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2016年11月16日

【パドック回顧】エリザベス女王杯

エリザベス女王杯はマリアライトとシングウィズジョイの見立てで失敗してるので、ちょっと振り返っておこうと思う。とくに、シングウィズジョイの見落としは、もうあと3完歩ほど歩いたところで判断していれば絶対にありえないことだったので、よくよく自分を戒めておきたいと思う。

では周回している順に、各馬のパドック状態回顧を。

1番 ミッキークイーン 3着
ディープインパクト産駒の上級馬に見られる、「体の軸が全くブレない感じ」がこの馬にもあって、それがパドックでも表現されていた。だから「半年ぶりとしては仕上がり良好」という評価でいい。仕上がっていない場合は、こういうタイプは軸がブレて歩様が乱れるからすぐに分かる。今回、実力的にも、仕上がり的にも、これならば買わなくてはどうしようもないというデキ。

2番 マリアライト 6着
この馬は新馬戦の時から「体幹」と「体の軸」がブレない馬で、デビュー当初からいい馬だなあと思っていたものだった。まさか宝塚記念を勝つほどになるとは、さすがに想像もしていなかったけど。そして、宝塚記念でこの馬の単勝をとってしまったものだから、それ以後、ついつい甘めに採点してしまう傾向が自分の中にある。今回も軸はさほどぶれていないし安定していたが、念入りに見ると、おそらくインナーマッスルの大腰筋がやや緊張状態にあったため、若干伸展が足りない状態だったと思える。1コーナーの不利がなくても、この大腰筋では4着か5着だったかもしれない。

3番 クイーンズリング 1着
前回、府中牝馬Sのときが抜群の仕上がりだったから、「あれ以上はないだろう」という予断を持って馬を見てしまっていた。そして、実際に、首の位置が少し下がっているのを見て「やはりやや状態下降線か」と判断して、▲印に落とすという愚行を犯してしまった。改めて見ると、インナーマッスル系が非常に柔軟で伸縮の効いた状態になっており、推進力がもれなく前に伝わる状態だった。首を下げているのも、わずか3完歩ほどのことで、そんなところにケチをつける必要は全くなかった。勝って当然、素晴らしい出来。上位3頭のデキはそれぞれ遜色なく、着順はやはり「騎手がうまく乗った順」だったかもしれない。G1でのデムーロの集中力は本当に凄い。

4番 ヒルノマテーラ 13着
これは大腰筋や大腿筋膜張筋といった、サラブレッドがレースを走るにあたって非常に重要なインナーマッスルに柔軟性のない状態で、ちょっとつらかった。ただ、基本的にサラブレッドは「インナーマッスルに柔軟性がない」のがデフォルトで、どのようなトレーニングをすれば柔軟性が出てくるのかもちろん僕は知らないが、「インナーマッスル群に柔軟性がない」と判断できたら、即消せる。なぜなら、そういう馬たちは、柔軟なインナーマッスルを持った馬たちには絶対かなわないからだ。

5番 メイショウマンボ 12着
トップライン(首筋から背中、腰にかけてのライン)が随分きれいになってきて、けっこう復調してきている。ただ、やはり大腰筋がかなり硬くて、伸縮が効いていない。大腿筋膜張筋はけっこう復活の兆しがあってきちんと踏み込んでいるから、これで大腰筋が柔軟になると一気に爆走、という体つきにはなったきた。ただ、G1馬が落ち込んで復活できない場合、ワンアンドオンリーもそうだが基本的に「大腰筋がガチガチになって全く馬体が伸縮しない」という理由が大半で、よほどその部分のリカバリーは難しいのだろうと思う。6歳牝馬の暮れだし、次にどこに使うのかわからないけど、もし次走、大腰筋が柔軟になったと見極めがついたらいきなり買いでいいと思う。なお、あらゆる人がこの馬の凡走を「精神的なもの」と評しているようだが、僕に言わせれば、それは単なるエクスキューズ。落ち込みの真の理由は「大腰筋がガチガチになってしまっているから」。

6番 プロレタリアト 14着
非常に腰つきのいい馬で、出てくるたびに買ってしまう。前走は人気薄で勝ってくれたから、いちおうこの馬に関しては回収率がいいんだが、今回も騙されてしまった。腰つきはいつもどおりとても良いが、ちょっと上下動が入ってしまって、バタつきが出ている。これは余計なしぐさで、推進力が足りないために補う動き。その原因としては、筋肉系にやや硬さが見られる点だと思われる。いままで僕自身よく分かっていなかった部分が、今回この馬の大凡走で分かった部分もあり、収穫は大きかった。(それがどういう部分なのか、感覚的なものなので文章化できず、スミマセン。)

7番 マキシマムドパリ 9着
腰つきで言うと、これは今回、典型的な「ダメな腰つき」だった。腰が持ち上がって馬体が少し反り返ってしまっているが、この反り返り方では推進力が前にしっかり伝達されず、走っても走ってもなかなかイメージ通りに前に進まない、という感じになる。「腰つき」だけで消せるかというとそうではないんだが、しかしこういう反り返り方をしている馬は、まず疑ってかかったほうがいい。

8番 タッチングスピーチ 8着
見た瞬間に重心バランスが崩れていて、買う必要なし、との判断。このバランスの崩れ方だと、ムーアが乗ろうがデムーロが乗ろうがルメールが乗ろうが、確実に凡走しかない。

9番 シングウィズジョイ 2着
余談になるけど、いま僕はグリーンチャンネルをBS234で視聴している。このチャンネルで視聴している場合、「パドックチャンネル」の放映は見られず、「レースチャンネル」の放映だけ受信するということになる(お金は同じなんだけどね・笑)。で、僕は「パドックチャンネル」を見るすべがないので、「レースチャンネル」で映されるパドックだけを見ているんだけど、僕の録画した映像では、シングウィズジョイは最初の二完歩、若干外側を気にして、モノ見をしている。これに気づくべきだった。モノ見をしている状態は、首をちょっと外や内に向けるので、全身の筋肉系が微妙に変に動くことになる。つまり、モノ見をしている状態では、たいてい後ろ重心になってしまう。僕はいつもパドックチャレンジに見解を出すために時間との勝負という面があって、なるべく、パッと最初の1〜2完歩で判断できるように訓練を重ねてきた。その結果、「モノ見をしている」状態の、最初の1〜2完歩のシングウィズジョイは後ろ重心である、との判断となった。これは、大失敗だった。モノ見が終わって前を向いて歩く映像をレース後に初めて見たが、「なんでこの馬を拾えてないのか、まったく理解不能」で、少々プチパニックになったほどだった・笑。これは、実に筋肉系全体がいい状態で、腰つきもいいし、踏込みも理想的だし、全身の筋肉運動のバランスも抜群だし、もう苦笑いするしかない。というわけで教訓としては、「もっと歩かせて判断しよう」ということになった。あーあ、って感じですね・笑

10番 シュンドルボン 6着
この馬の場合、筋肉系のどこかに硬さか弱さがあるため、歩くときに腰が持ち上がって馬体が反り返る状態となってしまっている。マキシマムドパリほどひどくはなかったが、カテゴリーとしてはマキシマムドパリと同じ歩き方なので、この2頭を「ダメな腰つき」の見本として研究すると、そのうち人気馬でもあっさり消せたりする場合があるはず。

11番 デンコウアンジュ 11着
この馬の場合、大腰筋の伸縮がほとんど見られず、動きが硬い。

13番 プリメラアスール 5着
首が高くて姿勢は良くないが、大腰筋はわりと柔軟な状態になっていて、逃げ馬なだけに「もしかしたら展開次第では残っちゃうかもね?」的な仕上がりだったと思う。ただ、大腰筋が柔軟であっても首がこれほど高いということは身体の前の方に何かうまくいっていない部分があるというサインなので、さすがにG1だとこれでは苦しいということか。条件戦や未勝利戦だと、こういうタイプの馬はとりあえず買っておかなくてはどうしようもないんだが。

14番 シャルール 15着
これはもう、馬体全体に力感がほとんどなくて、見た瞬間に消すパターン。でも、今後は「見た瞬間に消す」のは一応やめて、4〜5歩ぐらい歩かせてみるけどね。

15番 パールコード 4着
一見非常に良さそうに見えるが、大腰筋に柔軟性がないので、こういうタイプはだいたい4〜6着ぐらいという感じ。かなり大腰筋がガチガチの状態で4着に好走したので、そうとう能力は高いのだろうと思う。

12番 アスカビレン 10着
これも、マキシマムドパリやシュンドルボンと同じ歩き方で、馬体が反り返ってしまっている。こういう歩き方になると、ほぼ好走は難しい。

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※パドックチャレンジは、予想をご提供するものではありません。あくまでも、馬体均整理論に
 基づいたblandford個人の見た目と主観に基づいてご提供する、参考情報であることをご了承ください。
※事前に、レースの結果に関して何かを保証することは、一切できかねます。
 馬券はくれぐれも、自己責任にてお願い致します。

日時: 2016年11月16日 16:35
カテゴリー: パドック馬体研究