
あるレースでひどい思い(たとえば骨折などの怪我や、馬群が密集しすぎて身の危険を感じるなど)をした馬は、そのことをいつまでも覚えていて、次にそのコースでレースをしたとき、その嫌な思いが残っている場所に差し掛かると全力疾走をしなくなる。

と、趣旨はまあ大体こんなところなんです。
これとほぼ同じようなことをあの岡部さんが言ってるのですから、非常に興味深かったですね。
僕は「重賞全頭回顧」をやり始めてもう7~8年になるんですが、つぶさにレースを見ていると、たしかにこの「コンプレックス理論」は馬券上非常に有効で、以前は全レースについて、「○○は××にコンプレックスかも」などのように詳しくメモを取っていたものでした。
(例/ミスターシービーはシンボリルドルフにコンプレックスなど)

これをやってると、馬券の買い目をすごく絞れる場合があります。
馬連一点しか買える馬券がないよ、というケースがあったりもして、それで当たったりする場合もしばしばでした。
せっかく全頭回顧やるので、そのあたりもまた丹念に見ていこうかな、と思っています。

岡部さんの本で他に興味深かったのが、シンボリルドルフに関する詳細な記述。
発行されたのが2006年なんですが、岡部さん、どうも「ディープインパクトとルドルフがもし同じレースで競馬したら、ルドルフのほうが強い」・・・的なことを、もしかして思っておられるのかなー?というような記述も見え隠れしたりして、興味深かったですね^^
中山の2500を舞台に(つまり有馬記念で)ルドルフとディープがもしやるとしたら、たぶんルドルフが逃げるんじゃないかと思います。そうすると、たぶんルドルフの勝ちだな、と僕も思いますが、まあそういう競馬ファン的発想はさすがにしないのかもしれないですね(^^;

今日は夜に東京新聞杯の全頭回顧やりたいと思ってますm(_ _)m

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日時: 2007年02月22日 12:34
カテゴリー: 競馬雑談